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言葉と言葉をつなげて今までにないものを作り出す!「20代のみなさん、教えて!いまの20代はどうなってる?+ 20代に投資を促す方法ワークショップ」<後編>

20代の“投資思考”を育む「104(トーシ)コンソーシアム」。「20代104会議」の第6回のテーマは、「20代のみなさん、教えて!いまの20代はどうなってる?+ 20代に投資を促す方法ワークショップ」。

今回は第2部の「20代に投資を促す方法ワークショップ」の様子をレポートします。
 
第1部の20代によるいまの20代を分析では、「個人主義」「タイパ、スぺパ」「デジタルネイティブ」「さとり世代」などのキーワードがあぶりだされてきました。これらの分析結果を踏まえて、電通Bチームが考案した「ミラクルワードカード」を使ったワークショップが行われました。

数々のヒット商品を生み出したというこの「ミラクルワードカード」。言葉と言葉をつなげたときに、想像力をかきたてられ、思いもよらない新しい企画が見えてくるといいます。200~300のワードから、より使いやすいワードをピックアップしてカードにしたそうです。

「奇跡のようにアイデアが下りてくるカードなのでタイパもいいですよ!」と、第1部で話題にのぼった“タイパ”も意識したワークショップになりました。

やり方は、すべてのカードを切り、1人7枚引きます。
カードの傍線の部分にお題のワードを入れて、「これは世の中に絶対ないぞ!」「これは私が初めて考えたのではないか」というものを、手札から選びます。

スタンスは、「どれだけアイデアを飛ばせるか」「どれだけインパクトがあるか」。みんなをあっと言わせることを目指し、業界の常識としてNGなことでもクビになる覚悟で出してみよう!という説明がなされました。

今回のテーマは「今までにない投資」。
目的は20代に広げるため。PRの方法や新しい投資商品などなんでもOKです。

見たことのないあらゆる「投資」が飛び出しました。

●投資ニケーション:投資Bar
投資について仕事上がりでしゃべりつくすバー。

●投資ミステリーツアー(体験型投資アミューズメント施設)
80年代頃に戻ってどう投資するかを選びながら、時間を進めてどうなっているかを疑似体験。

●投資コン
夢追い人とバリキャリのマッチングコンパ。人に投資する。

●しゃべる投資
自分の買った投資商品がキャラクター化。「たまごっち」のようにキャラクターを育てていく。市場の動きとキャラクターが連動している。

●物語のある投資
金銭的なところ以外に、こういう企業に投資したいという気持ちを増幅させるエモいエピソードを投資家に発信。

続いて、入れる言葉を「投資」に限らないパートも。


●1日1銘柄
毎日異なる会社をYouTubeなどで紹介する。タイパもばっちり。

●裏ファンド
特定の証券会社に有料会員登録しない限り買えないスーパーファンドマネジャーのファンド。課金してでも買いたい人に提供する。

●隠れ家投資
一定額以上の投資をすると専用のラウンジに入れるなど、ラグジュアリー系のインビテーションが届く。

●1000年に一度の株主優待
「何年に一度の」と言われたらプレミア感が出て気になる。

●愛され銘柄ランキング
企業の背景や理念など、株価とは違う指標で、投資家にアンケートを取ってランキング。

これには運営メンバーも食いつき、「株価が上がるかどうかは、会社の愛され度に関わる。経営者が会社をよくしたいと思ってやっていることは重要な指標になりますね」と意見が交わされました。

「投資」がテーマでも、これくらい自由にできるといろんな意見が出せることを痛感したこの回。近い将来、この中のどれかが形になっているかも!? 柔軟な発想を手にいれた20代メンバーがどのようにそれを“投資思考”に巡らせていくのか、次回の講義もお楽しみに!

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