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うたプリを10年間好きでいてみた

うたプリ10周年ということで、自分とうたプリの歩みを徒然書いてみたいと思います。ちょっと悲しくなったこと、二次創作の話(カプ名は出しません)、劇団シャイニングの話もします。こんな人もいたんだな、程度に見てください。うたプリ大好きの気持ちを込めてます。
時系列、文章もおかしいところがあると思いますが、大目に見てやってください。

ジャンル遍歴
ハリーポッター→テニプリ(テニミュ)→ガンダム00→サマーウォーズ→うたプリ
声優さんもしっかり追ってます。二次創作も見ます、そこそこ描きます。地方住みですが、ライブも行きます。

10年前からの大まかな流れ

うたプリとの出会いは、ゲーム発売前の2009年中頃、シンブログという個人で女性向けコンテンツや男性声優の情報をまとめているブログがあり、そこで「倉花千夏、上松範康、ブロッコリーが乙女ゲーを企画・制作中」と言う情報を知ったのがきっかけです。
それまで私は「乙女ゲーにハマってみたい、そしてイベントに行ってみたい」とずっと思っていました。ネオロマ、薄桜鬼、ときメモGSを覗いてみたりしましたが、あまり世界観が合わず、何より絵が自分の好みではありませんでした。
そんな時に、Nitro+CHiRALで別名義で活躍していた、他ジャンルから見ても絵がうま過ぎる!羨ましい!と思っていた倉花さんがキャラデザを手がける乙女ゲーが出ると言われたら、食いつかないわけがありませんでした。絵がめちゃくちゃうまくいけどBLゲーはまだ手を出せないかな…なんて思っていたので朗報でした。
また、アイドルマスターがニコニコ動画で流行っていて、アイドルはキラキラして楽しそうだけど自分はゲームできないし、女の子だしガッツリはハマらないな~と言う自分へのフラストレーションもありました。
さらに好きになったダメ押しは、Elements Gardenの上松さんが参加していることでした。水樹奈々さんの曲も聴き始めていたので、お墨付きだと思いましたし、絶対かっこいい曲が聞ける!と確信していました。

気になってからは毎日サイトに行っていました。ゲームジャンルを好きになるのが初めてだったので、発売前にこんなに楽しませてくれるのかと、関心しつつ全力で参加しました。
発売前にホテルでファンを呼んで発表会、そして感想を個人ブログに書いてもらう企画があったり、キャラクターがそれぞれブログを書いたり、学生生活が始まる前をドラマCDで描いたり、私には初めてのことの連続ですごく楽しかったです。
特にドラマCDジャケット絵で二コマ大喜利を募集していた「2コマの☆プリンスさまっ♪」と言う企画があり、そこで私は2作受賞し、ポスターと4人の直筆サインをもらいました。うたプリでの大事な思い出の一つです。
漫画もシルフで連載が始まりました。偶然購入していた雑誌だったので追うことができ、ほぼ出始めの雪広うたこさんの絵が可愛く、コミカルでとても読みやすかったです。学園の夏服もここから採用されてましたね。友ちゃんの秘密はなんだったんでしょうか?
そんな企画の中でキャラのことをどんどん知れて、みんなのことが段々と好きになっていました。
自分でもイラストも描き始めて、ピクシブに投稿していました。全体の投稿数はあまり多くはなかったですが、反応をもらえたり、特に自分では「こんなに脳内でキャラクターがすらすら動くのは初めて!」と言う感覚が生まれて何個も描くことができ、何よりも楽しかったです。それだけキャラクター達を身近に感じさせてくれてたんだなと思います(※まだゲーム発売してません)
あと、発売前コミケ(冬かな?)で配布したスターターブック的なリーフレットやそれを入れたバッグ、おまけのシュシュも欲しくてオークションで手に入れました。グッズはまだなかったですが、それだけ何か手にしたい!という気持ちも大きかったです。

キャラクターソングCD「オーディションソング」編も発売が始まっていました。
学生でお金もあまりなかったので、妹と折半してCDを集めていました。アニメイトまで発売日に買いに行って、特典のポスターが渡されなかったので店員さんに問い合わせてみたり。学生で小心者だったので今でも印象的に覚えてます。
発売前はずっと試聴を聴いてテンションが上がりまくっていました。どれも私が聴いてきたキャラソンと違い、とにかく音の数が多い!と思いました。今も音楽素人ですが、おそらく編曲での効果の付け方が他と違っていたり、基本的な曲のクオリティが段違いでした。
とにかく毎日聴きまくって、妹とイントロクイズしたり、どんなキャラクターなんだろうと思いを馳せたりしてゲーム発売に備えていました。

