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ライター1年生へ、先輩ライターからの体験談

適材適所で仕事を選び、専業ライターとして活躍されている、モノカキさんをお招きした#106ライター勉強会
適材適所で働くことの楽しさ、初心者ライターさんの働き方や、効率の良い受注の仕方のヒントを伺いました。
Webライターを目指したい方や、初心者ライターさんも要チェックです!
(執筆 by かまこさん

■スピーカープロフィール

モノカキさん
フリーライター|クラウドソーシングのランサーズで飯を食う30代|自分に合った生き方がしたいと思いライターに|東京から京都に移住しました|京都での生活や毎日の料理についてつぶやいています|初心者ライターを応援するサイト「ライターアベンジャーズ」を毎日更新中|モットーは「ライフよりライス」と「納期が私をライターにする」|

【自己紹介】

・30代既婚
・専業ライター
・クラウドソーシングのランサーズで生計をたてている
・「楽しく活きる」がモットー
・趣味は筋トレと料理
・ライター歴4年
・好きな言葉は「適材適所」
twitter
運営している京都のローカル情報ブログ

【経歴】
・元塾講師・営業職・事務職
・退職後、専業ライターへ

【このページでわかること】

・仕事には適材適所がある
・初心者ライターにおすすめの働き方
・効率の良い仕事の仕方
・Webライターのメリット

それでは、早速Q&Aにすすみましょう。

Q1 ライターとしてお仕事を開始されたのはいつですか?経緯は?

・専業で4年目
・もともと塾講師、営業、事務職
・しゃべるのが苦手だけど書くのはできるかなと思ったのがきかっけ

ライターになる前の最後の仕事は派遣社員だったのですが、正社員への道はないと考えていました。そんなときに誰かのブログでWebライターの案件、クラウドソーシングの存在を知り、「書くことだったら、自分にもできるんじゃないか」という思いではじめました。ライターの仕事だったら花開く可能性があるかもと思ったのもありますね。
仕事は適材適所だと思っています。
例えば、営業が得意な人と得意じゃない人がいますよね。得意じゃない人が頑張って得意にするのもいいと思うのですが、得意な人も頑張っている。そうすると、得意じゃない人が得意な人を超えるのは、なかなか難しいんじゃないかと個人的には思っています。
自分がそこそこ得意だと感じるところから始めれば、そこそこ活躍できるんじゃないかと思いますね。

Q2 専業になろうと決意したきっかけは?

専業になろうと決意したわけではなくて、会社に行ってもしょうがないから早く独立しなきゃと思ったのがきっかけでした。
副業の収入があがったからというのではなくて、勢いで独立しました。

Q3 ライティングだけという選択は怖い部分はなかったですか?

特に怖いとは思わなかったです。
例えば、大手企業に新卒入社をしてトントンと出世しているのであれば独立は怖かったかもしれません。派遣でバックグラウンドがなかったことも、勢いで独立できたいいきっかけになりましたね。

Q4 京都移住の経緯は?

・京都に住んでみたかった(毎日修学旅行気分で楽しそう)
・3年前ぐらいに移住してきた
・ライターの仕事を始めたから
・夫婦2人の実家の中間地点だから
・家賃安い(東京の3割安い)

移住を決めたのは、ライターがどこでもできる自宅で出来る仕事であることが理由でした。
 
人付き合いが得意ではないので、インタビュー案件など考えてなかったのもあります。インタビューの案件は東京が多い傾向ですが、そういったことも気にしなくて良かったというのもあります。

Q5 ブログ「ライターアベンジャーズ」について。

 ・初心者ライターに向けたブログ
・名前の由来は、ライター界の「アベンジャーズ」になること
・ライターがみんなが集まって、スーパーヒーローのように頑張るグループにしたい(現在一人で書いている)
 
 私がライターを始めたころは情報がなく、生活できるようになるまでにはけっこう年月がかかったので、そういう人に役立つ記事を書いていこうというポリシーでやっています。

モノカキさんのブログはこちら↓

Q6 モノカキさんがライター1年生のころは?

 ライターでやっていけると思ってはいたのですが、ライターに関する情報が少ないこともあり、トントンと上手くはいきませんでした。
 
 具体的には、0→1の情報はいくらでもあったのですが、報酬を3万円から5万円、10万円にする情報はなかったんですよね。そこでずっともがいていて、なかなかうまくいかなかったです。

Q7 続けられた理由は?

