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ぽんぴろぽんぱん音楽日記(2023冬)



12月15日 HUSKING BEE/ ANCHOR

現在の僕しか知らない人だったら意外と思われるかもしれないけれど、僕はパンクミュージック魅せられた少年だった。
こぶしが潰れてしまっている先生(また何処かで詳しく書こう)に、ウクライナの海賊みたいなバンドや、和太鼓がはいったハードコアバンドを教えてもらったりした。
HUSKINGBEEを久しぶりに聴いた。
あの頃を思い出した。

12月16日 佐井好子/ボンボヤージュ

ジャケットが、どれも魅力的。本人が描いているらしい。曲が始まればジャケットの世界に一気に引き摺り込まれていく、怪しげで魅惑の幻想。
彼女は夢野久作に影響を受けたみたい。
ちなみに僕は、夢野久作童話賞という公募型新人賞に応募しておりましたが、残念、だめでした。

12月17日 冥丁/ 塔婆

アンビエントのようなくくりになるのだろうか、僕たち日本人が忘れてしまった本当の日本の原風景、何故か僕たちのものだと思い込んでいる、歪んだ都市の幻想。
現代の日本の文化が抱える捩れに、挑んだ作品。アルバムをアートの逸品として僕は捉えた。
もっともっと日本の文化を知らなきゃと、予々、考えていた。
里見八犬伝、井原西鶴、近松門左衛門、歌川国芳、広重、、、。たっくさん素敵なものに溢れている。

12月18日 リトルリチャード/Kansas City

知ったのはビートルズforsaleから、ポールのカバーも流石だけれど、本家の彼の歪んだ声はとんでもなく胸に突きささる。

12月19日 榎本健一/私の青空

なんでこうも染みるのだろう。
置いてきてしまったのはなんだろう。
高田渡のも好き。
榎本健一が歌い、坂本九が拍子を取る動画を見た、泣けてくる。

12月20日 井上陽水/pi po pa

エレクトロニカに、ささやくように呟くように彼の声が雫のようにぽたんぽたんと滴る。
井上陽水がヒアゼアアンドエブリウェアを加山雄三と歌っていた。やっぱり彼の声は凄い。


12月 21日 The beatles/its all to much

ビートルズの曲をここへ書くのは、なるだけよそうと思っている。そうじゃないとビートルズだらけになってしまうから。よそうと思いながら、どうしても堪えきれず漏れてしまったものを書くくらいで丁度よい。
spotifyで、今年一番聴いた曲だそうだ。
たしかにやたらめったら聴いた時期があった。

12月22日 マルコスヴァーリー/Nem Paleto, Nem Gravat

ブラジルのシンガーソングライター、この曲が収録されているアルバムは73年。
知り合いから教えてもらい、一聴してお気に入りになってしまった。遊びの心が随所に散りばめられた、チャーミングな曲。とても73年の作品と思えない。どんな歌詞なんだろう。

12月23日  ナンシーシナトラ/lies

フランクシナトラの娘さんの1stアルバム「ブーツ」から。
ミニスカートにブーツという姿、当時の最先端ファッションに身を包み、可愛らしさと、時折みせる気怠さがアルバム通してかっこいい。

12月24日 flower travellin band/satori partⅡ

島国の閉ざされた、自閉的な根っこの部分
確かに自分の中に混ざっている。
どうやって表現すればよいだろう?
観光化されたものでなくて、もっと下の方に根付いたもの。僕の中には何が混じっているのだろうか。それを誇らしげに掲げれるのだろうか?

クリスマスイブ!


12月25日 大滝詠一/君は天然色

今は受話器持つ手が痺れることなんて殆どないね。

12月26日 暗黒大陸じゃがたら/でも・デモ・DEMO

10月岡山の奈義町にバンドで歌いにでかけた
帰りの車の中でマンドリン弾きのジンがかけていて、はじめて聴いたのだ。
日本人って暗いね〜っ性格が暗いね〜っ

12月27日 かまやつひろし/歩け歩け

湯屋帰りに聴きたい曲
ムッシュかまやつは若い世代なんかには、変わり者のおっちゃんというイメージが先行してるが、いい曲つくるなあ。
セブンスターショーという番組で、ユーミン、ティンパンアレーと共演していたのだけれど圧巻だった。

12月28日 FULL OF LOVE/青い空の幻

沖縄でひっそりライブしていたと聞いた

12月29日 いちやなぎ/きっと

寝る前にちょうどいいかもね。








追記
もう今年もおしまい
なんて言いつつ明日は変わらずやってくるのだろうし、大体はやっぱり繰り返して、なにも終わりやしないのだろうけれど、、
なんでこう、年の瀬は胸にくるものがあるのでしょう、、。
人間はつくづく物語が好きですよね。

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