さて2010年6月24日、ゲームの発売日です。私は那月、翔の店舗特典CDがついたものを購入しました(今聴くと声がだいぶ違う!)
以前VitaminXというゲームはやったのですが、あまりハマらず、ほぼ乙女ゲー素人だったためハマれるか不安でした。
シナリオでの主人公やキャラの言動は、そんなこと言っちゃう!?ぶっ飛んでる!と笑えるようなところもあり、締めるところはしっかり締まり、キュンキュン要素もあり全体的に楽しむことができました。那月、トキヤルートは泣いた記憶があります。
リズムゲー部分は想像した通り、下手くそでした!でも予め発売していた曲で予習は完璧だったので、大体はこなすことが出来ました。良い売り方だなと思いました。
最後のセシルまでやって、ファンタジーも思ったよりあって、なかなか自分好みだったなという感想になりました。
しかし問題はスチル絵、立ち絵でした。私は倉花さんの絵に惹かれて購入したので、初期の工画堂の絵は非常に苦痛でした。他の人が描くのは承知していましたが、ちょっと…という気持ちでした。あまりネット検索等はしませんでしたが、「乙女ゲー的クソゲーオブザイヤー」の存在は知っていたので、入ってくれるなよ…!という勝手な気持ちを抱いていました。
とにかくプレイしてみての総合的感想は、やっぱり「ゲーム」って肌に合わないなぁ!でした。自分でもそこそこ悲しかったけど、そこに落ち着きました。
あと今は絶対やらないと思いますが、公式でキャラクターの人気投票もありました。結果は1位トキヤだったと思いますが、納得だったと思いますし、自分もトキヤに投票した記憶があります。さすがマモ引っ張ってきただけあるな…トキヤの誕生日、マモのと対だもんな…みたいなパワーも感じました(全然嫌じゃなかったです)

しかし自分が学園生活を共にしたこと、発売前までの半年以上キャラクターと過ごした期間は無くなりません。特に「乙女ゲーのイベントに行きたい!」という夢があり、マモの蒼ノ翼を聴きたい!、キャストの○×ゲームとか、アフレココーナー見てみたい!最後に全員曲の「Welcome to UTA☆PRI world!!」をみんなで歌ってワイパー(腕を左右に振る)するんだ!という気持ちは消えず、その情報を心待ちにしていました。
ですが、2010年11月14日に、神奈川(横浜)のホールでイベントが決定していたのですが、中止となりました…。なぜ?という気持ちもありましたが、しょぼくれつつ他のコンテンツも同時に追っていたので、そちらで気を紛らわしていました。
また、ゲームはファンディスクのAA、SSが出ていましたが、大金を払ってまた肌に合わないゲームを買っても…という思いが強く、買わずにCDのみ買うようにしていました。

そんな中、2011年初頭、突然アニメ化が発表されました。あーーーーーこれだからイベント中止だったんだな、とふに落ちました。
しかし乙女ゲーのアニメ化です。今まで見てきたアニメに満足するクオリティのものは、私にはありませんでした。段々とアニメーターさんや製作会社を覚えてそれ基準でアニメを見るようなアニメオタクになっていましたし、倉花さんキャラデザ×A-1 Picturesで作られた咎狗の血が大変なことになった直後だったので、あぁとんでもない姿で世間にうたプリ、あの子達がデビューさせれらてしまうだな、という複雑な気持ちでいっぱいでした。PV見ても「本編は作画荒れるんだろうな…」という疑いがずっとありました。

