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過去の収入源まとめ①

noteではお久しぶりです。倒産じぃじです。



今回は脳内お花畑なポエムでもなければ、老害全開な持論を展開するわけでもなく、自身の過去の収入源を列挙していこうかなと思います。



これと言って意図があるわけではないですが、いったい今までどんなことをしてきたのかを振り返っていこうかなと。



記憶にならって書くので、もしかしたら誇張や勘違いも含まれるかもしれない上に、記憶を自分の都合で意図的に改ざんするつもりがないため、時代の差異で、気づかないうちに一部の人を不快にさせてしまう内容をも書いてしまっているかもしれません。その可能性もご承知おきください。



それでは前置きはこのくらいにして早速いってみましょう。



【古本売りの少年】

小学三年の頃、初めて自力で金銭を得ようとした試み。

当時父親の仕事の都合で社宅住まいをしていた子供の頃の俺は、何を思ったか古本を売り始める。

といっても、今みたいにネット環境が整っていたわけでもなく、転売だとかせどりだとかが日常的に行われていた時代でもない。

ではどんな古本売りだったのか。小学三年生の頭はいたってシンプル。古紙回収される為に社宅内にまとめられている倉庫から、単行本だけをすっぱ抜き、小さな体両手いっぱい持てるだけのわずかな数を道端に持っていき、ブルーシートを広げて一冊50円で売るという奇行。

記憶では最初の一回が最後の一回になったはずで、来客は散歩ついでに話しかけてくれたおばあちゃん二人組のみ。売り上げは0円。商いデビューにしては苦い思い出となったが、おかげでこの奇行を繰り返さなかったと考えれば結果オーライだったのかもしれない。

社宅住まいの俺が社宅内の古紙を集めて路上で売るなど、ツッコミどころ満載、且つ、公になったら親の顔にどれほどの泥を塗っていたのか…とんでもなく怖い話である。

幸い短時間だったことと、ほとんど誰も通らない時間帯の誰も通らない道だったこともあり、大それたことにはならず幕を閉じた。

ちなみに、後に古物商として商売するときに勉強して知ったが、古紙回収で集まった本を持ち帰る行為は、”占有離脱物横領”に当たる可能性があるので、よいこのみんなはくれぐれも真似をしないように。

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【フリマの遊戯王屋さん】

親の転勤の都合で3つの幼稚園、2つの小学校を転々とした俺も、中学生になると、親父が単身赴任という選択肢を選び一つの土地に根を張ることになる。

その土地では半年に一度、地域の人が集まった、それは小さな小さなフリーマーケットが開催されていた。

例に漏れず俺はそのフリマに参加する。初参加は多分中学1年とかだったのかな?やや記憶が不鮮明だが、たぶんそれくらい。

最初は家の不用品を親の手伝いついでに一緒に売っていた気がするが、場慣れしてきて気が付けば親そっちのけで自ら出店することとなる。

中には思うように売れない日もあり、子供心につらい一日を過ごしたことも覚えている。

『使えるものと売れるものは別』

と、少年は痛感した。

路線を変更した俺は自分の能力を活かしてフリマを活用することにした。

当時は漫画『遊戯王』が連載をはじめ、漫画、アニメ、そして劇中に登場するカードゲームが爆発的な人気を誇った。

俺も大好きで漫画を熟読していた。最初はカードゲームメインの漫画ではなかったが、その人気から、気が付けばカードゲーム漫画になっていたことを覚えている。

そして商材として目を付けたのがその遊戯王カードだった。

サーチが話題になり始めた初頭、どこで覚えたわけでもなく色々な噂話を頼りに試行を繰り返し、レアカード封入率サーチほぼ100%まで到達した俺は、自身がデッキに入れて使うわけでもないレアカードを大量に保有していた。

『レアカードは売れる…ただ売れるには売れるけど…』

それと同時にノーマルカードもついてくる。ノーマルカードは当然にレアカード以上に保有していた。レアカードは売れるけどノーマルカードはどうしたものか…

その懸念点を解消する名案に出会う。ある日の夏祭りの露天商がそのきっかけになった。

露天商が盛大に並ぶ列にくじ引きの店があった。そこには遊戯王のレアカードがずらっと並び景品の目玉になっていた。

しかしよくよく見てみると偽物だらけである。

当時はその人気故、偽物が出回っていた。メーカーもその対策で、カード右下にホログラムを入れるなどしていたが、そんなものはお構いなし。時代が時代だったせいか、中学生そこそこの人間でも気づけるレベルのお粗末さで、ホログラムとも言えないアルミをプリントした偽物が当たり前に陳列されていた。

