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さむらい三兄弟

他人と足並みを揃えて行動を共にするって簡単でないですね。とても難しい。歳をとるほどそうなるのかもしらん。
ちいいさい頃には仲の良かったお友達と将来大人になったら一緒に住まん?そしたらずっと一緒に遊べるしなあ、なんてこと言ってた気がするが、今では軽はずみにそんな事はそうそう言えないし、変な誤解を与えかねないから言うべきでもないだろう。
一人では生きていくことができない癖に、そんな事をのたまうのだから人間はややこしく煩雑きわめる動物である。
独りでいることが耐えられないのに、かといって大勢に囲まれると気を揉み、気を病む、本当に厄介で、大自然にいても大都会にいても孤独を感じる、なんて事があるのもきっと僕だけではない筈。

急に何故、なんやらそれらしい事を考えてみたのかというと、自動車ありますでしょう?お外に出れば走っているメカ。免許書が無いと運転することが許されない鉄のイノシシ。
あの機会に乗る機会がごく偶にあるのだけれど、僕は運転が出来ない。いちおう運転資格はあるみたいなんだが、技術がない。
一度も抜刀せずに一生を終える侍が沢山居たらしいけれど、其れとさも似たりである。(となると僕は現代の侍ということになりますね)
侍は自ずと、運転席以外の座席に腰を下ろすことになるのだけれど、侍が四人居たとしましょう。となると、助手席に一人、後部座席に三人という采配が妥当で自然と、そうなります。
そんな折、多くの場合に後部座席の中央に僕が配置させられる事が多く、それはひょろてんなほそっこい体だからである。
真ん中は恐らく一番不評の席である、逃げ場が無く、どこか落ち着けない。大抵の現代人は経験則で此れを弁えているから、避けようとするのが自然でなかろうか。水面化で真ん中を避ける白兵戦が行われているように思えてならないのは僕だけだろうか、、。小生は敗戦に敗戦を重ねている侍なのである。

「だんご三兄弟」という子供向けの流行歌が昔あったけれども、あんな抑圧を受けては真ん中の次男は絶対グレてしまうと思う

後部座席の真ん中で挟まれて細くなりながら、人間は難しいなあと想うのだ。
ぎゅうぎゅう、むずむず。









追記
直近ライブスケジュールでございます

4月29日
京都西院夕方カフェ
zkykz 「monthly vo.60」

5月6日京都磔磔
浪漫革命 「共闘本丸」

5月18日 大阪心斎橋 BRONZE
松本幸太郎(東京少年倶楽部)
いちやなぎ
ゆきなり(炙りなタウン)
村上想楽

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