Outbreak in Japan ”ボケ”
少し写真をかじった方なら、ボケ味がいいとか耳にしたことがある方が殆どではないでしょうか?ここでゆうボケは写真を活かすボケ、すなわち鑑賞するボケを指します。本来、ピントを合わせなくてはならないところを外すピンボケや、手振れなどブレとは違います。(意図的に外す場合もありますが)ボケは生かされてこそ、ボケ冥利に尽きるというものです。実はこの”ボケ”って日本発祥とゆうことをご存じでしょうか?海外では、絞ってナンボのボケ=失敗なのです。最近では、NETの普及が手伝ってかは知りませんが、このボケが海外でも良さが解ってきたのか、海外のフォトグラファーにも広がってきているのは事実です。ピンボケ=Out focusでしたが、意図的にはずすOut focusをBokehそうです、日本語のボケが海外でも単語として使われてきているのです。(写真業界に限りますが)この、日本発祥のボケを使ってもっと作品を作って、日本発祥の技法?作画方?として発信していけたら日本人冥利につきるのではないでしょうか?
ボケ写真の撮り方ですが、まずやることは、どれだけボカすかの「ボケ量の調整」ですね。ご存知のように写真の「ボケ」は、レンズの絞り、レンズの焦点距離、撮影距離ですね!大きいボケから、微かなボケまで幅広く使うには、最小F値の小さい明るいレンズ、焦点距離の長いレンズ、最短距離の短い寄れるレンズにもう一つフィルムが大きい(センサーサイズが大きい)カメラになります。センサーサイズが大きいとゆうことは、35mmフルサイズのカメラの標準レンズ=50mmに対してAPS-Cサイズのカメラの標準レンズ=35mm、つまり、同じ画角(標準レンズ)なら、センサーサイズが大きいほうが、焦点距離が長くなるので、結果的にセンサーサイズが大きいほうがよくボケるということです。中判カメラの標準レンズは80mmとか90mm、大判カメラ(4×5インチ)だと200mmくらいになります。大判カメラ(4×5インチ)だとそれで標準レンズの画角なのです。無論ボケは200mmのボケです。
ボケを作りやすいマテリアルが解ったところで本題です。ボケを生かすための最重要ポイントは、ジャストピントです(笑)ボケがボケとして、そのボケ味を存分に発揮するためには、ハッキリ、クッキリとしたフォーカスポイントが必要です。ボケ味は、必ず見せたい部分1点にピントが合っていて、その他がボケている事が重要になります。ボケとピントの対比がしっかりしているから、お互いが引き立つので実はシャープなピントが最重要になるのです。ボケ味のよい写真はただボケだけに集中するのではなく、ピントに対しても、同じくらいの配慮が必要です。そのために、レンズの絞りを少し絞るというのが、実は有効です。ボケは解放絞りだけがボケではありません。焦点距離や撮影距離によって必要十分なボケを得られるなら、絞りはむしろ絞るべきなのです。大口径レンズならなおさら解放では、描写が甘くなりがちなのです。レンズの収差の悪影響は、言うまでもなく開放でもっとも大きく、絞るほど画質は改善されていき、シャープネスも増します。絞りはボケ作る重要な要素ですが、十分なボケを得られているなら、むしろピント面のほうに振り向けるべきです。ボケはピントとのバランスが大切です。
最後に、ボケが自由にイメージどおり使えたなら、ピンボケ=Out focusから生まれる写真表現の可能性を探ってみましょう。ピンボケも、実は 表現に生かすことができます。
では、素敵な写真ライフを
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