しかもそんなお粗末な偽物カードが賑わいを博しているのである。

『なら本物なら…』

影響を受けやすい俺は早速次のフリマの準備を始める。こういう時間が最高に楽しい。祭りの準備とはよく言ったものである。

9×9の透明のカードホルダーをセロテープでつなげ、当時の伸長を上回るほどのサイズ感にまで大きくして、そのすべてにレアカードを差し込み、外から番号を書いた紙を貼った。お手製のくじ引き屋の下準備は完了。

レアカードが当たらなかった場合には、大量のノーマルカードをランク分けして、そこから何十枚とか規定枚数を購入者に選んでもらう仕組みにした。

時を経ていざフリマ当日。設置してみたら遠目から見てもインパクト抜群。その影響もあってかくじ引きは大盛況。田舎の小さな小さなフリマ会場なので売り上げの伸び率には限界があるが、中学生が手にして十分喜べる金額になったのを覚えている。以降、中学生の頃は何度かこの手法で出店を繰り返し、フリマの遊戯王屋さんとして定着した。

思い返してみれば遊戯王に限らず、昔は”アイドル生写真”なるものが駄菓子屋でもくじ引きとして存在していた。デジカメが普及しスマホが台頭した現代では消えてしまった産業(闇)かもしれないが、どこのだれの権利物かも不明ながら当時では割と周知の商材で、何でもありの時代だった。

古き良き時代とは、間違いなく受け取り手によるものである。

なお、その遊戯王カードを当時フリマで売却するよりも、今現在まで保有していた方が莫大な利益になったことは言うまでもない…

このあたりのアンテナ度合いは完全に落ち度である。

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【ヤフオク黎明期のブランド転売】

少年は順調にお金に執着して成長を遂げた。

中学の頃にはWindows95の発売でPCが徐々に大衆に浸透し始め、その”よくわからない大人のおもちゃ感”に魅了された少年は、中学校に置いてあるPCを放課後隙あらば触り、少しずつ操作慣れしていった。

高校に入るとヤフオクというものを知る。当時はヤフオク初期で利用料も完全無料だったように覚えている。

思春期にもなると色気づき、所謂裏原宿系と呼ばれるストリートブランドに興味を持っていた俺は、アルバイトで得たわずかな収入を自己満の身なりに費やした。その購入場所の一つとしてヤフオクに足を踏み入れたのだ。

親にいろいろ適当なことを言って自宅にもPCを得た俺は閃いた。

『自分が着たい服じゃなくても安い値段で競り落とせたら、その後誰かが買いたがる値段で売れるのではなかろうか?』

ここで、古本売りの少年時代の”0円仕入れ”から、”安く買って差額を儲ける”といった、商売の基本を覚えた。

ヤフオク初期には利用者も少なかった。いい商品が今の様に競われることもなく安価で購入でき、また、誤字脱字出品も目立ち、良ブランドが格安で手に入った。

偽物も多かったので基本的に新品には手を出さず、自分なりの条件を持って精査していた気がする。

色気づいた思春期の少年は、大好きな興味のあるアパレル用品を取り扱った行動をしているだけで幸せな気持ちになれていた。

さて、ここまで仕入れに関しては書いてきたが、問題は売却先。売却益あっての商売。これがないと商売として成り立たない。ではどのようにして利益をあげたのか。

ネットで利用者に興味を惹かれず安価で手に入れた商品だけあって、それを再度ヤフオクに出品などはしなかった。

そこで利用したのが、ブランド古着の店である。

今現存するのかはわからないが、当時のストリートブランド古着の店では、販売、買取以外に、”委託販売”という一面も持ち合わせていた。

店内に自分の商品を陳列してもらい、それがお客様に売れて初めて、手数料を引いた金額が返ってくるという仕組みだ。

まだまだネットが普及していなかった当時は、服飾品の購入はほとんどが店頭であったため、ヤフオクで誰も買わなかった商品でも、実際に目で見て手に取ることで購入されることが少なくなかった。

手数料は店頭売値の20%~30%の店が主流。その残りが売り上げとして手に入れることができる。が、夏服は単価が安いうえに、古着としての耐久性もふたを開けるまで分からないため、ジャケットなどのアウターや、年中使えて単価もそこそこなバッグなどを中心に取り扱った。

ただ、一部の商品は売れ残って損切りしたことなどもあり、大金を得たというよりは、ブランドを取り扱える優越感での幸福度が高かったのかもしれない。

裏原宿系のファッションが好きだった世代の人とは今でも当時を一緒に懐かしめる自信があるw

ちなみに当時のシュプリームはBOXロゴ一辺倒で、まさかこんなにもプレ値常連みたなブランドになるとは思ってもみなかった。

このあたりのアンテナ度合いは完全に落ち度である(デジャヴ)

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さて、長くなったので続きは後日、過去の収入源まとめ②として更新しようと思います。



と言っても学生時代のバイトもピックアップするので、なんの変哲もない記事になるかも知れませんがw



それでは今回はこの辺で。ご清聴ありがとうございました。

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