・Webライターは気持ちが楽
 ・自宅で完結するのがとても魅力的
 
人付き合いが得意ではないので、人と話さず自宅で仕事ができるのが大きな理由だと思います。自宅で完結するのが魅力的ですね。会社員に戻ろうとは思いませんでした。

Q8 今だったら1年目に何をする?

・時給制のWebライターのアルバイトをして生活の基盤を作る
 
専業になると、収入が少なくなり生活が苦しくなることが予測されます 。案件だけでは仕事が安定しない場合は、Webライターのアルバイトをするのが良いと思います。
 
収入を得るためにはアルバイトが必要になりますが、そこで関係のない仕事をしてしまうのではなく、Webライターに関連のアルバイトをすることで実績にもなります。
 
アルバイトと仕事を取ることの両立をさせると安定すると思います。

Q9 ブログについて。

・収益化を狙うブログは書いていない
・好きなことを書く
 
ブログはすぐに収益化するのは難しいので、すぐには稼げません。収入の柱にはならないので、ブログは自分の好きなことを書くようにしています。
 
ブログだけを頑張ってもすぐにはうまく行かず、結果的に仕事がない状況と同じになってしまうと思います。

Q10 記名記事にこだわる必要がない理由は?

・記事は内容が一番大事(記名記事が価値が高いわけではない)
 
記名記事は筆者の名前が載り、実績になるのがメリットですが、記名記事だから価値が高いわけではないと考えています。もちろん「記名記事はダメ」という意味ではありません。
 
例えば、1年目に書いた記名記事があり、ライター3年目で書いている無記名記事があるとしたら、後者のほうが内容は良いはずですよね。記名記事だからという理由で、1年目の記事を提示しても、クライアントさんに力不足だと思われてしまう可能性もあります。
 
ただし、記名記事でなければ実績にできないという背景もあるので、提出したクライアントさんに使用していいか確認しています。クライアントさんによっては、記名記事以外でも実績にできることもありますよ。
 
それができない場合は、ブログでサンプル記事を書いて、良い記事をクライアントさんに提示したほうが良いと思います。

Q11 現在クライアントさんは何社?

・10社ぐらい
 
単発の仕事もあります。安定的に受注ができているので、収入が一気に半分になることはない状況です。
 
スケジュール管理に関しては、詰め込みすぎないよう、余裕を持って受注するようにしています。
 
間に合わなかったら元も子もないので、キャパシティの8割程度にして、残り2割で急に入った依頼に対応しています。そうすると、毎月9割10割くらいの仕事量になるという感じです。

Q12 24時間のスケジュール、効率の良い時間の使い方、生産性を高める方法は?

・継続案件をキープする(執筆時間が短くて済む)
・筆者の書き易い環境を最初に決めておく
・全く意味のわからない案件は受けない
・調べたらわかる案件を受ける
 
案件とブログを含めて、1日6〜7時間ライティングをしています。
 
継続案件は単価が高くなくても、すぐに書けるので執筆時間が短くて済みます。調べたらわかるという案件を受けるようにするといいと思います。
 
複数の会社と仕事を進めていく上で、最初の段階で話を決めておくことが大切だと思います。報酬だけでなく、どこまで案件を受け持つのかなども決めます。
 
全く知らないジャンルは構成を作るのが大変なので、見出しだけもらうなどの交渉をしたりします。自分が書きやすい環境にしてからだと書きやすくなります。

Q13 ジャンル選定はどうしてる?

・特化型ではなく、幅広く案件をとっている
・今はマーケティングの案件が多い
 
 ライターのタイプには、ジャンル特化型と幅広く受注するタイプがいると思いますが、私の場合は後者です。専門性がないか 。
 
専門性がなくても、書けそうなジャンルから書いていくことはできます。書いていって幅を広げて、専門的な記事を書いていくこともできると思っています。

Q14 案件だけで安定したのは何年目?

・生活が安定するまで3年かかった

案件がなくなることはなかったですが、生活が安定したのは最近です。ランサーズでスカウトが増えて案件が増えて、安定してきました。
安定するまで3年は長いと感じられる方もいるかもしれませんが、私は人付き合いが苦手だったので、消去法でライターになったこともあり、そこまで長いとは感じませんでした。
3年間はけっこう大変でしたが、今となっては良かったなと思っています。

Q15 ランサーズでの仕事のとり方の極意は?