しかしそんな心配は一話が放送された翌朝から消え去りました。言ってしまうとニコニコ動画でバズっていました。数日前まで「女性達しか知らないブロッコリーが作った小さな範囲で知られている乙女ゲー」という気持ちでいたので、猛スピードで広がる世界にかなり驚きました。
公式配信で1話を見た時、彼らが動いた時、歌って踊った時、声のなかった主人公の春歌ちゃんが喋った時、脳内で平面だった世界がより立体的になりました。アニメであんな感動をしたのは初めてでした。心配していた作画が一瞬たりともおかしなところがなく、あれ、私の知ってる音也と違う子がいるぞ!?!?と大変驚きました(アニメで性格がワンコのようになっていました。声のトーンも高い)
自分の感動は束の間の出来事で、ニコニコ動画ではOP曲の替え歌がはやり、本編でもキャラの言動一つ一つにツッコミが入るような「ネタアニメ」として認知されるようになっていました。これは思ってもいなかったことで、真斗が「ダム様」、レンが「ジャスコ」と呼ばれて傷ついたその内の一人です。
内容はゲームと違っていて、少し残念だった記憶もありますが、それも今は良い思い出です。
公式がOPだけの動画をニコニコにアップしていて、そこは良い判断だなぁと思いました。とにかくバズって、男の人も乙女ゲーを知らなかった人にもこの子達を見てもらえることが嬉しかったです。
私一人でアニメ前からハマっていたけど、他の人に布教するようなことは出来ていなかったので、友達が後からハマったり曲を聴き始めたときは「(私の名前)がハマってたやつ、大きくなって良かったね!」的なことを言われてすごく嬉しかったですし、それまでのCD全部貸しました。
キャラソンも今や普通ですが、アニメと並列して隔週で各キャラクターが1枚CDを出すことになっていて、追うのが大変というよりも、アニメで歌っていたプリンス達の曲がすぐ手に入る!という気持ち一心で、学生ながら必死に買っていました。そしてついに、発売した週の休日にアニメイトに行っても売り切れているという状態がありました。ここまできたか…と震えました。
話数が進むにつれて人気はうなぎのぼりの印象で、ピクシブで少なかった二次創作のイラストもガンガン増え、ランキングもうたプリで埋まっていた時もあり感動しました。自分の描いた絵(妄想1000%な絵)もルーキーランキング1位になった日があったり、とにかくうたプリ人気を感じまくっていました。
アニメ期間中、アニメイトの企画で二話分を店頭テレビで放送して、ちゃんと見たらスタンプカードにスタンプ押して、全話見たらノベルティプレゼント!という今考えると謎な企画がありました。観賞会という意味だったのでしょうが、今でもメリットがあったのか?と思いますが、何も疑わなかった頃だったので全て参加し、ノベルティをゲットしました。各キャラのSD絵線画が描かれたコースターでした。うーん謎。

アニメ終了後、Blu-rayの発売がありましたが、迷わず全て購入しました。また、特典で春歌ちゃんが部屋に飾っていたHAYATOのポスターがつくことがあり、なんて夢のある売り方だろうと嬉しかったです。ずっと飾ってました。(2期の2000%でもレンの仕事であったモデルイベントのポスターが特典になったり)

ゲーム続編のDebutの情報発表も確かアニメ前か最中にあり(アニメ最終話に絵だけでたので)、友達と電車の中であれこれ言った記憶があります。初期のカルナイ4人の絵はパッと見が怖く、この先どうなっていくのか不安はありました。私は「ちゃんと人気が出るか」が気がかりで、プリンス達みんなの幸せを願っている身としては、先輩の登場で変な差が生まれないかと思っていました。また特に藍役の蒼井翔太くんが超新人声優だったため、人気が出なかったり、既存ファンに変な風に思われないか心配でたまりませんでした。(後にそんな心配は全くなくなります)

また秋くらいにナンジャタウンのコラボがありました。自分の好きになったジャンルでは初めての経験で、アニメ化したんだな~感が一層増しました。しかしうたプリ人気最高潮で、まだ運営側もその人気を計りしれていなかった頃だったので、記憶では時間規制はなく、列は伸びまくりの無法地帯になっていました。レンのダーツ板型ピザがデカくて大変でした。
他にもオタクとして夢だったフィギュア(アルター、ねんぷち)やシーツが発売されたこともものすごく嬉しかったです。
広告活動も積極的で、渋谷109の看板や竹下通りのフラッグに書き下ろしイラストを掲載するなど、「リアルなアイドル活動をしているプリンス達」を演出、体感させてくれるようになりました。ただ、地方住まいだったので行けなくて悔しい思いも…でも今はなんて粋なことをしてくれる事務所(公式)なんだろうと感謝しかありません。

アニメ化からしばらくするとうたプリのキャストが登壇するイベントが発表されました。先に書いた通り、私は「うたプリのイベントに行きたい欲」がものすごく強かったので、当選のために各神社でお祈り、流れ星があれば祈りの連続でしたし、今もこれは続いています。結果としては外れてしまい、当然泣きましたし、当選者を心で恨んで恨んで恨んで相当邪悪な塊になっていました。私はTwitterで他のファンの方をフォローしないので、当選者に触れることもなく、表には出ていませんでしたが、虚無な日々が続いていました。
イベント自体はDVD(まだDVD流通の頃です)で見ましたが、先に書いたようなアフレココーナー等はなく、ライブメインで驚きました。でもそれがうたプリの形なんだなと思いました。そしてここから各声優イベントが歌メインになっていったな、と思っています。

