『薬剤師国家試験』薬ゼミの1年間のスケジュールと勉強計画の立て方
今回は、薬ゼミの1年間のスケジュールと勉強計画の立て方について、書いていきたいと思います。
1. 薬ゼミの1年間のスケジュール
まず、薬ゼミの1年間のスケジュール(全日制5月コース)が下記のようになります。
青本講座の期間は、授業の理解度を確認するための「確認テスト(以下確テ)」が毎日、その週の授業の定着度を確認するための「週間復習テスト(以下週テ)」が週末、1か月分の授業の理解度と定着度を確認するための「月間復習テスト(以下月テ)」が翌月の最初の月曜日に行われていました(例:5月の月間復習テストは6月8日(月))。
5月から6月までは、余裕がありますが、7月に入ると5月、6月で学んだことのまとめの授業(テスト+解説講義)が入るので、毎日の復習をおろそかにしていると授業についていくことが大変になります。※7月以外にも、まとめの授業は9月、11月にもあります。
これを見るとテストが多くて大変な印象を受けるかもしれません。
私は「月テ」に力を入れていたのですが、テストの度、教室内順位が出るので、緊張で前日おなかが痛くなったり、不安になったりして、嫌だなと思うこともありましたが、自分の立ち位置がわかるテストが毎月あって、勉強方法が間違っていないか、力がきちんとついているのか確認ができて、モチベーションを保つことができました。
たくさんテストがあって大変でしたが、各テストにしっかり向き合っていくことで、現役の頃とは考えられないくらいしっかり力がついていきました。
※成績推移については下記からご覧ください。
2. 勉強計画の立て方
ここから勉強計画の立て方について書いていきます。
まず最初に、計画を立てるにあたって「小さな目標」と「大きな目標」を決めます。そして最終的なゴールは「第106回薬剤師国家試験合格」です。
私の場合、「小さな目標」として、確テは平均点以上、週テは9割、月テは8割と目標を決めました。小さな目標は達成可能な目標に設定しておいた方が、自分の自信につながります。「大きな目標」は、統一Ⅰは229点以上、統一Ⅱは250点以上、統一Ⅲは270点以上としていました。大きな目標は、自分が達成できるかできないかのギリギリのラインを攻めるとモチベーションを保って頑張ることができます。
(1)小さな目標
まず、薬ゼミ生の場合、「青本講座」の期間(5月から11月まで)は、この「小さな目標」の達成に力を注ぐことが一番いいと思います。この期間は、毎日、自分自身が何を勉強しているか、目標を達成できているかをきちんと記録して残しておくことをおすすめします。
常に、自分の勉強の進捗状況を確認して、目標を達成できていない場合はその原因を分析して、わからないときは先生に相談して改善するようにしていました。この小さな積み重ねがとても大切だったなと、国試が終わった今実感しています。
(2)大きな目標
次に、「大きな目標」を達成するための計画の立て方について書いていきたいと思います。
この計画を立てるにあたって、「授業の復習」が大前提で、この復習が終わった後の+αの勉強計画についてこれから書いていきます。
この計画は、統一模試や国家試験(直前期)の3~4週間前から計画を立てることが効果的だと思います。
直前期の勉強計画を例に具体的に示していきます。
まず、1日の中で、+αの勉強ができる時間はどれくらいあるか確認します。私の場合は、21時から23時までの2時間が+αの勉強ができる時間とわかりました。
次に
①いつまでに終わらせるか(2月16日まで)
②使うテキスト(確認テスト)
この2つを決めて、余裕をもたせて計画を立てます。
授業の復習が終わらず、予定が押してしまったり、体調が悪くて思うように進まないということがあるので、土日はゆるめに予定を組むと気軽に修正ができます。
このとき、エクセルを使うと簡単に修正できるのでおすすめです。
下記が実際にできた+αの勉強です。
実際は、なかなか計画通りには進みません。でも、無理をすると次の日にひびいてしまうので無理はせず、潔く諦めて予定を変更し、土日や他の曜日に回して、予定を変更して進めました。
最後に
この1年間はちゃんと力がついているのか、合格できるのか、不安になることも多々ありました。
でも、薬ゼミのカリキュラムを信じて、1つ1つ丁寧にこなしていくと成績はきちんと上がって、国家試験でも250点以上点数がとれました。
1年間先が見えず、暗いトンネルの中を進んでいくようですが、一歩一歩確実に掘り進めることで、その先には必ず光が待っています。
自分自身の力を信じて、頑張ってほしいです。
応援しています!!
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
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