「転職の思考法」を身につけて生きていく。
こんにちわ、前回に引き続き今回も書籍シリーズ第二弾!
今回、紹介する本は「転職の思考法」というキャリアに関する本です。
著者は、北野唯我さんという人で、ファーストキャリアで大手広告代理店に就職し、その後外資系のコンサルグループを経て、現在ワンキャリア という人材ポータルサイトを運営している代表取締役員の方です。
まだ、社会で働いたことがない大学生である私がなぜ、今回転職に関する本を読み、そして取り上げたのか。
私の人生のミッションとして、「希少性のある市場価値の高い人間になる」ことを目標にしています。
希少性のある市場価値の高い人間とは、私の中では
今いる会社(仮定)から何らかの事情で「明日、クビ」と言われても「分かりました、大丈夫です」と安心して言えるだけの汎用性の高いスキルや能力、経験を複数持ち合わせ、かつ他の会社から既に声がかかっているようなマーケットバリューの高い人と定義づけています。
これから、ますますIOTやシンギュラリティのようなテクノロジーが台頭し、機械化が急速に進むことで、人間の仕事の半数を奪うと言われています。
また、生産年齢人口減少によって働き手が不足し、非就業人口に含まれている「働く女性、シニア、障害者、外国人労働者」などの活躍も求められていきます。
さらには、外部環境の変化に合わせるかのように、組織内でも終身雇用の崩壊や年功序列の廃止など、企業寿命よりも職業寿命の方が圧倒的に伸びてきています。言い換えるならば、組織に依存する働き方は令和の時代、淘汰されていくことになるでしょう。
最近では知ってる方が多いと思いますが「LIFE SHIFT」という本で紹介されていた「教育→仕事→引退」という単線型の生き方からマルチステージを構成する、新たな3つのステージ(エクスプローラー、インディペンデント・プロデューサー、ポートフォリオ・ワーカー)が登場すると書かれています。ここでは、詳しくは書かないですが、簡単にいうと、これまで当たり前とされていた生き方が時代の潮流に合わせ指数関数的に変化していくことに従い、自分たちの生き方や働き方がどう変化していくのか、そのモデルとして先述した新たな3つのステージが紹介されています。
この本から分かるように、これまでの古い習慣や慣習に縛られた価値観や考え方に従って安定的に生きていくことが難しい世界になっています。
就活の面接で「裁量権を持ちたい」「成長したい」と口を揃えて話す就活生が大量発生しているのは、もしかするとこのような時代の変化のスピードに学生自身も敏感になっているからではないだろうか。
しかし、改めてなぜ「個」の力が重要視されるようになり、それに適合し変容することが得策だと考えるようになったのか、明確に答えられる就活生は少ないのではないでしょうか?
私自身もそうでした。だからこそ、ここで問い直したい。
組織に依存せずにどんなに環境の変化が激しくても自分で生きていく力を手にするためにどんな思考法を身につけておくべきなのか?
自分のキャリアを今後どう築いていくか思い悩んでいる社会人にとってはもってこいの本だと感じている。
しかし、私としては社会に出陣する前の大学生だからこそ、転職ありきで自分のキャリアを学生視点からフラットに見つめ考える絶好の機会でもあると感じています。
というのも先程から強調して述べているように、これからの時代は同じ会社で定年退職まで完結して働くような既定路線がそもそも確約されていなことが普遍的になるからです。
この「転職の思考法」を手に入れることで、より自分の人生に潤いを与え、70才までイキイキと「はたらく」を楽しめている自分を妄想しながら、本書を紹介していくことにします。
本書は以下の構成になっています。
第1章 仕事の「寿命」が切れる前に、伸びる市場に身を晒せ
第2章 「転職は悪」は、努力を放棄した者の言い訳に過ぎない
第3章 あなたがいななっても、確実に会社は回る
第4章 仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろうか
それぞれ各章で印象に残った部分や学びを得られた部分に絞って、紹介していきたいと思います。
第1章 step1 自分の「マーケットバリュー」を測る
ー上司を見て働くか、マーケットを見て働くかー
筆者は、長い勤労生活の中で、どこを見て働くかによって、ビジネスパーソンとしての価値はほとんど決まると言っています。
更に、彼はこう質問を投げかけています。
もしも、世の中に会社が潰れても生きていける大人と、生きていけない大人の2種類がいるとしたら、両者は分けるのは何だろうか?
