【薬剤師国家試験】過去問の勉強方法

こんにちは。

今回は、薬剤師国家試験の過去問の勉強方法について書いていきたいと思います。

過去問を使って勉強するときに意識してほしいことが、現役生と浪人生で少し違うのでこの2つに分けて書いていきたいと思います。

1. 現役生

(1)やりがちな勉強方法

現役生は、おそらくどの大学でも、国家試験の過去問試験があるのではないかな・・・と思います。

この試験が、卒業試験の加点に関わってくるとやりがちなのが、解説を読んで答えを覚えてしまうパターンです。

私も過去問試験(6年分)が、卒業研究発表の2週間後にあったので、この発表が終わるまでは国試の勉強ができず、発表が終わった後の2週間でほぼ完ぺきに暗記して乗り切ってしまいました。

ただ、このときは良いかもしれませんが、一番もったいない勉強の仕方です。

今は4月に入ったばかりなのでまだ時間が十分にあります。
今から勉強を始めましょう!!

(2)そもそも国試の難易度は??

でも最初から過去問をやっても、正直何が何だかわからないと思います。
それは、当たり前です(涙)
正直言って、今の私(106回正答率73%)でさえ何が何だかわかりませんし、答え合わせするまで不安でした。

まず、知ってほしいことは、「国試はそもそも難しくて、62%(106回)の正答率でも合格できる」ということです。
※106回から相対評価に変わったので、ボーダーは変動します。

まずは薬ゼミの総評を見てほしいと思います。
動画の方がわかりやすいので下に動画バージョンのリンクを貼りました。
※テキストバージョンもあります。

この動画を見ていただくとわかるのですが、理論は特に赤系の色の部分が多いと思います。
1年間必死に勉強しても、本番難易度が高くて得点できない問題もあるということです。
このように書くと不安になるかもしれませんが、みんなできないので大丈夫です。
でも、ここで大切になるのは、みんなができる問題ができないと差が出てしまうということです。

(3)過去問の勉強方法

ここで「みんなができる問題ってどんな問題?」と疑問に感じたと思いますが、それが国家試験の過去問です。

国家試験では過去問と同じ問題は出ませんが、問題の聞き方を変えているだけで似たような問題が複数出題されます。
だから、聞き方が変わっても答えられるように、過去問の答えを暗記するのではなく、問題の意図を考えたり、問題の周辺知識を補いながら勉強を進める必要があります。

ここから、過去問の進め方についてです。

まずは、正答率が60%以上の問題から解き進めるようにしてください。
60%以上の問題を解いてほしい根拠は、下の表を見ていただくとわかると思うのですが、合格ボーダーを上回るための重要な問題になっているからです。
※下の表は、上記で紹介させていただいた動画を参考に作成しました。

画像1

1周目は60%以上の問題、2周目はすべてもしくは40%以上の問題、3周目はすべてというように、だんだん勉強する範囲を広げて下さい。
そうすると国家試験に出題されていて、みんなが解けている重要な問題をマスターすることができます。

1周目はとても大変ですが、ここを乗り切ることがとても大切なので頑張ってほしいと思います。

2. 浪人生

次に浪人生の過去問の勉強方法についてです。
浪人生の場合、おそらく現役の頃に、過去問演習をたくさんしてきたので、問題の答えを覚えてしまっている人もいると思います。だから、過去問演習よりも青本をじっくり理解するようにした方が効率がいいかもしれません。
でも、回数別の演習をしないのは不安になると思うので、以下に簡単にですが勉強方法について紹介させていただきます。

(1)予備校に通う方

予備校に通われる方は下のリンクを参考にしてほしいと思います。
4つのタイプに分けて、おすすめの勉強方法を書いたので見ていただけると嬉しいです。

予備校が始まってしまうと回数別(問1~345まで解く)で問題演習する時間が取れません。※領域別では演習します。
予備校が始まる前が勝負になるので頑張ってほしいと思います。

(2)予備校に通わない方

予備校に通わない方は、現役生の過去問の勉強方法を参考に進めてほしいと思います。
簡単な説明になってしまい申し訳ありません。
できるだけ問題を丸暗記しないように、問題の解き方を意識して過去問演習するように心がけてほしいと思います。

最後に

今回、現役生と浪人生に分けて書かせていただきましたが、現役で合格できなかった私のおすすめの勉強方法は説得力に欠けてしまうと思うのですが、現役の時の反省と、浪人時に経験してよかったことから書かせていただきました。

少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。







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