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『脳卒中リハビリ闘病記 -頑張れる「気力」を僕は・・・-「Reborn」-』⑮

人は成果のすぐに分かるものには努力できる。

そう思いますね。

言語聴覚士のIさんも熱心に教えてくれましたが、人の名前を覚えることと左手での字を書くことは、出来れば、さぼるか逃げ出すかしたかったですが、Iさんがニコッと笑うとうれしくて、出来ないながらも、時間中は何とか頑張れました。

私も入院の少しづつベテランになり、少しずうずうしくなりつつありました。

しかし、入院してた、失礼ですがお名前が思い出せません。

この方は近くの病院との行ったり来たりで、入院の大ベテランの方でした。車椅子でのリハビリでした。

年齢も雰囲気も少し父に似ている方でした。すぐに仲良くなったのですが・・・・・

オッとどっこい!

毎日がグチばかりで看護士さんの対応、食事の事・・・療法士がリハビリの効果のないことばかりさせている等々。
 
いつも、看護士さんへの怒鳴り声が病室で聞こえてきます。

食事がいつも同じテーブルで、本当に疲れました。

時には、病室まで訪ねていただき・・・・・・トホホ!

しかし、寂しかったのでしょうね!

会社を経営されてたと聞きました。

バリバリ仕事に取り組んでいて、急に入院となると、体もですが心のバランスを取り戻すのに時間が掛かりますよね。

もちろん、私の場合も同じでしたが、考える段階へも来ておらず、リハビリのことだけを考えて、いや、当時はリハビリだけしか考えられず毎日をおくってました。

近所でリハビリに励んでいる方もそうですが、「もうかまんで!娘も嫁に出して、孫の顔もみたき。」と、辛いリハビリを避けるようになったそうです。

しかし、私が退院後にリハビリの散歩をしている姿を見て、「お父さん、福島君も頑張って歩きゆうで。」と、奥様がはっぱをかけると、ご主人がリハビリに精を出し、近くを杖をついて奥様と一緒に歩きだすまでになりました。

こんな僕でも、少しは人の役に立てたかなとうれしかったです。

人によって頑張れる年齢や状況もあると思いますが、頑張れる「気力」を僕は入院中に入院仲間や病院スタッフの方々にたくさんいただきました。

感謝です<(_ _)>

その頃、入院中に思わぬ事件が・・・母親から手渡された手紙は・・・・・・・・・。

 チャチャチャーーーーーーン(火曜サスペンス風)

 【 次回につづく 】 

最後まで読んでいただき感謝です!

今日も元気と笑顔で頑張りマス(^-^)/

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