すみませんこの辺りから時系列等はバラバラになります。

同人について

アニメになったことで多くの人が描き始め、いつしかアイドルものパロディの見本(基礎?)のような立ち位置になっていたと思います。リアルのアイドルパロとはどこか違う印象がありました。他ジャンルのキャラクターがテレビでST☆RISHを見る、モデルのキャラがテレビ局でST☆RISHと会う、みたいなクロスオーバーでも見かけるようになり、広がっていく様が非常に嬉しかったです。おそ松さんでF6が出た時は、結果的にうたプリから少しずつ始まっていった二次元的男性アイドルイメージが月日を経てこういう形に昇華したんだなあなんて思いました。
私自身は一つのカップリングにハマったので、昔からの夢だったジャンルオンリーイベントやカプオンリーの即売会に初めて行くことができました。確かそれなりの規模になったイベント日に、上松さんが何かイベントあるの?なんて無邪気ツイートをしていた記憶があります。
資金力もついたので本を買いまくり、自分にとっての神作家と思える方もできました。本は全部買って、この方の描く世界に魅了されていました。しかしとある問題がある年に起きました。
うたプリ公式が公開するエイプリルフールは、そのネタが最終的にリアルで展開するという流れになっていました。その中で2016年のエイプリルフールネタは、かつて「劇団シャイニング」として発表した3曲(ドラマCD)をプリンスたちではない他の役者が舞台化し、その告知用サイトの公開、というようなものでした。つまり、今後リアルの舞台作品を展開する発表ともなりました。
私はテニミュで育ってきたので、うたプリが舞台化しないことにずっと違和感を感じていました。でも「うたプリが目指す形は、プリンスたちを1人の人間として存在させることなんだな」とこれまでの活動からそう納得させていました。他のコンテンツより時期はずれてしまったかもしれませんが、企画が動いたんだ!と私は歓喜していましたが、発表に納得いかない方も大勢いました。
それはうたプリがそれまでリアルのアイドル感を追求、体感させてくれていて、しっかりファンをリードしてくれていた成果でもあったと思います。見事だと思います。ただこの舞台展開の時期は遅かった、と私は思います。
話は戻って、前述の神作家の方はまさに舞台が苦手派でした。作品崇拝のみであまりツイッターを覗いてはいなかったのですが、反応が気になり見に行ってしましいました。すると役者さん全体を嫌悪するツイートがあり、思春期からそれらが好きで育った人間からしたらショックでたまりませんでした。人によっては些細なことかもしれませんが、大きなショックでその方の作品を素直な気持ちで読むことができなくなりました。
長いジャンル故に、全体的に二次創作は「やりきった」方が増えている時期でしたので、私も次第に積極的に見る状態から離れていきました。それこそたくさんの方の創作物を読ませてもらったおかげで、確固たるカプ概念が確立し、自己生成できるようになっていました。
もちろん今もイラストを軽く見るくらいはしますが、あの時の熱が同様という感じではないかもしれません。ですが当時のピクシブのカプ検索で出てきた小説は全網羅し、カプ内で出されている漫画同人誌も全網羅の状態になれたことは同人にハマった自分の一生の掛け替えのない思い出と自信です。

劇団シャイニング

2.5次元舞台が好きな自分にはこの展開開始が幸せなようで、一方では受け入れられない方もいるという状態で、なんとも言えないスタートでした。ですが公式は上記した通り、「プリンス達を俳優が演じる」のではなく「同じ役柄を二代目として俳優が演じる=再演」という設定を編み出してくれました。
キャスティングはどうやってこのキャスト集めたんだ!?というほど知名度もある方達が多く驚きました。結果チケットは入手困難。見られたのは二作目のマスカレイドミラージュのライブビューイングからでした。私が俳優さんで一番好きな方がうたプリの名のつく舞台に出ている…という感動と不思議な空間でした。そして脚本はドラマCDの内容を深掘り、さらに今回の役だけではなくうたプリキャラクターの特徴や関係性をうまく利用したものになっていて、観劇中に私の頭は目まぐるしく回転し、今までの観劇にはなかった体験をしました。うたプリも役者さんも大好きになりました。そこからは全ての作品を観劇できています。
また3作が終わった後にシャイニングレビューという、楽曲披露やゲームで楽しむショーがありました。こちらはまた舞台とは少し違った異空間だったなと思います。私は先に書いていたとおりイベントでゲームをしたりする姿が見たかったのですが、ついにそれが叶いました。シークレットパーティー(3DCGライブ)を見た気持ちに似ていたなと思います。あの空間は他の方がいろんな感想を持たれてもしょうがないと思います。でも、私は猛烈に興奮し、ペンライトを振り、拍手をし、体いっぱい楽しみました。そして夜公演のチケット購入列に並んでいました。
夜公演は天井席でしたが客降りでファンサをもらい、一生忘れられない思い出になりました。思わず最後に周りの席の方に「ほんとこの席買って良かったですよね~」なんて語りかける最強の狂気オタクをかましてしまいました。あの時笑ってくれたTOKI推しのお姉さん、本当にすみませんでしたありがとうございました。

