皆さん「エッセンシャル思考」で生きてますか?

こんにちわ、最近noteデビューを果たしたYusukeです。

あまり使い方が分からず、不慣れですが優しい目で見守ってて下さい。

さて、今回記念すべき初投稿が、自己紹介でもなく、自分に関する事でもなく、本の紹介です笑笑 

順序的には、自分という人間を知ってもらうフェーズから始まるのがオーソドックスだと思いますが、今回はこんな固定概念を壊して、私が今年度とても印象的だった「エッセンシャル思考」という本をご紹介させていただきたいと思います。

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皆さん、人生の中で一度や二度こんな経験をした事がありませんか??

本当は用事があるのに、友達との関係性を壊したくないがために無理して遊びに行ったり。

・やる事が一杯で時間もないのに、先輩から頼み事をお願いされて仕方なく引き受けてしまったり。

・無駄な飲み会に付き合わされたり。

・誰かに従って、生きていたり。

・どう生きて行けば良いか、分からない人

・自分に自信がない人

僕自身も、バイトが休みの日に本来1人でゆっくりするつもりが、店長から急に出勤してほしとお願いされ、信頼を失いたくなくて了承してしまったりと。

その瞬間は反射的に「YES」と答えてしまって、後から、すごく後悔しますよね。

どうしても相手のお願いに「NO!」と言えない、断れない。

故に自分の本当にかけがいのない時間も無駄なことに費やしてしまう。

この本は、こんな悩みを持っている人たちに、最適な本だと言えます。

そもそもエッセンシャル思考とは何なのか、疑問に思いませんか?横文字で響きは良いので、意味も分からず乱用しちゃいそうですね(絶賛、乱用中wwww)

エッセンシャル思考を一言で言うと、

「より少なく、しかしより良く」を追求するような生き方です。

もっと噛み砕いて、説明を補足すると、自分の力を最大限の成果につなげるためのシステマティックの方法と言えます。

この考え方を身につけると以下の恩恵が得られると著者は述べています。

*迷わない

自分の本当にやるべき事がクリアに見えてくる。

*流されない

エッセンシャル思考の人は、自信を持って立ち止まり、ゆっくり考え、きっぱりと「NO!」をいう事ができる。

*日々が楽しくなる

自分のやるべき事が見えてくると、日々の暮らしが充実し、今をもっと楽しめるようになる。

エッセンシャル思考の生き方は、意味のある生き方です。本当に大切な事を大切にする生き方です。

エッセンシャル思考は概ね理解できたと思います。

では非エッセンシャル思考の人とはどんな人なのか?

エッセンシャル思考との違いを両者比較しながら簡単に説明していきたいと思う。

「非エッセンシャル思考」

考え方 

「みんな全て」

・どれも大事 ・全部こなす方法は?

行動  

「やることをでたらめに増やす」 

・期限が迫ると根性で頑張る ・差し迫ったものからやる

結果

「無力感」

・何もかも中途半端 ・振り回されている

「エッセンシャル思考」

考え方

「より少なく、しかしより良く」

・何を捨てるべきか ・これをやろう

行動

「やることを計画的に減らす」

・大事なこと以外は断る ・本当に重要なことを見定める

結果

「充実感」

・質の高い仕事ができる ・毎日を楽しんでいる。

イメージ図で捉えると、このような感じ。

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皆さんは、非エッセンシャル思考とエッセンシャル思考、どちらの思考をして日々生活していますか?

本書では4つのパートで分けられている。

Part 1 「エッセンシャル思考」とは何か

Part 2 「見極める技術」

Part3 「捨てる技術」

Part4 「仕組み化技術」

今回、この記事ではPart1の「エッセンシャル思考」の基礎なる考え方三選と具体的方法論が書かれているPart2の「見極める技術」とPart3の「捨てる技術」から明日からのアクションプランにも繋がるやり方を簡単にではあるが紹介する。

