難民高等弁務官事務所広報官 守屋さん 卒業式
事務所の前川さんからの連絡を受けて「参加します」と一つ返事でした。守屋さん、本当に素敵な方なのです。そして全方位に気持ちを張り巡らせてあちこちの方達とコミュニケーションをとる。ご家族の皆さんも集まり、守屋さんの人柄がわかる和気藹々とした会でした。なんと、MIYABIさんご夫妻も駆けつけ、難民のところにいく途中、全員で食中毒にかかった話とかも。それもいい思い出だとして、難民問題について、NHKの二村さんなどが守屋さんとのやりとりを明かしてくれました。大好きなお酒と食事をいただきながら、守屋さん繋がりの私たちも、近くにいた方達とお話をさせてもらいました。どの方も仕事だったり、プライベートだったりで濃い繋がりを語ってくれました。
(ちなみにこの会の収益は、難民支援のために使われます。どこぞのパーティーとは違いますよ)
さて、私と守屋さんはどうやって知り合ったのかについてはこれからお話ししましょう。
広報官の守屋さんとの出会いは、私が難民高等弁務官事務所に連絡を入れたことからでした。
『難民になったねこクンクーシュ』を出すにあたって、緒方貞子さんの授業を受けた身としては絶対に帯に協力してもらいたかった。
(緒方さんについてはここをご覧ください。https://www.unhcr.org/jp/sadako_ogata)
今考えたら、なんのつながりもないのに、気づいたら青山の事務所に連絡をしていた。確か、「本当にあった話で、ロイターなどのニュースにあった難民猫のお話しです。ぜひとも難民高等弁務官事務所から帯を書いていただけないでしょうか?」というようなことを書いて送ったのですが、その後なんと弁務官事務所から「事情をお話に来てください」と言われて事務所に行ったのです。
行ってみると、守屋さんをはじめとして5、6人の方がいらして本について話し「熱意」を伝えました。(この事務所に行く時点で、何を聞かれる、言われるのかすごく心配でハラハラ)
さて、そこで口火を切ってくれたのが広報官の守屋さんでした。
「日本ではまだまだ難民について理解がないのですが、このお話は実話で、猫が出てくる。ぜひご協力をしたい」と。
それが、駐日代表のダーク・へべカーさんの寄稿にもつながったのです。それからUNHCRのロゴの仕様も可能に。
これがその頃の記事→
また、飼っているペットも難民なのだという部分を、緒方貞子さんが以前「難民は人だけでなく、ペットも一緒なのだ」と話していたことまで、守屋さんは突き止めてくれました。
それが、ブログのここに。緒方貞子さんにわざわざ会いにいって聞いてくれました。
私は「よかった」と心の中で叫んだのを覚えています。そして、さらにNHKでも仁村さんの解説でこのように取り上げていただきました。
さて、難民とは?
本を出したのは2018年。それからウクライナへの侵略がはじまり、イスラエルとパレスチナの衝突も。
そして、この本を出してから一年後ぐらいに小学館の編集者に会う機会がありました。『いつか帰りたい ぼくのふるさと』という福島原発で避難した家族に起きたことと全く同じだということを教えてもらいました。それがこの本。
もう、びっくりしました。
日本でも、海外でも、同じことが起きている。
そして、弱気ものたちに手を差し伸べる人のやさしさ。
この絵本は自分の中でも出す意味を強く感じた本でした。
守屋さんは現在「自由人」ですが、またきっと何か意欲的な活動をされるのだと思います。今後のご活躍を要りつつ、ご一緒に銭湯巡りとかやってみたいです。
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