舞台化に対して私の考えはかなり独自かもしれませんが、「大好きなキャラクターを、また違う人がどう演じるか考え悩み、体を持って体感し、言葉をリアルに紡ぐなんて、なんて贅沢なことなんだ。好きなキャラクターをじっくり見つめ直してくれる仲間がまた1人増えるなんて喜ばしい」です。これはキャラを好きな気持ちが限界突破した結果と、二次創作物が好き(許容できる)な気持ちがあるかなと思います。まだこの観劇体験をしていない方がいたら、是非見てみて欲しいです。うたプリ知らない方も是非。音楽も同じElements Gardenですし、クオリティも高い舞台です。なんとあのドラマCDだけのキャラクターに新しいキャラソンが増える!お得!なんてこともあります。
しかしレビューはドラッグで見ている夢みたいなものです(語彙力が無くて表現できないんですが、なんていうか天国、桃源郷、理想郷なんかそんな異空間ですあれは)。

違う面から話してしまうと、これらは全てエンターテイメントですが、同様にある会社が作り出した経済活動の一つです。私はそれをわかっていても、その方達が楽しませようと考えてくれたものに全力で楽しんで応えていきたいと思います。同様にキャストさん達が悩み時間をかけて作り出した世界も思う存分、骨の髄まで、自分のできる範囲で楽しんでいきたいと思います。

プリライについて

上記で少し語りましたが、改めて各プリライについて書きます。基本、行けなくて悔しがってる残念なやつです。
1st:外れて死ぬほど恨みました。
2nd(パシフィコ):上記同様。ただ友人が行けて少しだけ報われた気になった記憶がありますが、普通に恨みました。
★アニサマ2012(たまアリ):追加で参加発表。アニソンフェスに男性声優のキャラクターも立てるんだ!?と感動しました。行けてません。
3rd(横アリ):外れて、この場で初めての11人全員曲Shining Star Xmasが初披露されて恨みました。
確かこの時プリツイ(プリンス達のキャラツイッター)も稼働していて、「行ってきます!」風なツイートしてて、腸が煮えくり返って失神しそうでした。
さらになぜか足元に置いてしまっていた2000%円盤のクリアケースを踏んで割ってしまって猛烈に虚無な日でした。
★アニサマ2013(たまアリ):チケットを譲ってもらって行きました!!!感謝です!初めてST☆RISHを生で見ました。昔からアニサマは好きで見ていましたが、お客のほとんどが男性のあの場で歓声を浴びて、カラフルなペンライトで照らされている7人を見れて感動しました。
4th(横アリ):やっと行けました……。確かまだガラケーの方がいける説が残っていたので祖父の楽々フォン的なやつで無理やりやったら最終のチャンスで取れました。ステージ真横の天井席でした。
でも大好きなキャラの色に染まる会場を見たら、こんなにあの子達は愛されているんだ!アイドルだ!というのが実感できてそれだけで泣けました。
新幹線で帰ってきたら車が大雪の中でバッテリーが上がっていてそこでも泣きました。
5th(たまアリ):二日間行けました。幸せでした。初めてフラワースタンドの企画にも参加して、名前の立て札(?)のデータ作りもしました。1日目の最初に蘭丸役のたっつんがゲネで腕の骨を折ったという報告がありました。衝撃でした。腕にキラキラの三角巾を巻いて出てきたのは驚きとプロ意識の高さに感動してしまいました。本当に感謝しかないです。
6th(メットライフドーム):1日目の例の開場問題の渦中にいました。これについてはどうしても言いたいのですが、被害者だと思っています。開始1時間ほど前に到着して、ギュウギュウ詰めのグラウンドから走って、席に着いた直後に始まりました。イヤリング無くしました。まだ走ってくる方達が何人もいて、まだやらないでって声に出てしまいました。泣けました。内容はヘブンズも初登場して最高でした。でもあの日だけはたくさんの人を悲しませた日だったとして、忘れないで欲しいです。もし別ジャンルの人がいたら、これを反面教師、最悪な一時例としてどうか二度と起こさないように運営側と教訓にしてください。
あとアンコールの時に右少し下の通路を歩いている上松さんを見かけました。色々と放心していたので行けませんでしたが、今なら感謝を伝えに行ってたかなと思います。だいぶ後悔してます。(でもやっぱり席からの移動はしない方がいいかな)
ST☆RISHファンミーティング(メットライフドーム):なんとアリーナで前から2列目でした。今まで行けなかったり天井席だったのはこの日のためかなと思いました。会場を使ったゲームをやってくれたりして、私の行ってみたかった声優イベントだ~~!って感動しました。1人参加だったのですが、大好きな曲で泣き崩れかけていたら、隣のセシル推しの方が「頑張って!💦」って背中に手を置いて声をかけてくれました。なんて優しい…!これがセシル推し…!最後にお礼を言って帰りました。
カルナイライブ2017(東京国際フォーラム)、2018(神戸ワールド記念ホール):カルナイ推しでないので、ライビュでした。私の席よりも他の愛する人に席を渡すべきだの気持ちです。カルナイは本当に格好いいです。あんなにキャストさんが前のめりに参加しているキャラクターありきのライブってないんじゃ無いかと思います。それぞれが実力あるメンバーであるのは間違いないですが、キャラでアコースティックコーナーやります…?GRANRODEOのライブの途中のやつですよそれ。
会場がいつも小さいのでライビュやってくれたとしても、カルナイを愛する方達が生で見れてない状態なのは悔しいです。でも色を制御するペンライトを使ったりしてやりたい演出を突き詰めてるのは評価できます。でもなぁ…。

