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『薬剤師国家試験』不合格から合格するための自己分析方法

前回は、「薬剤師国家試験浪人の1年間の月ごとの勉強についてと成績推移」について書かせていただきました。

頑張ったにもかかわらず、成績が伸び悩む原因の1つに、「自己分析不足」があると思います。

今回は、不合格から合格するためにはどうすればいいのか、「自己分析(勉強面・内面)」からアプローチした方法を書いていきたいと思います。

「誰にでもできる方法」と「私自身の経験」の大きく2つにわけて、説明させていただきたいと思います。

1. 誰にでもできる方法

(1) 1年間を振り返る

まず1つ目は、過去の自分がどのように勉強してきたのか、どのようなメンタルだったのかを整理して書き出します。

以下に私の例を示しました。※過去にツイッターで投稿した内容です(#Liの備忘録より)

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このように書くことで、自分を改めて客観視することができ、冷静に対応を考えることができます。

(2)原因を分析する

私の場合は、勉強のスタートが遅く、上っ面の勉強しかしておらず、本質がわかっていませんでした。また、合格するというメンタルを最後の最後まで保てず、自滅してしまったことが大きな失敗だとわかりました。

(3)改善策を考える

この反省から、106回では、勉強のスタートを4月に設定し、勉強時間や青本の周回にこだわらず、「内容を理解できているのか?」「しっかり覚えられているのか?」「覚えられないことはどうして覚えられないのか?」を自問自答しながら勉強をしました。

また、最後の最後に自滅してしまった反省から、力配分に十分に留意しました。11月の統一模試ⅡまでにAブロックになることを目標にし、達成できたら、力を少し抜いて、統一Ⅲまでは、苦手な範囲や理解不十分な範囲の復習にとどめて、無理に頑張らず、力を蓄える期間にしました。統一Ⅲから国家試験までは、統一Ⅲの結果を分析して、その分析に基づいて、追い込み(1日13時間)をしました。

2. 私自身の経験をもとにした自己分析

2つ目は、私自身の経験をもとに自己分析した方法です。昨年、国家試験が終わった後、教習所に通い運転免許を取得しました。ここでの経験が、今の私に変わるのに大きな影響を与えることになりました。

まず、日本語をちゃんと読んでいないことがわかりました。運転免許をお持ちの方はご存じだと思いますが、学科試験の日本語がややこしく、きちんと丁寧に読まないとたくさん間違えることに気が付きました。いままで、丁寧に読んでいるつもりでいましたが、実際はそうではなかったことに気が付きました。

次に、自信がなく、積極性に欠けることがわかりました。運転するにあたって、ある程度自分の行動に自信をもって、積極的に動いていかないと、路線変更できないし、スピードもあげられないということがわかりました。

この経験は一見、国家試験の勉強とは関係がないように見えます。でも、この経験のおかげで、自分の苦手とすることが明確にわかり、その苦手を補うための努力をしなければならないと気付かされました。

最後に

私は、この2つの自己分析をしたことで、今までのダメだった自分を見つめなおすことができて、106回に向けて大きく変わることができました。

106回国家試験が終了し、たくさんのご相談や質問をいただいています。まずは、この1年間本当にお疲れ様でした。今は、精神的にきつくて苦しいと思います。でも、薬学部の最難関の卒業試験に合格し、国家試験を受験できるところまでたどり着けたのは、本当にすごいことで、それまでにたくさん努力してきたということを、どうか、忘れないで、誇りに思ってほしいです。

今は好きなことをしてしっかり休んで、107回に向けて力を蓄えてほしいです。そして、107回の勉強を始めるにあたって、この「note」が何か変わるきっかけになれれば幸いです。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。





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