2020/11/03
久々に鏡外の話でもしますか。
まぁほら、わざわざnoteを見てくれる人には、ちょっとお得な思いをしてもらいたいじゃん？と言うことで、こちらは鏡外の3作目[珠]に登場する予定の、篁日菜里ちゃんの曲として書き下ろしたものです。
珍しくシングルジャケットみたいなのを作ってみました。現時点でこの曲のタイトルは、画像の通り「雛鳥船 ～May god bless you!」となっています。僕のフォロワーの大部分は東方をご存じだと思うので、鳥船にはピンと来る方も多いのではないでしょうか。
折角なので、(まだ登場まではしばらくかかりますが)篁日菜里の設定について少しばかり語ろうかと思います。
— 朱鳥 (@asukaraK48901) September 13, 2020
日菜里は前述の通り[珠]に登場します。物語を動かす重要な勢力「神湖水道局」において、疏水管理部長という役職に就いている実力者です。組織的には5本の指に入る役職といったところでしょうか。
疏水とは何ぞやという話ですが、これは水路の事です。特に日本三大疏水と呼ばれる琵琶湖疏水、安積疏水、那須疏水が有名でしょう。これらは明治政府の殖産興業政策に伴い作られた水路で、都市部に飲料用水を通す重要な役割を担っていました。
薄々お気付きの方も居られるでしょうが、鏡外のストーリーの大部分を占めている天皇制の都「鴨草京」の勢力範囲は、現実世界の京都市をモチーフとして考えられています。同様に、2作目で登場する宗教勢力「イオニア会」は史実の天理市を、「深韴神宮」は名古屋市をモデルに据えました。
当然の事ですが、「神湖水道局」の例に漏れず、参考とされているエリアがあります。これに関しては実は複数存在していますが、立地的な面では滋賀県・琵琶湖周辺です。故に日菜里の管理している疏水とは、先ほども話題に上がった琵琶湖疏水の事です。
琵琶湖疏水は、琵琶湖の水を京都市に引くための水路です。鏡外に置き換えるとこれは玉石疏水と言いますが、神湖の水を鴨草京に引いています。残念ながら鴨草京勢力は水源に乏しい為、この水路が無ければ日常生活も覚束無くなってしまう訳ですね。なので鴨草京サイドとしても、水道局に対してあまり強気に出られないという力関係になっています。
[珠]のストーリーは既に楽曲動画で少し触れましたが、「水が出ない」という事件が軸となっています。そりゃあ、疏水管理部長が作品に登場するのは当然のことですね。
ちなみに日菜里、予定では3ボスです。少なくともこの先には同局幹部・瑞兆智香、同局長・珠守佐波が控えていますが、もしかすると[珠]で重要なのはその3人ではないのかもしれません。佐波が6ボスなのは確定ですが。
これ以上の話はまた今度にします。とりあえず、篁日菜里とその背景についてはこんなところで、よろしくお願いします。
以上。2020年11月3日、24時58分。
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