【薬剤師国家試験】国試浪人の就活ってどうやるの?

こんにちは。

先日第106回薬剤師国家試験の合格発表がありました。

合格された皆さんも、今回残念ながら合格とならなかった方々も1年間本当にお疲れ様でした。

私は合格できて、やっと薬剤師の仲間入りができました。

4月から病院薬剤師として働くことになりましたが、国試浪人中(国試を受ける前)に就職活動をして内定をいただきました。

今回は、国浪中の就活について書いていきたいと思います。

※国浪の就活はかなり個人差があるので、1つの例として参考にして頂けると嬉しいです。

1. 国試不合格後、決まっていた内定先はどうなる?

国試で不合格になると、内定を継続して下さる会社と、内定が取り消しに会社があります。

内定を継続して下さる会社は、日本調剤やアイン薬局など調剤薬局が多いようです。

内定が取り消しになる会社は、もともと採用人数が少ない病院や企業が多いようです。

不合格後の対応は大きく異なるので、採用担当者に確認するようにしてください。

2. 就職活動は何から始めればいい?

まずは、内定をいただいていた場合、内定継続・取り消しで対応が変わります。

(1)内定を継続する場合

内定を継続する場合は、就活はここで終わり、国浪期間中に採用担当者と面談をしたり、書類の提出が求められたりします。場合によっては、勉強支援(予備校の授業を無料で受けられる)の連絡をいただけることがあるのでそちらを活用することができます。

(2)就活時期(国試前・後)のメリット・デメリット

内定取り消しの場合は、国試前と後のいつ就活をするか決める必要があります。

国試前のメリットは、

・次年度4月入社の就職先の選択肢が広い

・国試後と比べると時間にゆとりがある

国試前のデメリットは、

・国試に合格する自信が必要(面接で質問されることがあります)

・予備校の授業との両立をすることが大変

国試後のメリットは、

・自信をもって就活できる

国試後のデメリットは、

・4月入社を目標にすると時間に余裕がない

・4月入社にこだわると選択肢が狭まる可能性がある

(3)国試前に就活する場合

ⅰ)気持ちの整理をする

国試不合格で精神的にダメージが大きいのに、さらに就活も行うとストレスも大きいので、まずは、次の国試に向けて前向きになれるように気持ちの整理をしてください

1度国試不合格になると、就職先も、この人を採用するともしかすると不合格になって予定していた人員を確保できないかもしれないというリスクを負うことになります。1人採用するのに企業は多額のお金と時間をかけて採用をしているということを忘れないようにしてください。

それを念頭に置いたうえで、「自分自身をどうアピールできるか」がとても重要になります。

「どうして国試に落ちたか」「これからどのように勉強するか」「合格する自信はあるか」については、自分の中で整理して、動揺しないで落ち着いて前向きに話せるように準備をしてください。

ⅱ)就活準備をする(薬ゼミの就活支援について)

次に、就職先をどこにするか調べます。調べる方法もいくつかあって、①自力で探す②予備校のキャリアサポートの力を借りる③エージェントを利用するなどの方法があります。

私は、①と②の方法で就職先を探したのですが、今回は、②について紹介させていただきます。

私は入校するまで知らなかったのですが、薬ゼミはキャリアサポートもしています。就活担当の方が、希望者に向けて、国浪時の就活の不安や悩み相談、就職先の紹介、履歴書の添削、採用面接の練習をして下さいます。

他にも全員に向けて、自己分析シート、ガクチカの書き方、履歴書の書き方、面接のやり方などの資料や動画を見ることができたので活用していました。

また、会社説明会も教室内で行っているので希望すると参加することができます。

このような支援があるので、うまく活用して就活の準備を進めました。

3. 私の就活スケジュールと感想

画像1

私の就活スケジュールは上記のような流れで行いました。

まず、国浪中の就活ということで、いつ就活を行うかとても迷いました。

薬ゼミの授業についていって、勉強した成果が出るか不安で、また、就職希望先に国試に落ちた自分は必要とされるのか不安で、就活する決心がなかなかつきませんでした。

薬ゼミのキャリアサポートの担当の方と何度か面談をしてもらって、国試前に就活する決意が固まったのが6月ごろで、それから急いで企業研究を始めました。

現役の頃に企業研究をして、興味のある病院のインターンや見学に行っていたこともあって、すぐに応募する病院を決めることができて、7月に履歴書を作成し、作文や面接対策を行い、8月に採用試験を受けました。9月にご縁があって内定をいただけたので1社のみで就活を終えることができました。

面接では、やはり「国試どうだったの?」「次の国試の勝算はある?」と質問されたので、気持ちの準備をしていたものの、少し動揺してしまいました。でも、面接で「どうしてもここで働きたい!」「絶対合格する!!」と宣言しました(笑)

薬ゼミの授業と並行しながらの就活でとても大変だったのですが、就活を通して、国試に合格する決意をさらに高めることができたので良かったです。

最後に

今の時期、就活をどうしようか悩んでいる方もいらっしゃると思います。

精神的にとても大変だと思いますが、就活をきっかけにモチベーションを上げることもできると思います。

ざっくりした記事になってしまいましたが、最後まで読んでいただきましてありがとうございました。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?