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価格を上げてもいいのでは?

 フルタイムの仕事を終了し、パートタイムとフリーランスのダブルワーク生活を始めてみて、平日に動ける時間が増えてきました。現状は、フリーランスの仕事がほとんどないので、時間に余裕がありすぎる💦という感じです。
 これまでは、あまり平日の昼間に私用を入れるということが無かったのですが、平日に動けるようになって改めて気づいたことがあったので、ちょっと書いてみます。

どこも空いてる

 元々平日休みの方にとっては普通のことかもしれませんが新鮮です。車で出かけると道は込んでいたりもしますが、昼に電車とかで出かけたりするとお店も空いていて、混んでるときとの違いを実感します。また、有休消化期間中に時間があったので、”一人温泉旅”に行ってみました。これは平日限定であるお1人様パックということで、その時点で平日のご利益をもらっているのですが、温泉はほぼ独り占めという感じでした!激混みの温泉とかって入った気にもならないんですが、おかげてかなりストレス発散できました♨

働く人も余裕がある

 いつもの美容室に予約をしようと思ったら、年内は土日は予約がいっぱいということで、平日に予約をいれました。いつもは前後が詰まっていて、こちらとしてもちょっと気を遣うのため、特に長話をするという事もなく淡々とやってもらうという感じです。同時進行で対応もするので、「ちょっとすみません、、」と言いながら、パーマをやっている人を見に行ったりという感じで”ホントに忙しそうだな、、”という感じです。
 しかし今回は、前後も予約がないようだったので、いつも以上におしゃべりしました。その美容師さんも、私同様以前の職場を辞めて新しいところに移ったということもあり、「これから独立するんですか?」とか聞きながら、今後の展望とかを聞いたりして、いつもの倍くらいの時間になりました。平日だからこそできる”この余裕”を感じて、今後もできるだけ平日に来ようと強く思いました。その美容師さんも、本当は土日とかに新規を取りたいらしいですが、既存のお客さんで埋まってしまうらしいです。

平日と土日の価格差

 でもちょっと考えると、土日がいっぱいで平日が空いているというこの状況って効率悪いのでは?と思います。当然と言えば当然のことなんですが、平日にもっとお客さんが取れればもっと儲かるのにとも思いました。
 平日を安くするということなのか、土日を高くするということなのか、どちらの考え方に基づいているかは分かりませんが、世の中混雑状況に合わせて価格が変わるって結構よくありますよね?!先ほどの温泉とかもそうですし、駐車場料金とか引っ越し料金とか。全体的に考えると、繁忙期にそのキャパを超えた際、価格を上げているというような感じでしょうか。
 でも、美容室とかだと明確に平日と休日で料金を分けているところってあまりないような気がします。平日だけの割引クーポンとかも見かけますが、初回だけとかだったりするので、ちょっと違っているような気がします。少なくとも、私がこれまで行ったことのある床屋さんや美容室では、料金は全て一緒でした。

繁忙期から閑散期への誘導

 単純に思ったのは、繁忙期の料金を上げたらいいのでは?という事です。たまに出張の際に使っていた某有名ホテルは、コロナ前のインバウンド需要の最盛期の時に、大阪とかでは通常の2倍くらいになっていたのを思い出します。

話はそれますが、この有名ホテルチェーンは一時期”足元を見る価格設定”として顧客満足度が大きく下落しているというニュースを聞いたことがあります。「繁忙期に値段を上げるなんて、お客の足元を見てるんじゃないか!」という事なんでしょうが、リゾート地のホテルなんてもっとえげつない価格設定ですよね。飛行機なんて、同じ飛行機に乗っている人ですら価格差があるのに。

 まぁ、ホテルと美容室では意味合いが違ってくるんでしょうが、美容師さんにとっては、対応できるお客さんの数に限界がある以上、”単価を上げる”というのは結構必要な戦略だと思います。
 休日の料金を上げたらお客さんが少なくなるということになるのかもしれませんが、どちらにしろキャパを超えているのであればあまり影響しないのかもしれません。同時に平日の方が安いという状況になるので、うまく平日に流れてくれるという事もあるかもしれません。
 ちょっと最近思うんですが、これまで、モノやサービスを売るという側にいた経緯が長いので、売る側も値上げをすることに何か罪悪感のようなものを感じている節があるような気がします。結局低価格指向が強すぎると、働いている人がハッピーにならないと思うんです。
 余計なお世話ではありますが、”ぜひ自信をもって値上げしてみて”と思う出来事でした。あなたならちゃんとお客さんは付いてきますよ!