筆者は、その答えを明確に明言しています。
それが、「上司を見て働くか、マーケットを見て働くか」である。
確かに言われてみれば、上司に怒られないようにいつも怯えて上司の顔色ばかり伺って働いている人は成長の見込みが無さそうですよね。
反対に、マーケットのことを常に考えながら、「お客様の為に何が出来るのか」自分ゴトで考え行動できている人は、上司を見て働いている人よりも何十倍成長速度は早いですよね。
でも、頭ではわかっていながら実行に移すのは中々ハードルが高いと思います。短期的に見たら、上司におべっかしていた方が、評価され気にいられるかもしれません。逆に、マーケットの事を優先的に考え上司の意見や考えを二の次にしていたら、生意気だと思われ嫌われるかも知れません。
然し、長期的に考えれば、どちらが会社に貢献し、そしてマーケットバリューを高め自分のキャリアを思い通りに築いていけるでしょうか?
言うまでもなく、後者ですよね。長期的戦略的に自分のキャリアを考え、どんなスタンスで会社、顧客に向き合っていくか考えておく事は大切なのかも知れません。
今頃ですが、先程から繰り返し使っている「マーケットバリュー」とは一体何か、皆さんは分かりますか?
日本語に訳すと、「市場価値」と言う言葉で置き換えられますが、果たして市場価値とは何なんでしょうか?
何を保有していたらマーケットバリューがあるといえるのでしょうか?どんな要素で成立っているんでしょうか?
マーケットバリューは①技術資産 ②人的資産 ③業界の生産性の3つで決まると言われています。
1つ1つ見ていきましょう。まずは、技術資産から説明していきます。
①技術資産
技術資産は専門性と経験で出来ています。
専門性というのは、営業やマーケティング、会計や税務、プログラミングやデザインなどを指しています。
経験は、チームを率いた経験などを指す。例えば、営業開発、商品開発、人事制度の設計などです。
ここで注意点として、他の会社で転用できないような経験は技術資産にはならないという事です。
つまり、汎用性があり、他社でも充分生かすことができる技術を身につけておくことが必要になってくるということです。
その上で20代は専門性、30代以降は経験で勝負することを意識して働くことが重要になってきます。
何故、20代のうちは専門性で勝負することが大切なのでしょうか?
それは、経験は誰にでも回ってくるものではなく、専門性のある人間にこそ「貴重な経験」が回ってくる構造になっているからなのです。
確かに、専門性や特筆する技術・能力がないのに、いきなりプロジェクトリーダーみたいな組織の旗振り役などを任せないですよね。
しかし、単に専門性を持ってればいいというわけではないありません。
「レア度」に拘るということが大切です。
自分にしか持っていない希少性のあるスキルを獲得していればしてるほどより価値は高まります。
就活でも同じ事を言えますよね。
単に大学四年間遊び呆けている人よりも、長期インターンに参加してプログラミングの知識や技能、営業経験を学生時代に物にしている人の方が圧倒的に希少価値は高く、どの企業も欲しがる人材ですよね。
それは社会人になっても同じことが言えますね。
「専門性」は誰でも学べぼうと思えば習得可能です。
しかし、年を取れば取るほど、皆も長い勤労生活の中で習得する訳なので差別化しづらくなりますよね。
だからこそ、まとめると20代は専門性で、30代以降は経験で勝負する事
次は人的資産です。
②人的資産
例えば、自分の周りにやたらと顔が広くて人間関係だけで仕事を持ってくるような人たちがいないでしょうか?