Part1の考え方三選に移る前に、導入部として

なぜ、私たちは自分の優先順位すらつけられず、他人の言いなりになってしまうのか。自分の大事な事を見分けられなくなってしまうのか、考えたい。

理由の一つに断る事を極端に嫌う世の中の風潮があるからだ。

こうした風潮のせいで

優秀な人ほど成功のパラドックスに陥りやすい

何とも奇妙な話である。

極論、成功を求めることによって、人は失敗してまう。

成功した人は何でもやろうとしすぎて、そもそも何をやっていたか忘れてしまうそうだ。

これを分かりやすいように段階分けして説明していく。

第1段階

目標をしっかり定め、成功へと一直線に進んでいる

第2段階

成功した結果、「頼れる人」という評判を得る。

第3段階

やる事が増えすぎて、時間とエネルギーがどんどん拡散されていく。

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第4段階

本当にやるべき事ができなくなる。

成功したせいで、自分を成功に導いてくれた方向性を見失ってしまう。

人は何故、このように方向性を見失ってしまうのか

いくつか理由がある

・選択肢が多すぎる

テクノロジーが発達して、いつでもどこでもスマートフォン1つで情報収集ができる。

それだけじゃない、買い物もできるし、就職先も見つけることもできる。

何一つ生活に困らない、そんな現代を生きている。

逆にこの状況が私たちの選択や決断の際に弊害になっているということだ。

今や私たちは、情報の海にさらされ、何が正しくて何が正しくないのか取捨選択できないほど、選択疲れしていると言っても過言ではない。

・他人の意見がうるさすぎる

選択肢が増えただけでなく、他人からの口出しもあらゆる方向からやってくる。

何かすれば、周りから批判されバッシングされる風潮だ。

欲張りの時代

「全部手に入れよう、全部やろう」という考え方は、世の中の隅々まで浸透している。

こうした考え方の弊害はますます大きくなっている。

選択肢が増え、世の中のプレッシャーが大きくなった現代にあたって、人々は忙しい日々にもっと多くの活動を詰め込もうと奮闘している。

自分の時間とエネルギーをどこに注ぐか決められずにいるうちに、誰かが私たちのやるべきことを決めてしまう。

そうして思考停止になり、自分にとって何が大事なのか分からなくなる。

つまり、自分で選べない人は他人のいいなりになるしかないということだ

ある調査によると、

死を迎える患者達が最後に後悔していることとして最も多かったのは、、、

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「他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気が欲しかった」

これは単にわがままに生きるということではない。

不要なことを的確に見定め、排除していくこと。

そのためには無意味な雑用を断るだけではなく、魅力的なチャンスを切り捨てることだ。

やることを減らし、人生をシンプルにして、本当に重要なことだけに集中する。

ここで、Part1のエッセンシャル思考の基礎となる3つの考え方を簡単に紹介していいく。

①「選ぶ」ことを選ぶ

哲学者のウィリアム・ジェイムズは、「自由意志の最初の一歩目は、自由意志を信じることだ」と述べた。

エッセンシャル思考の最初の一歩目、「選ぶ」ことを選ぶことだ。

選ぶ力を無駄にしない。その価値を理解し、大切に実行する。

逆に、選ぶことを忘れた人は、無力感にとらわれる。

だんだん自分の意思がなくなり、他人の選択を黙々と実行するだけになる。

② 重要な少数は瑣末な多数に勝る

「80:20の法則(パレート)の法則」を聞いた事があるだろうか?

成果の80%は20%の努力に起因するという説だ。

これを言い換えるなら、「大多数の物事には価値がなく、ごく少数の物事に莫大な価値がある」という事だ。

例えば、TOEICで700点を取ろうと思い、頑張って網羅的に3ヶ月間努力したとしても、そこに割いた時間の量は成果に比例しない。

それよりも、自分のボトルネックとなる本質的な課題だけを抽出し、そこに割いた最小限の努力(20%)をした方が、最大限の成果(80%)が大いに見込めるという事だ。

ここから言えることは、私たちにいつ間にかにアップデートされない凝り固まった古い価値観に縛られて生活していないだろうか?

