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牡蠣柿合戦

ぱりぽりぱりぽり、人参さん美味しいなあ。最近の人参さんは甘くなって土から出てくるのかしら。以前からこんなにも甘かっただろうか。そして、くさくないね。昔はこう、、人参のくせを感じていたように思うけど気のせいだろうか。大人になって舌が鈍感になってしまっただけかしら。味噌を皿の端にもって、ステック状になった人参にチョッコシだけつけて食う。ぽりぽりと。美味い。蕎麦猪口に日本酒を入れて舐めるようにちょっとずつね。先日、コウバコガニで一杯やった時はこれ以上のものはないと思ったものだけれど野菜に味噌ちょっこしも、滅茶苦茶に美味い。漬けた野菜もいいけど生の野菜もあてにお酒を呑むのもいいものだ。
神さん仏さんも酒好きならばぜひとも野菜と味噌あてに呑んでみてほしいものだ。いや知らないわけないか、なんせ神さん仏さんだものね。棚の中から缶詰めを出す。つぼ貝の缶詰め。甘めに煮つけているやつ。これほど美味いアテはないだろうなあ。貝は大好物で、神さんもお酒が好きなら是非つぼ貝の煮付けをあてにのんでほしい。
お酒は程々なところで今日はやめておいて(頗る大人である)買ってきた柿を食べることにする。柿と牡蠣の発音は少し難しい。店で売子さんが牡蠣の発音で柿を売っていた。どうでもいいことなんだろうけど少しばかり気にかかった。でもその所為で柿と牡蠣両方とも食いたくなってしまって、一つ柿を買ってしまった。柿はどちらかと言うと硬いほうが好みだ。カリカリとしているやつ。熟れすぎてないやつがいい。今日はお昼に「山小屋」というお店で柿の上におからが乗っかった料理を食べた。デザートなのかおかずなのかはよくわかんないが美味かった。寒くなってくるとちゃんこ鍋に牡蠣をどさっと入れたのが食べたい。全部さらって食べたものだと思っていたものの白菜の影に隠れて、ひょいと小指の爪ほどに縮んだ小さな牡蠣が顔を出す。小さくなりすぎる前に食べなくちゃならない。
夏の岩牡蠣もいいし冬の真牡蠣もそらあ美味い。明日は牡蠣の鍋かなあと思いながら柿を食う。











追記
兄弟ラジオ「いちやなぎらのでんぱ」
spotifyやapplemusicで聴いていただけます。
第6回更新しております。
只々兄弟でよもや話しているだけですが、何かやりながらだとか気楽にきいていただければ

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