うたプリにはライブ当日に生上映してくれるライブビューイングとは違う、シネマライブというものがあります。ライブ映像を流して楽しむものです。正直最初は、なんでライブビューイングをやってくれないんだ!?という怒りの感情しか湧きませんでしたが、どうやらここには企業としての問題があるようなので置いておきます(でも後にカルライはやっているのでふに落ちませんが)。
シネライはライブ円盤(BD、DVD)発売少し前に開催されるので、実質そこがライブ初見になります。嬉しいけど、毎回最初のオーバーチュア的な音楽のところで、自分はなぜ行けなかったのかとガチで映画館で泣いてました。なので行けた時の喜びはひとしおでした。

うたプリでアイドルコンテツが盛り上がり始めたとともに、男性声優のライブの形も変わったなと思います。ライブとMCだけ。本当の歌手のようなライブです。THE声優イベントの○×ゲームや、アフレココーナーは無し。でもそれがアイドルを体感させてくれる重要な機会でした。
今やアイドルもののライブでキャストが踊るのは常識のようなものなので、うたプリキャストのおじさん(親しみを持ってこう言わせてもらいます)・お兄さん達は踊らないので初めて見る人は逆に違和感かもしれません。でも考えてみると、この方達はイベント(歌あり)はやるだろうと思って作品に参加してたと思いますが、まさか踊ると思ってオファーは受けていないと思います。だってあの時は他にアニメ・声優コンテンツでアイドル(キャラ)とキャストを重ねて見る、という前例がそんなになかったんですから。少し古い考えですが、声優さんが壇上に上がってくれることって以前はありがたい~って気持ちが強かった気がします。今はライブもセット売りのようなものですが。あのキャストさんはイベントは出演しない歌わないよね、なんて大前提はザラだったような。
ダンスはマモが踊れる人だったのでだんだんと振りがついていきましたが、少しずつといったような印象です。その後、私たちの盛り上がりを汲んで、キャストさんたちもしっかりとした振りがつき、時には和風の曲で殺陣がついたり、ワイヤーで吊るされて戦ってみたり、ワイヤーでつるされながら空中で回る、マントを翻すなど、まさにライブ演出!という形になっていきました。曲に合わせた生演奏もありました。
上記にカルナイは「キャストさんが前のめりに参加」とありましたが、もちろんST☆RISHのキャストさんが前のめりでないとは言いきることはできませんが、私にはお客にはそれが伝わりづらかったなと思います。少なからず私はそう思ってしまった1人です。一気に爆発的に人気になったので、キャラクターの人気に引っ張られていつの間にか大きな会場でライブをするようになっていた、なんて気持ちだったのではと憶測しています(1stライブなどでのきーやんのMCなどから察して)。逆にカルナイはそれがわかりやすく、ダンスの練習報告!協力してライブ作ったぞ!なんと今までライブ円盤になかったキャストコメンタリーつき!(=ライブで力を入れた部分を教えてくれた)を見せてくれたので。
少なくとも私にはそんな気持ちがそこはかとなくあったので、6thライブでマモ、特にきーやんが泣いた時は、ついにこの時が来た!と思ってしまいました。プリンス達に声をのせてくれた張本人に何を言っているんだという感じですが、やっと、うたプリに力をかけてくれていたんだと実感した出来事だったと思います。それが開始から7年目でした。
うたプリのキャストさん達はコンテンツ開始時点で世に名の知れた方達ばかりです。プリンス(キャラ)達はそのお仕事の中のほんのひとつでしかありません。私たちには毎日思い続けているキャラであっても、同じ思いでないのは人として当たり前のことです。毎クール違う作品に出演したり、数々の他ゲームにも参加しています。その中で長年心に留めてもらえるキャラは少しなのではと私は思います。でもやっとその中の一つになれたかな、と思えたのがきーやんの涙でした。インタビューも何年も数々読んでいましたが、これが私の長年考えてきた素直な想いでした。なのでライブ後にきーやんがダンス苦手だし練習嫌いだけど、うたプリのためにめっちゃ頑張ったって言ってくれたのは、うたプリがこの人の原動力になったんだなぁと思えてますます感動しました。

