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何かを見つけられただろうか。

最後は四球

ハンカチ王子がユニフォームを脱ぐ日が来た。
最後の登板は7回1点リードの場面
フルカウントからの7球目で幕を閉じた。

高卒でプロ入りしてたらどうだったのかと
常に言われ続けて来たが無意味である。

注目され続けて天狗にもなっただろうけど
そのお釣りが来るほど辛いプロ生活だったと思う。
大学1年の時を最後に怪我に苦しみ続けた
怪我の影響によりフォームは崩れ、球速が落ちようとも
最後までプレッシャーに負けず
自分を貫けたのではないだろうか。

最後の一軍での登板
盛大な引退セレモニー、歴代監督だけでなく
王さんからのメッセージ、鎌ヶ谷の仲間達の歌
全員が1番のシャツを着て彼を送り出したのは
どれだけ愛されていたかの証。

引退を自分で決められる選手は限られている。
素晴らしい成績を残した選手のみに許される決断。
平凡な選手は自分で引退する事は選べない。
それを思えば やはり 斎藤佑樹は持っていた その証。

あの夏、
田中将大、前田健太、秋山翔吾、柳田悠岐、
千賀滉大、甲斐拓也、大野雄大、澤村拓一、
その他の誰よりも輝いたハンカチ王子。

ハンカチをポケットに入れてポーカーフェイスで
淡々と投げる中高生投手を育てるか、
監督として甲子園に出場して汗を拭って欲しいなぁ。

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