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2020/06/18

本日より中間試験。だが正直な所今日が山場であった。コロナの影響を受けて、明日も明後日も科目数は非常に少ないから、特化した学習をすることで問題ない成績を獲得できるであろう。という事で、早速テスト終わりとばかりに友達とファミレスに来た。

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¥749。

さて、ずっと書くと言っているのに書いていない日曜日の夜について、いよいよ書いていこうと思う。やっとだよ。もう木曜日だというのに。

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荒川線を撮った後はせっかくのフリー切符だし、と日暮里・舎人ライナーに揺られてみた。川を越える区間の爽快感が半端ではない。とてつもない勾配とカーブ、これは流石の新交通システムと言える。ゴムタイヤは小回りの利きが素晴らしいのである。

見沼代親水公園まで行ってみたりしたが、まぁ特筆するほどの事も無し。良い写真を撮った訳でもない。なのでそこら辺はサクッと省くとして、西日暮里から千代田線に乗り、大手町で東西線に乗り換える。荒川線に乗っている時から睡魔に悩まされていた僕だが、乗り換えが速すぎて寝ている暇もなかった。東京の地下鉄は便利なものだ。

茅場町の出口の階段を上ると、西日暮里で見た以来の空が僕の目に飛び込んできた。さっきまで雲がかり白かった空だが、気付けばかなり暗くなってきている。我々の勝負はここから始まるのだ!俄に浮き足立つ男子高校生4人組、言うまでもなく我々は単純である。

そういえば、同行者についてここまで触れていなかった。知っている人は知っているかもしれないが、「バカ4人衆」である。かつては各々のユーザーネームを取って「サラトーソーダスタカナ」とか暗号みたいな言葉の羅列を言っていたものだが、今となっては誰も当時のユーザーネームを留めていない。「バカ4人衆」はこの4人で大阪に旅行した際、僕が用いた呼び方となる。

この4人組の付き合いは中3頃からだったと思う。僕がまだTwitterにアカウントを作る前、とあるSNSでイキり散らしていた時代だ。なんとも懐かしい。この辺の話もいつか書きたいね。

その時の事を少し思い出して談笑しながら歩いてるうちに、いよいよ目的地の永代橋に辿り着いた。隅田川が晴海運河と分岐する所にあり、都道10号線(永代通り)に指定されるこの橋は、2007年に国の重要文化財に指定されている。この永代橋が生まれたのは17世紀のこと。後に日本初の鋼鉄製トラス橋として名を馳せ、都電もその上を走っていた。大正年間に再架橋され、現在に至る。その長い長い歴史の中には、重い過去も当然含まれている訳で、

永代と かけたる橋は 落ちにけり きょうは祭礼 あすは葬礼

と詠まれる落橋事故も起きていたりはするが、今となっては崩れる気配の欠片もない頑丈そうな橋となっている。その上を、僕らは橋の中央に向かって歩いた。

流石に交通量が多いだけあって、とても広い歩道も整備されているし、自動車道は上下線合わせて5車線もある。「永代」の名に恥じない立派な橋、その歩道の脇に我々は荷物を置いた。おもむろにカメラを取り出し、下流側…月島の方へとそれを向けた。

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日没直後の空はまだ少し明るく見えるが、人々の生活に灯りが必要な程には暗かった。対岸の高層建築が、至る窓から光を放つ。水面に揺らぐそれを、僕は風流だなと思う。かつての落橋事故は人の重みによるものであるらしいから、きっとこの流れの穏やかさは昔から変わらないのだろう。

さぁ、夜景撮影と洒落込もう。暗くなるのを橋の欄干で待つ。この橋は暗くなるとライトアップされる。そうなったら今度はここは撮影地ではなく被写体となる。

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待ち望んだ、日曜日の夜が始まった。さっきの画像とこれを2枚セットにすると中々に様になっている。気に入ったのでInstagramに投稿しておいたら、叔母が「いいね!」した。なんという速さ!驚きである。

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被写体への華麗な転身を遂げた永代橋。このように橋全体が青くライトアップされるのが、都内のカップルを引き寄せるらしい。男女の組み合わせが手を繋いで歩く横でカメラを構える我々。異質ではあろうが、そもそもこんなドブ臭い川のほとりでデートってのもどうかとは思う(ここまで書いていなかったが隅田川は割と臭い)。

僕は三脚などという高尚な道具は生憎持ち合わせていないから、必死に両手で愛機・SX720HSを握り締めて写真を撮る。デジカメにしては高性能で取り回し易いコイツには、2秒間の露光をお願いした。あとは僕がその間ぶれずに頑張ってカメラを構えることだ。何度も何度も撮り直す。

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さっきまで高層建築を映し出していた水面に橋が映る様。うむ、綺麗だ。橋の付け根?の部分にまでしっかりとライトアップ装飾が施されているのが素晴らしい。

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更に隅田川の上流、首都高の下から永代橋をパシャリ。なんだか凄く「夜景」をしている。空も水も真っ暗で、何やら異世界に迷い込んだかの気分だった。

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屋形船が水を揺らしていく。この瞬間、心の底から「来て良かった」と思えた。素晴らしい1日だったと思う。

そしてこの後に行われたのがサイゼリヤRRAだったのだ。浜町のサイゼリヤまで歩いて向かったのだが、RTAになるくらいならばどこかまで電車に乗って出ても良かったのかもしれないなと、今更すぎるほど今更な反省をするなどしている。

以上。2020年6月18日、24時4分。

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