マジLOVEキングダム(映画)

6thライブで発表された時から公開されるまで、正直いうとそんなに期待できていませんでした。アイマスの劇場版を見ていたのでアイドルアニメの映画はこんな感じだろうな、大きなライブに向けて練習、ぶつかり合い、一致団結のストーリーパート→本番で数曲披露。またライブ映画として作成中で、「応援上映」もあると告知されていました。キンプリの前例があったので、共感性羞恥MAXな私は、ああいう一致団結も良いにはいいけど(※好きで3回見に行ってます)、うたプリでするのは羞恥心がやばいな…統率できるのかな…と思っていました。前売り券を買うのも自分にハマる映画じゃなじゃったらどうしようと、恐る恐るでとりあえず3枚買いました。
結果、想像を軽く上回る仕上がりの映画でした。というか、歓声もバッチリ入ったライブでした。オープニング映像から始まり、歌と、MCと、最後の挨拶まであるしっかりした全編ライブ映画でした。アニメでしかできない演出とリアル感をちょうどよく融合させていました。ずっと行きたかった、想像でしかなかった、アニメの中の観客しか行けてなかったあの「うたのプリンスさま達が歌って踊るステージ」でした。来週もまた見に来よう思いました。
公開から数日経つと、元からのファン以外の人も誘ってみるようなブームが出来ていました。私もその流れにのって、5人の知人を誘い一緒に見ることができました。元からアイドル系ライブを好きだった方には猛烈にハマったなという印象です。
毎週変わる特典も見事で、公演中に上から降らせる銀テープを配る特別な回もありました(しかもトキヤの誕生日に)。
ライブには欠かせない「アンコール」が、追加されるという情報が入ってきました。グッズのライブTシャツを着てありがと~って言いながら袖から出てきて一曲歌い会場をめぐる、というまさしくあのアンコールでした。そこまでライブを体感させてくれるのかとびっくりしました。毎週変わる演出が見たくて、車で片道1時間半かけて何度も足を運びました。
他にもいい音響の映画館で見るという楽しみも生み出させれました。たくさんの方が何度も行っているからこその発見です。私も県を跨いで川崎のチネチッタのLIVE ZOUND、イオンシネマ幕張新都心のULTIRAなどに行きました。そんな風に足を運ぶ機会が多くなった結果、劇場公開期間もどんどん長くなっていきました。正直、特典配布が終わったら終了しちゃうだろうから早くいこう、と思っていましたが、杞憂に終わりました。
ファンが1年もしくは2年弱に一回、全力をかけて楽しみにしているプリライはライビュも生配信もありません。これはチケットを手に入れられなかった既存ファンをガッカリさせるとともに、少し見てみようかな、友達を気軽に誘ってみようかな等の新規ファン獲得のチャンスを逃していると思っていました。ですが今回のマジLOVEキングダムはそのプリライが毎日どこかしらで開催されている状態でした。この楽しさに気づいてうたプリを好きになってくれる方が大勢いました。まさかコンテンツ展開9年目になって、新規ファンがこんなに生まれるとは思いもしませんでした。
上記で誘った方にもヘヴンズにハマって、私よりも映画館へ通った人がいました。ああこんなことってあるんだと、嬉しく、プリンス達のことも、好きだった自分にも誇らしく思いました。
結局映画には14回行きました。毎回飽きることなくひたすら楽しかったです。長く上映してくれた各映画館に感謝します。

