蝉丸
とりあえず、旅行記を書き始めました。
みどる・イースト訪問記旅を決定し、会社への渡航許可や仕事の休暇申請など、いろいろ手続きがあったが、気持ちはすでに旅のことで頭がいっぱいであった。 同僚には「イスラエルやヨルダンなんか大丈夫なの?」と聞かれたりしたが、僕はそんなに怖いとは思っておらず、どちらかと言えば新たな出会いに期待していた。 僕のいう出会いというのは、人との出会いだけでなく、遺跡、芸術、その時に抱いた自分の感情・感動など、僕に影響を与えるであろう全ての事柄を出会いと考えている。 殺されたり拉致され
みどる・イースト訪問記あれはいつの事だったろう? 急に出掛けたくなった、どうせなら普段は行きにくいところに。 そう思ったとたん、僕はお気に入りのゼロハリバートンのスーツケースに荷物を詰めた。 出発はまだ2ヶ月も先だというのに、いてもたってもいられなかった。 それは、中近東のヨルダンとイスラエルに行くことを計画したからだった。 何故そこにしたのか?自分でもよく分からない。 死海、ペトラ遺跡、エルサレムそんな言葉が脳裏に浮かんだ。 そして、勇気試し的なところもあった