・どんな人間とも仲良くなれ、可愛がられる力を持った人間
その人だからこそ動いてくれる社内の人や、指名で仕事をくれる人間。これが「人的資産」にあたります。
僕の周りでも、「あいつが言うから仕方ない」とか、「あいつの為だったら」とその人の為に一肌脱いで協力してくれる先輩や同級生に囲まれ慕われている友達がいます。
人的資産は20代は大した価値にはならないものの、歳を重ね、40代以降になると極めて重要になるそうです。
つまり、キャリアとは20代は専門性、30代は経験 40代は人脈が重要になってくるということです。
私も20代は専門性に力を入れつつ、人的資産の果実を増やす為に20代のうちから社外のコミュニティの形成や異業種パーティなどに参加して人的資産をゆっくり築きあげていこうと思います。
そして、ラスト3つ目は業界の生産性です
③ 業界の生産性
マーケットバリューを決める最大の要素は、「業界の生産性」ということが述べられていました。
皆さん、これまでこんなこと不思議に思ったことがありませんででしたか?
金融業界の人間が20代で2000万円稼ぐ一方で、ウェディング業界の人間は30代後半でも200万円で働いている事を。
両者は同じくらい忙しいと思います。
しかし、10倍も給与が違う。これ、なんか可笑しいですよね。
それが3つ目のマーケットバリューを決める最大の要素、業界の生産性です。
言い換えると、その業界にいる人間が、平均一人当たりどれ程の価値を生み出しているかということです。
マーケットバリューは「業界の生産性」に最も大きく影響を受けます。
例えば、日本の一人当たりのGDPは約400~500万円です。
業界別で見た時に、金融、飲食、人材、広告 沢山業界があります。
産業別のGDPは何と最大20倍も違います。
金融やコンサルのように給与が高い会社もあれば、サービス業やウェデイングのように低い会社もあります。
その理由が「生産性」であったということ。
つまり、そもそもマーケットバリューというのは、どの業界を選ぶのかで圧倒的に上下する。
言い換えると、いくら技術資産や人的資産が高くてもそもそもの産業を間違ったら、マーケットバリューは絶対に高くはならないという恐ろしい事実があります。
じゃあ、その為にどうすれば良いのか、、、
マーケットバリューを高めていくためには、「ポジションニング」を意識することが必要になってきます。
平たく言えば、「場所選び」のことです。
でも、いくら生産産業がマーケットバリューを高めるために、重要な要素だとしても、興味がないコンサルや金融業界に就職したくないという人がいるでしょう。私もその中の1人です。
その場合、有効な考え方がエスカレータの向きを見るということです。
つまり、その産業が伸びているか、伸びていないかを見るということです。
伸びている産業ではたらくというのは、例えると上りのエスカレーターに乗って、上を目指しているようなもの。
特に自分が何もしなくても売り上げが1.5倍になったりする。
一方で縮小している産業ではたらくと、何もしなければ売り上げが0.8倍になる。
技術資産も人的資産もない人が会社を選ぶ際には実質2択です。
1つは①生産性が既に高い産業。 もう1つは②エスカレーターが上を向いている産業です。
反対にダメな選択肢は、生産性が低くて、かつ成長が見込めない産業で働くことです。
いくら技術資産や人的資産が高くても、そもそもの産業を間違ったら、マーケットバリューは絶対に高くならないと筆者は述べています。
Step4 伸びる市場の中から、ベストな会社を見極める
「働きやすさ」と「マーケットバリュー」、皆さんならどちらをとりますか?
