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思考の整理とはいかに忘れるかである

外山滋比古 「思考の整理学」
520円+税
223ページ


◾️好きなところ


p37
発見は朝を好む
優れた考えがよく浮かぶ三上
1.馬上→通勤電車の中
2.枕上→床の中
3.厠上→トイレ


p175
文章上達の三多
1.看多かんた→多くの本を読む
2.做多さた→多く文を作る
3.商量多→多く工夫して推敲する


p176
ものを考えるのに良い三中
1.無我夢中
2.散歩中
3.入浴中


p43
テーマは一つでは多すぎる
少なくとも二つ、できれば三つ
一つだと多すぎるというのは見つめる時間が多すぎるということ
見つめる鍋は煮えない


p52
想像の方法
頭に浮かぶことを片っ端からカードに書く
カルタのように並べ、面白そうな順に取っていく


p58
発想の面白さは化合物の面白さ
元素を作ることではない
元素→第一次的思考
化合物→第二次的思考


p100
寝かせている間に太らないようなアイデアは
惜しげもなく捨てる。縁がなかった。
寝かせても面白いというものは脈がある。
そのままにせず、別のところで寝心地を良くしてやる。


p126
変わらないもの(古典的で不動の考え)を作り上げるには
変わりやすいものを忘れていく
思考の整理には忘却が何よりも大切


p139
思考はなるべく多くのチャンネルをくぐらせた方が
整理が進む。
頭の中で考える→書く→書き直す


p169
ブレインストーミング
初めのうちに出てくるものは多くは常識的で
さほど面白いものではない
あらかた出尽くして、さらに頭を絞って生まれるのが
本当に新しい。


p196
仕事をしながら、普通の行動をしながら考えたことを、
整理して、新しい世界をつくる。
これが飛行機型人間。
ナマの生活と断絶しない。


p223
何か考えたら書いてみる。その過程において考えたことが
It seems to meから、少しずつI thinkへ向かっていく。
「と思われる」から「考える」へ


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