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2020/12/07

メモ、昨日のメモを実行し損ねた。

やる気あるんか僕は……。

新宿で電車に乗った折、既にかなりの人数が乗っておりましたが、辛うじて空いている席を見つけ腰を下ろしました。とはいえ残念な事に両隣の方々はかなり肩幅が広く、深く背もたれに寄り掛かる事は出来ません。

ツイてないなと思いました。今日は行きにも席が空いていなかったので、座れただけマシと言いますか、イヤ始発から終着まで乗るのに何故こんなに文字通りの肩身の狭い思いを、とそんな事を考えておりました。そうするとじきに眠くなって参りまして。

次に起きた時には調布の手前でした。そのままぼうっとしていると扉が空き、左隣の男がいの一番に降りていきます。知らぬ間に右隣の人は変わっており、ここで僕はこの隙に椅子へともたれました。決して硬くはありませんが柔らかすぎない、良い座り心地です。

すると僕の前に調布から乗ってきた女性2人組が立ち、どちらが座るかと譲り合いが始まりました。具合の良い事に反対側にも1席の空きが見えましたので、僕はそちらへと移ることにしました。サラバ。

新たな居場所に腰を下ろし、ふと前を見ると、さっきまで僕が居た所に座った女性はこちらに軽く会釈をされました。なんと礼儀の正しい方でしょう。譲っても無視などよくある話でございますが、そういった少しの配慮がその場の皆を少し快くするものですね。

1つの席を巡るこの一連の攻防、中々に面白く不思議なものです。僕が勝手に面白がっているだけですが、そういう事をnoteに書くのってこの上無く風流じゃあありませんか?

その後にまたしても熟睡してしまった僕ですが、次に起きたら隣の学生とお互いにもたれあっていました。バッと起き上がるのもどうにも起こしてしまいそうで可哀想でしたから、少しずつ少しずつ体勢を戻していったのですが、その中途であちら方も目を覚ました様子。アッと思う間もなくお互いに目が合いまして、お互いに何やら恥ずかしくて、お互いにやたらと姿勢よく座り直しました。

まことに列車での出会いというのは面白いものでございます。一期一会のようでいてそうではない、不思議な関係性がそこにはあります。日頃から列車を使われている方なら、いつも同じ場所で見る人というのがあると思いますが、彼らの名前を知ることはまず無い訳です。でも確かに我々はそういった人々を認識していて、人々もまた我々を認識しているかもしれないし、していないかもしれない。だから、一期一会ではないですよね。

お嬢さん騒動の彼女といい、その人を個人として認識したり、

あるいは再会したり、

そういったドラマの現場になり得るのも、僕が列車を好く理由の1つかも知れませんね。

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またまたSSR

ちなみにツイてないなんて事ありませんでした。レイニーデイはこれで2凸です。

それでは、おやすみなさいませ。

以上。2020年12月7日、24時32分。

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