“マイフレンド・ベストフレンド”#11

ここ最近友達と会っていなかった。

会いたいって気持ちになれず、ここんところ数ヶ月一人で過ごしていた。

この間友達から連絡がありご飯を食べに行こうとの内容だった。
断ろうかと思ったのだが、この前も断ったことを思い出してさずがに何度も断ってしまっては申し訳ないという気持ちになり食事に行くことになった。

当日にまた連絡があり、もう一人来ると連絡があり、ますます行きたくないという気持ちが大きくなっていった。

この友達二人は親友といって良いほど仲が良かった二人だ。
しかし会う機会が減っていくにつれて、あいつらと話し合わなくなったなぁとか
気を使うようになったなぁと思うようになり、そこから会うのを避けていた自分がいた。

年を重ねていくと考え方も変わるし、環境も変わるから昔みたいにな付き合い方ってできないと思っていた。

待ち合わせ場所に向かう車の中で緊張している自分がいる。
なに話そう‥
気まずいなぁ‥
気を使わせたくないなぁ‥
そんな事ばかり考えながら待ち合わせ場所に向かっていた。

店内に入ると先に二人とも席に座っていた。
軽く挨拶をしてオレも席に着く。

久しぶりだから何となく気まずい雰囲気がその場を包んだ。

オレは内心『やっぱり来なきゃ良かった』と思っていた。

しかし、せっかく会ったからたわいの無い話でも良いから場を和まそうと話題を振った。
そこからみんなで話し始め徐々に話題が広がっていった。

誰かが笑い出し、つられてオレも笑う。

話しが止まらなくなる。

『楽しい』と心の中で声がした。すげぇ居心地がいい。

ラーメン啜りながら尽きない話しを三人で語り合った。
こんな笑ったのいつ振りだろってくらい笑った。


やっぱりお前ら最高だよ。最高の時間をありがとう。

年をとったって、環境が変わったって、心のどこかでは繋がっているのが親友と呼べる友だと思う。

オレ達はよく『腐れ縁』って言葉をよく使う。
この地球に生まれて、こうやって出会えたことって奇跡だし、出会えたことには何か意味があると思うんだ。

神様、あいつらに出会わせてくれてありがとう!


マイフレンド、ベストフレンド、友よありがとう。





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