多くの人は「誰より努力しないと、ダメだ」とか、「努力すれば、必ず報われる」とかという幻想を払拭する事が出来ないまま、身を粉にして働いていたり倒れるまで動き続けていたりするだろう。

しかし、エッセンシャル思考を身につけた人たちは考え方がまるっきり違う。

なぜなら、「より少なく、しかしより良く」の考え方がいかに合理的で成果を結び付けているか心得ているからである。

東進ハイスクルーの林先生もこう述べている。

「努力が裏切らないっていう言葉は不正確だ。正しい場所で正しい方向で十分な量なされた努力は裏切らない」

③ トレードオフ

人は必ずどちらかを選ばなけらばならない。

高い給料か、やりがいか。

彼女とのデートに行くか、親友と会うか。

テスト勉強をするか、バイトするか。

どちらも実現したいものだから、どちらにも「イエス」と言いたくなる時があるのではないか。

しかし、それは不可能なことである。

中途半端に片足ずつ突っ込んでいたら、あれもこれも失う事になる。

非エッセンシャル思考の人は、トレードオフが必要な状況で「どうすれば両方できるか?」と考える。

だが、エッセンシャル思考の人は、「どの問題を引き受けるか?」と考える。

トレードオフは痛みを伴うが、絶好のチャンスでもある。

選択肢を比較検討する過程で、自分の本当の望みを明確に知る事ができるからである。

さて、ここまでエッセンシャル思考の基礎的な考え方を三選紹介した。

ここからは、具体的な方法論に移っていくことにする。

本書では沢山の技術やノウハウ、やり方が科学的なデータに基づいて紹介されていた。

その中から、特に効果的でかつ明日から使えるようなメゾットを簡単にではあるが紹介する。

Part2. 「見極める技術」

*90点ルールを取り入れる

「仕方なく」選ぶのではなく、「選びたいから」選ぶ自由に。

最重要基準を1つ用意して、その基準に従って選択肢を100点満点で評価する。

90点未満の点数は、すべて0点とみなす。

明確で厳しく、そして正しい基準を採用してあげる事。

その為に、自分が譲れない所は何処なのか、大切にしたい信念や価値観は何か、一度考え欲しい。

そしてぜひノートとかに言語化して明文化してみて欲しい。

*集中せざるを得ない状況を作り出す事

多数の瑣末なこの中から少数の重要な事を見分ける為には、誰にも邪魔されない時間が不可欠だである。

あまりに忙しすぎると、まともにものを考える時間がない。

私も、就活生だった時、1ヶ月にインターンや会社説明会、面接などをスケジュールに一度に入れすぎるあまり、肝心な自己内省をする時間が取れないでいた。

やろうと思っていても、優先順位がつけられずとにかく目の前のタスクをこなしていくことに追われていた。

振り返ると、とても貴重な時間を随分無駄にしてしまったなと思っている。

解決法として、本書では、集中できる状況に自ら飛び込んでいくことが必要だと。

エッセンシャル思考における集中とは、100の問題をじっくりと検討できるだけのスペースを確保するということだ。

毎週時間を必ず、振り返りや優先順位の整理、重要な選択や決断をする為の時間を設け、じっくりと考えること。

パソコンやスマートフォンは全て電源を切り、自分の思考に全神経を集中させる。

そして、数ある可能性の中から、反質的な事だけを取り出していく。

私の場合、一週間に一回は必ず、自己内省だけに集中する時間を設け、思考を整理する時間を設けている。

そうすると、今の自分の立ち位置や目標に対する進捗具合、さらに課題や問題点までも見えてくる。

皆さんも、ぜひ、自分の生き方やキャリア、将来のことについて真剣に考える機会を日常生活に取り込んでみて欲しい。

Part3. 「捨てる技術」

*判断を関係性から切り離す

誰かに何かを頼まれた時に、私たちは関係性の問題だと思ってしまう。

頼みを断る事が、相手を拒絶する事だと感じてしまう。

例えば、アルバイト先の先輩や店長から頼まれたら、頼みごとそのものの内容よりも「関係性」を強く意識し過ぎるあまり、断れないなんてことこれまであったことないだろうか?

こんな時はきっぱりと関係性から切り離して考えてみる。

「この人がもし、友達や親しい親友だったら」と考えても良いかもしれない。

そうなると、判断はより明確になり、それを伝える勇気と思いやりも出てくる。

ー面倒くさい人達と一線を画す方法ー

普段、生活していて仕事でもプライベートでも学校でも、自分の時間を平気で奪ってくるうざい人や、「こいつ、めんどくさいな」と感じる人はいないだろうか?