マーケットバリューを意識するということは前述で説明したように重要であることが分かりますが、一方で「働きやすさ」はどうでしょうか。
前提として、働きやすさは極めて需要であるものの、マーケットバリューと相反するものではないということです。
むしろ長期的には一致するもの。マーケットバリューが高い人は集まる会社の方が、長い目でみると働きやすい。
転職の目的は「自分で生きていく力を手にすること。組織に頼らずに食べていけるようにすること」
ここを考えて、目先の利益や欲望に溺れず、長期的視点で考えるるようにする。
給与も転職や就職を考える際に一番気になるところでもあるでしょう。
私も就活の際にはファーストキャリの会社として、やはり給与の面はセンシティブに見ていました。
でも、大事なのは、長期的視点でキャリアを考えること。
だからこそ、迷ったら、未来のマーケットバリューを取ることを選ぶこと。
給与もマーケットバリューと長期的には一致する。
既に高い成熟企業と、今の給料は低いけど今後自分のマーケットバリューが高まる会社とで迷うことがあれば、迷わず後者を取ること。
会社がうまくいっている時は、マーケットバリューは関係ない。仲良しクラブで上手くいく。
しかし、会社が上手くいかなかった時、マーケットバリューがない人間ほど残忍に変わる。自分の居場所を確保する為、他人を蹴落としてでも、生き残ろうとする。
何度もいうが、大事なのは何が目的なのか考え決めることです。
おさらいになりますが、会社を選ぶ際には、以下3つの考え方で考えるのがベストです。
1. マーケットバリュー 2. 働きやすさ 3. 活躍の可能性
この順番に会社を選ぶこと。
第4章 仕事はいつから「楽しくないもに」になったのだろうか?
ほとんどの人に、「やりたいこと」なんて必要ない。
私は、何かに情熱を燃やして本当にやりたいことを追い求めていく姿に憧れを抱いています。
ご飯を食べる事を忘れ、睡眠を削ることすら苦にならないほど何かにのめり込んだことは今までの人生であまりありません。
よく、成功者は「自分が本当にやりたい事を無つけろ!」と言い、就活では「将来、自分のやりたい事は何か?」と聞かれます。
しかし、大多数の人たちは自分が本当にやりたい事なんてない、むしろ見つけたいけど見つけられないという状態なのではないでしょうか?
私も含め、こんな悩みを持っている人たちに朗報です。
それは99%の人が「やりたい事」なんて持っていないという事です。
詳しく見ていくことにしましょう。人間は以下2つのタイプに分かれるそうです。
・① to do(コト)に重きをおく人間:何をするのか、で物事を考える。明確な夢や目標を持っている。
・② being(状態)に重きをおく人間:どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する。
to do型の人間は、世の中に革新的な商品を残す、会社を大きくするという野望や将来絶対成し遂げたい夢がある人たちのことです。孫正義やスティーブ・ジョブズなどの人がto do型の人間です。
そして、being型の人間は、多くの尊敬できる人間に囲まれたい、お金持ちになりたい、有名にないたい、世の中にこんな影響を与えたいなど将来の自分のあり方に重きを置いている人たちのことです。
先ほども述べたように、実際のところ、99%の人間が、being型であるということ。
そして、99%の人間は、「心からやりたいコト」という幻想を探し求めて、彷徨う事が多い。
言われてみれば、心からやりたい事がなく見つからないのに、世の中の成功者の話を聞き、やりたい事見つけなくちゃと思い、探すも見つからず悲観的になり路頭に迷うことは確かにあるなと思いました。
しかし、世の中に溢れている成功哲学は、たった1%しかないto do型の人間が書いたものだから心配ないと筆者は言っています。
心からやりたい事なんて必要ない、好きな事があるということは素晴らしいことではあるが、ないからといって悲観する必要はない。と
それは、あくまでも価値観の違いであって、妥協ではないという事。
being型の人間にとって最終的に重要なのは『やりたい』ことよりも『状態』を意識する事です。
状態とは自分と環境の2つで構成されています。
1. 自分の状態:主人公は適切な強さか。主人公は信頼できるか
2. 環境の状態:緊張と緩和のバランスは心地よい状態か