ヘブンズ

上記映画で新規の方がハマったグループ、ヘブンズ。アニメから途中参加の彼らはめちゃくちゃ特徴的でいいキャラしてるのに、ライバルとして登場したからこそなかなか活躍する機会がありませんでした。正直、普通に見て好きになれるほどの描かれ方と時間が与えられていません。ですが映画での活躍は、想像以上でした。私もやっとこの子達を知れる機会が来たのだと嬉しくなりました。あと新規の方が特に入りやすかった印象でした。
あの緑川光さんが参加してくれたのも衝撃でした。ときメモGirl's Sideで「王子」と言われる主要キャラをやっていた人が、うたの「プリンス」さまに出てくれるんだ…という衝撃です。しかもライブで歌って踊ってくれる。感無量です。

うたプリで初めて経験できたことは多々ありますが、3DCGライブのシークレットパーティがありました。他コンテンツでも同様のものはありますが、どんなものかあまり調べずに軽い気持ちで行きました。マジLOVEキングダムを見た後だったので、ライブに慣れていたつもりでした。ですがより接近した場所で見るプリンス達のライブは未知の体験で、アドレナリンで頭がおかしくなりそうでした。リアルにそこにいました。WE ARE ST☆RISH!!の歌詞「誰にも真似できない夢と恋の証」「それは君がすべてをかけて涙して…愛した歴史の答え」を聞いた時はステージも見ずに号泣してました。この3DCGを作り出すのに相当の手間暇、時間、技術、お金がいるのを知っています。平面でしかなかったものが時間をかけてリアルになっていく様を、歴史の答えを、このライブで見たなと思いました。
また近年で嬉しかったことはファッションデザイナーのKEITA MARUYAMAとのコラボ企画(衣装作成、展示、MVの作成、グッズ販売)です。あの倉花さんのスタイリング(絵全体)をさらに輝かせてくれました。自分にはなかったデザインの世界が広がりました。少しずつケイタ先生の商品も買っています。

さらりと書きましたが、いつからかうたプリは倉花千夏さんが描かれるものは、倉花さんがスタイリング(衣装選び)、撮影(絵を描くこと)しているという表現をしてくれるようになっていました。うたプリ公式も倉花さんも、みんなでプリンス達をアイドルにしてくれています。
絵で言えば、アニメ1~3期のキャラクターデザインを手掛けていた森光恵という方がいます。最初は少し慣れなかったのですが、ワンクール見てしまえばもうその絵の虜でした。うたプリの絵だけの同人誌も1冊出されていました。家宝です。A-1を離れてしまったので今はもううたプリの絵を見ることはできませんが、正直クラウドファンディングでもして、一枚でもいいから描いて欲しいと思っている亡霊のようなファンになっています。どの絵も魅力的でキャラクターが生き生きとしていて、好きで堪りません。


いろいろ書いてきて見直して思ったのは、私はうたプリが楽しすぎて、好きすぎて、うたプリに関わった人、みんなハッピーになって欲しいな!ハッピーパルス全開!な気持ちで生きているんだなってことです。小心者なので大きな声で布教はできませんが。特に自分がお勧めされるより、自力で見つける方が好きなので…。
長くうたプリ(ひとジャンル)を見てきました。キャラの誕生日に妄想デートをする人も、離れる人も、また戻ってくる人も、ゲームを楽しむ人も、アニメだけで楽しむ人も、劇団シャイニングを楽しむ人も、グッズをたくさん収集して楽しむ人も、プリンスキャットで楽しむ人も、二次創作で楽しむ人も、乙女ゲーの主人公の立場で楽しむ人も、アイドルとしての彼らを楽しむ人もいます。そのいろんな方達を繋いでくれているのが私の愛したプリンス達だなんて、すごいな、アイドルってすごいな、なんて改めて思います。彼らは三次元には存在しないのに、確実にそばにいてくれます。それが私たちが愛した証です。

もし暇つぶしでもこの自己満の文章を読んでくれた人がいたら感謝です。
1月からコツコツ書き始めて1万5千字になりましたが、まだ全然語れます。
うたプリを生み出してくれた紺野さん、上松さんに心から感謝します。「キスよりすごい音楽」はたくさんのものをくれました。
これからもうたプリ楽しみます!東京ドーム、楽しみにしてるよ!



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