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みそしる万歳

僕は味噌汁が好きだ。毎日とは言わないまでもよく食べる。味噌汁は質素な食卓に救いの手を差し伸べてくれる強力な助っ人である。

かと言ってすごくこだわって作っているわけではなく、使っている味噌はどこにでも売っている安い物で、出汁をとったりもしてはないので、かなり雑把につくっている。自分が食べるだけなので、なんでもよいのだ。
好きな具材を適当に切って放り込んで、味噌を溶かすだけだ。何かをお手本にして作っているわけでもないので、作る工程におかしいところがあるかもしれないくらいだ。僕としては、お湯に味噌が溶けていればそれはもう味噌汁になる。だから味噌味のお鍋は、でかい味噌汁ということになる。
(味噌ラーメンはどうだろ、、)


味噌汁の懐は大変深い。何でも受け入れてくれる。
野菜であれば具材にできないものなどないのではないだろうか。挑戦したことはないがトマトスープがあるならば、トマト味噌スープなるものもいけると思う。トマトが未知数であるものの、合わなそうな具材がパッと思い浮かばない。
野菜に限った話ではなく、魚介、きのこ、肉、豆、どれも守備範囲内だ。これらを組み合わせると多種多様な味噌汁ができる。平安時代からの長い歴史が生んだ、味のレパートリーの数は計り知れない。おそらく海外からきた具材も快く受け入れることだろう。

いつも、ほんとうに適当につくっているのだが、ルールが一つだけある。それは具材は1つ若くは2つまでということだ。豚汁のようにごたごたと沢山はいったもの好きなのだが、基本的にはこれに則ってシンプルなものをつくる。
冷蔵庫に余った具材あれば入れちゃうときあるので、かなり甘めなルールではある。味噌汁は冷蔵庫の在庫処理もこなしてしまうすごいやつなのだ。
僕としては、味噌汁と漬け物があればそれだけで及第点に到達する。定食でこのどちらかが欠けていると、物足りなさを感じてしまう。





味噌汁を飲むとほっとする。
みそしる万歳。





追記
セロリは危ういかもしれない。


 





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