being型の人間にはまず、必要なことは、「主人公である自分が環境に対して適切な強さであるかどうか」
ゲームに例えると、RPGのようなもの。
主人公があまりに弱すぎて、どう戦っても敵に勝てなければ、そのゲームやアニメは全く面白くないものになりますよね。
倒せそうで倒せなかったり、その絶妙なバランス感が大切になると言っています
これは、ビジネスパーソンにとって、マーケットバリューがそれにあたります。
ビジネスマンの強さを意味しています。
だから、仕事を楽しむためには
「マーケットバリューがある程度あること」
「求められるパフォーマンスとマーケットバリューがある程度釣り合っていること」が必要条件である事。
そして、もう1つの要素として「環境の状態」が挙げられます。
具体的には「緊張と緩和のバランス」です。
例えば、テストに向かって頑張り、テストが終われば解放されますよね。
就活であれば、第一志望の会社から内定をもらい、就活が終了するば、ストレスと緊張から解放されます。
ここで言いたいことは、このような緊張と緩和のバランスがうまく調和できているような仕事、環境で働いている事が理想的な状態であるという事。
その適切な緊張を見分けるために、自分が仕事で強い緊張を感じた場面を紙に書き出して、いい緊張と悪い緊張を分類する事がオススメです。
悪い緊張が10以上ある場合、職場を変えるサインでもあり、逆にいい緊張が3つ未満であれば、より難しい業務ややったことのないことに挑戦する事。
良い悪いの基準として目安を挙げると、緊張が社内からもたらされているものか、社外からもたらされているのかに注目すると良いかも知れません。
最後に
筆者は、本書の中で転職に関し暫しこんな自論を投げかけています。
・「転職が悪だと言うのは、新たな選択肢を手に入れる努力を放棄した人間が発明した、姑息な言い訳に過ぎない。人間には居場所を選ぶ権利がある」
・「転職は悪」は、努力を放棄したものの言い訳に過ぎない
・今の会社を辞めるか辞めないか個人の人生の自由だ、正解はない。しかし、「辞められない」と言う思い込みの檻の中に閉じ込められたら、どんな人間も必ず小さな嘘をつくことになる」
昭和平成の時代は、転職=悪というレッテルを貼られ良く思われていなかったと思います。
しかし、令和の時代になり、終身雇用が崩壊し、働き方や生き方も多様化していく中で、転職と副業に対しても積極的に推奨する企業やサラリーマンも以前と比べるととても増えたと感じています。
働き方の多様性、テクノロジーの進化、グローバル化の進展、ダイバーシティの推進、少子化高齢化問題など、今変化が急速に起きているマーケットにどれだけ目を向けてそれを柔軟に捉え適合していけるかどうかが、私はとても大切な事だと思っています。
逆説的に述べると、過去の慣習や当たり前と言われてきた価値観や考え方にとらわれて、変化が出来ない人間はすぐに淘汰される思います。
本書にも書かれていましたが、上手くいってない会社ほど、視線が社内に向き、根拠のない噂や社内政治、同調圧力など人間の精神を殺す方向に向かう傾向があると。
ダーウィンも過去の言葉でこう残しています。
「最も強い者が生き延びるのではなく、最も賢い者が生き延びる者でもない。唯一生き残る事が出来るのは、変化できる者である。」 ーダーウィンー
ビジネス上の文脈に置き換えると、「変化」に対して敏感でマーケットの動向にいち早く気づき、そしてその変化に適合する為に学び行動し続けられる人こそが、今の時代生き残れるのではないでしょうか
私は、まだ社会で働いたこともなければ、学生時代に長期インターンとして働いたこともない、単なる地方の国立大学に通っている一学生に過ぎません。
就職活動を終え、これから不確実性の高い予測不可能なVUCAワールドと言われる未曽有の環境下の元、組織に属し働いていくことになる事が予測できます。
その時にいかにして組織に依存せずマーケットバリューを高め、成長していくか、そのヒントや思考法を本書を通して身につけられたと思っています。
雇われることが当たり前になって、努力をしない。そして、何か不満があると、会社や上司の、環境のせいにする。そして権利だけを主張する。
こうならない為に、常にマーケットを意識しながらはたらくに向き合い続ける事、そして組織に依存することなく自分のキャリアにオーナーシップを持ち続ける事、目線は前へ外へ上へ広く持ち続ける事、を自分のキャリア形成で意識したいと思っています。
そして、最後に筆者のこの言葉で締めくくりたい。