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2020/07/03

まぁ、ちやほやされるのって誕生日だけ。今日からはまたいつも通りの扱われ方に戻る訳。なんだが、いつも以上にみんななんか厳しくない?「お前もう誕生日終わったんやぞ」って厳しめのジャッジめっちゃされたんだけど、普段からそんな当たり強いっけ?いや強いか。そんなもんだわ。

ところで、教養のある人間になりたいなという事を、常日頃から思っている。いつからだったか……まぁ小3頃かしら。その頃の僕は本当に狂ったように小説を読むガキだった。それぐらいしか、趣味が無かった。

ほら、よく言うじゃん。僕にとっては数少ない大切な友達だが、逆からするとその他大勢みたいな。当時はマトモな友達なんて数える程で、その相手からも快く思われていたかは怪しかった。しかも外に出て運動するような人間でもないから、昼休みにする事と言えば図書室へ出向く一択。昇降口に降りていく友達を尻目、24段の階段を登り3階の図書室に向かう同級生なんざ僕しか居なかった。

そんなんだから図書室の本はほとんど読んだんだが、まぁ飽きた。小学校の図書室にある本って限られてるのよね。マジで子供向けの絵本、学研かなんかの漫画・ひみつシリーズ、伝記、そんで日本の有名どころの文学。まぁ飽きた。謎の紙芝居、謎の落語本、かいけつゾロリ、怪談話。まぁ飽きた。

当時は東日本大震災の直後。共働きだった我が家の連絡手段として、僕が携帯電話を手に入れたのがまさにこの時期だ。まだスマートフォンというのは今ほど一般的じゃなかったから、アプリを入れて機能を拡張する……みたいなのは少なかった。だから、メモ帳の無い携帯電話を使っている中には、未送信メールに色んな事をメモしている人も少なくなかった。僕もその1人である。

で、本に飽きた僕が未送信メールという無限の余白を手に入れてしまった訳だ。そこに書き込まれたのは痛い小説……思えば僕の創作活動はその時に始まった。

でもな、それから何年も創作活動を続けてるけど、いつまで経っても文才はダメで、終いにゃこんな場末で自分語りを垂れてる体たらくよ。だから思う。もっと良い語彙を使いたい。こんなクソみたいな文章じゃなくて、人様にお見せできるものを書きたい。書けねぇ。僕には語彙も文才も経験も無いんだ。

だからせめて、美しい言葉遣いが出来るようになりたい。教養のある人間になりたいってのは、そういう事なんだ。小3の頃につまらん小説を書き始めてから、僕はずっとそう思っている。まずは教養のある回りの人間から盗むとしようかな。幸いにして、小3の頃と違って、今は教養のある友達に恵まれているから。

以上。2020年7月3日、24時5分。

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