・ランサーズの検索結果(ライターを探す)で上位表示をさせる
・評価や実績の数で検索結果順位が決まる

ランサーズ内のプロフィールの並び順は、サイト内のSEOで決まるので、上位表示させるとスカウトがもらいやすくなります。
評価や実績を積むことで上位表示されるようになるので、積み上げていった結果、2年目後半〜3年目にスカウトが増えました。年月をかけて、実績を積むことが必要だと感じています。

Q16 「Webライターあるある」どういうタイミングでうまれた?

・ブログのコンテンツとして目を引くものをつくりたかった 

メインのコンテンツではないのですが、一番人気のあるコンテンツですね。毎日ブログの記事を書いていたのですが、毎日更新するのが大変なので、100個たまったら一日更新をサボれるという気持ちから始めました。

Q17 休みの日はなにをされてますか?

・おでかけ、散歩など
京都に住んでいるので、散歩したら国宝があったりします。

Q18 ランサーズなどのクラウドソーシングでは最初はタスク案件から受けたほうが良い?

・タスクからでなくても良い
・初心者募集案件からでも良い
・タスク案件はクライアントとのメッセージのやり取りがないので次の仕事につながりにくい

タスクは実績にはなりますが、評価はつかないため、実績としては弱いです。タスク案件からは仕事が広がりにくいので、初心者でもできそうな案件にはどんどん応募したら良いと思います。

Q19 どうしてもやる気がでない時の気分の切り替え方は?

・パソコン開いてやっていくとやる気が出る人もいる
・100字だけ書く
・書きやすい案件からやる
・ブログ書く

やる気が出ないときはやらなくてもいいと思いますが、とにかく書き出してみるといいと思います。
仕事とブログで書く内容は違うので、ブログをそのまま実績にするのは難しいと思いますが、やる気が出ないならブログだけ書くのもいいですよね。1日何もしないとヘコむこともあるので。

Q20 ライティング以外でWebライターの経験が活きた経験ありますか?

・読む力がついた

記事を読んでいて、その記事の言いたいことがわかるようになってきましたね。
本はあまり読まないのですが 、書きながら本からの知識をつけていきました。ライティングの知識をつけてから記事を書くのではなくて、書きながら知識をつけていくほうがいいかなと思っています。

Q21 記事を書く時のルーティンはありますか?

ルーティンは特になし
・ポモドーロテクニックを使っている
・スマホは見ない

午前中にどれだけやるか決めておくようにしています。ポモドーロテクニックを使って作業しています。ついTwitterを開いてしまうので、開かないようにするというメリットもあります。
スマホを見ないで書くようにしていて、洗面所とかに置くようにしています。

Q22 尊敬するライターさんはいますか?

 ・古賀史健さん(「20歳の自分に受けさせたい文章講義」の作者)
・名もなきライターさん

目標にするライターさんはいなくても問題ないかなとは思います。

Q23 ペンネームを考える時のアドバイスをお願いします

・名前のようなペンネームが良い(名字と名前をつける)
・検索しても出てこない名前が良い(過去のやんちゃな人の名前とかぶらないように注意する)
・本名が嫌でなければ本名が良い

モノカキの由来は、物書きだからという理由でつけました。モノカキはTwitterネームで、仕事は本名でやっています。お好きな名前で良いと思いますよ。

Q24 案件獲得はランサーズ一本でしょうか?

・基本はランサーズ一本(クラウドワークスはやっていない)
・Twitterから声かかることも
・メディア検索(ライター募集)して応募する

ライター初心者でも、クラウドソーシング以外にメディア検索で仕事を獲得することもできると思います。自分のやりたいことがあれば、自分で探していくといいですね。

Q25 Webライターの向き不向きについて見解をおしえてください

・向いてる人は、人に説明したり教えたりするのが好きな人
・向いてない人は、もともとの物がありきで変えていくのが好きじゃない人、調べることが苦手な人、自分を出したい人

 Webライターは作家ではないので、読者にわかりやすく書くのが仕事 です。自分を出したい人は作家に向いているといえるかもしれません。人によって好きなことは違うと思うので、向き不向きに合わせて仕事をしていけるといいですよね。

■#106membersとは?

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■執筆者

こちらの記事は、#106membersのスクール生でもある、かまこさんに執筆していただきました。
かまこさん、素敵な記事をありがとうございます!


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