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ちはや一般公開

 5月18日・19日に岡山県の宇野港で開催されていた、たまの港フェスティバルへ行ってきました。18日は暑いくらいの快晴だったようなのですが、あいにく私の行った19日はご覧の通り曇天で。時折パラパラと雨粒が降ってくる肌寒い日でした。
 このイベントは艦船の公開が恒例となっていて、今回は潜水艦救難艦ちはや(母港:呉)でした。ちはやは建造の地が目と鼻の先、そして定期整備でも帰って来るので玉野の人たちにとっては馴染み深い艦のひとつなのかなと思います。数年前にも後継艦であるちよだの公開も同イベントであったんですよ。

ちはやDSRV

 艦種最大の特徴がここ。DSRV(中央の白い物体)を海中に潜らせて、動けなくなった潜水艦の乗員を救難します。そのまま真下に降下させるため、船腹は空洞です。水槽のようになっているのでたまに魚が迷い込んでいたり……。

ちはや飛行甲板

 護衛艦のように目立つとまずい艦は個別の番号を目立たない色に塗られていますが、この艦は目立ってなんぼなので明確にマーキングされています。救難艦がうろうろすることで近くに潜水艦もいるかも? と思わせる効果もあるようです(中の人談)
 ほんの数年前まで塗装はみんなこちらだったんですが、あっという間にレア枠に。

飽和潜水作業服

 飽和潜水で使用する機材一式で50から60kg。ヘルメットは15kgもあるため、被るときはみんな首を縮めてるそうです。肩こりが凄そう。潜水艦救難に関しては、DSRVの収容人数に限りがあるので酸素や水を供給して潜水艦を延命させるために人を潜らせるとのこと。
 訓練風景があったので詳しくはこちらを見てくれ。自衛艦隊HPニュースリリースより。
https://www.mod.go.jp/msdf/sf/news/W006H0001092.html


ちはや格納庫

 普段、DSRVはここに仕舞われています。手前に写っている円形のところはハッチになっていて、DSRVからダイレクトに下の医療設備へ移れるそう。
 ちなみに各艦艇にはニックネームが付いているんですが、なんとDSRVにもそれぞれ付いているようなんですよね。先代ちよだがどうしていたか気になります……。ほぼ呼ぶ機会は無いそうですが。


 次の予定があったので、今回はさっくりと離脱。最後に屋台メシを食べてお祭り気分を味わっていました。