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フィルムルックの再現

私見ですが、ビデオ(CCD)の映像と映画(フィルム)の映像を見比べるとわかるように、 もともとCCD(CMOS)とフィルムでは、出力特性(色や階調の表現)が異なるものです。 デジタルカメラの場合、CCD(CMOS)の出力特性を強引にフィルムに似せることで、 従来のフィルムカメラと同じ感覚で写真を撮ることができます。一眼レフデジタル カメラでもISO感度を設定し、内蔵露出計で測光し、絞りとシャッター速度を決める という手順はフィルムカメラの場合とまったく同じです。

フィルムルックなるカメラ設定、大変面白い設定ではありますが、写真でも映画でも何がなんでも「フィルムルック」を完璧 にデジタル で再現する必要は無いのでは?と思っています。 なぜならフィルムでの映像表現が究極の完成形であったわけでも無のですから。 ひとつの映像表現の手段として多くのクリエーター達に長年愛されてきた 映像表現として位置付けられればよいわけです。それはフィルムでの映像表現 というひとつの文化なのです。 デジタルはデジタルでさらなる技術の進歩で、新たな方向性が見い出せれば、デジタ ル独自の 映像表現の進化を目指して「フィルムルック」の真似からの脱却があって良いのでは 思います。 デジタルでの映像表現という新しい文化を作ればいいのではないでしょうか。

では、素敵な写真ライフを  

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