聴くと感じる

誰かの演奏を聴き、「ピッチが」「リズムが」
「発声が」など色々とツッコミどころは見つかる物です。特に音楽を学んだと自認する人にとっては尚更です。
しかしながら、そもそもその基準とは何なのかについて、もっと議論があっても良いのかも知れません。

音楽を仕事に結びつけるには、当然お客様の要望を理解し応える事が必要ですからフォーカスするべき点は、お客様の求める基準になります。

この場合のお客様とは、単にリスナーというわけでは無く音楽を使うあらゆるコンテンツを制作する人達も含まれます。

彼らは単に自分が聴きたい物を求めているのではなく、彼らの顧客が何を求めているのか?を理解し応える為にフォーカスするべき基準を持ち論理を持っているわけです。 

大概の場合、多くのミュージシャンは何が評価に結びつくのか?
を学ぶことになり、他者の評価基準を学ひ受け入れて行くわけです。

全く音楽を学んだ事のない子供を想像してみた場合、彼らは何にフォーカスするべきか?などと考える事はないのかも知れません。
その音楽が気持ち良くさせてくれているか?或いは何かしら自分に影響を与えているか?を感じとるだけかも知れません。

かつて自分もそうだった気がします。

音楽が万人に開かれているとすれば、基準を意識して聴く事は、むしろ単純に感じる事を阻害しかねない要素だと考える事も出来る言うお話。












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