一度目を瞑り、考えてみてほしい。

そんな、面倒くさい人達と程よい感じで距離をとる効果的な方法として

*境界線を引いて自由になる

私たちは、自分の境界を定めなければ、他人の侵入を受けてどんどん居場所がなくなっていく。

明確な境界線を引くことで、自分の領域を好きなだけ使えるようになる。

では、どのようにして自分の境界線を知るのか

いつも足を引っ張られる相手のことを思い出してほしい。

どんな時にその人に邪魔されたと感じただろうか。

どんな頼みをされた時に流石に断るしかないと思ったか。

他人に侵害されたと感じた出来事をリストアップしてみてほしい。

そこで嫌な気持ちになったら、それが自分の境界線である。

私の例でいくと、

・無駄な飲み会に強引に誘われ、しぶしぶ参加する

・1人で集中して試験勉強している時に、突然話かけられ、永遠にどうでも良い話を聞かされる

・中身の入っていないゴミをプレゼントと言って渡された時

・自分で荷物を持たず、私にそれを押し付けてきた時

思い出しただけで、腹立たしい笑笑 

この話に関連するものだが、

*流れで引き受けるのはやめる という事だ

例えば、こんな出来事なかっただろうか?

友達と話していたら、いつの間にか遊びに行く事になっていたり。単にサークルの活動内容を聞きに言っただけなのに、入部させられてしまったり。

そんな時は、「何かを言う前に5秒待つ」という作戦が効果的だ。

反射的に、「いいね、分かった」という返事をする代わりに、いったん立ち止まって「これは、本当に重要か?」と考えてみることだ。

すると後で、後悔する事が避けられる。

*また、「これを辞めたら損をする?」と考えてみるのも有効的だ

大抵の人は、損をするのが大っ嫌いだ。

だから、「これを辞めたら、何か大きなものを逃すのではないか?」という不安で、どうでもいいことをやり続けてしまう。

私のエピソードで言えば、大学の看板サークルと言ってもいいようなダンス系のサークルに興味本位で入ってしまった事がある。

しかし、新参者の私は、既に出来上がっているコミュニティになかなか馴染む事が出来ずにいた。

練習自体も、サークルという楽で甘々な雰囲気を味わいながら青春を取り戻せることを連想していた私にとっては過酷すぎるほどのハードメニューだった。

でも、せっかく財布から身銭を切り、高価な衣装を買ったのに辞めるわけにはいかないし、何よりすぐに辞めるなんて周りからどう思われるかでいっぱいだった。

しかし結局、耐えきれずに三ヶ月弱で辞めてしまった。

どうせ辞めるなら、もっと早くやめればよかったと後悔している。

その当時の自分に問いかけたい。

「もし、このサークルにまだ入っていなかったら、参加するためにどんな犠牲を払う?」と。

そして、最後に自分の人生をに意味を与え、正しい方向へと導くために

*「本質目標」を定める事

本当に大切なことを見極め、自分の時間とエネルギーを最大限に注ぐための目標を設定しよう。

本質目標は、「具体的で、かつ魅力的。大きな意味があり、しかも測定可能なもの。」である。

一つの本質目標を正しく決めれば、その後の無数の決断が不要になる。

例えば、「今年の12月4日のTOEIC 公開テストで900点以上を取り、自分の夢だったアメリカ留学の切符を手にいれる」

このステートメントは、具体的でリアル。

「達成をどうやって判定するのか?」の答えも、これ以上ないほど明確である。

因みに、私の本質目標は次の投稿にでも記載しようと思っている。笑

以上が、本書に書かれていたエッセンシャル思考の考え方や論理、そして軽く思考技術まで端折りながらであるが紹介した。

そして、最後に私の思いを伝えたい。

私たちの命にはリミットがある。

明日、交通事故で命を落とすかもしれない。

自然災害で、津波にのみ込まれたり、火災に巻き込まれたりして死んでしまうかもしれない。

強盗の人質になって殺されてしまう可能性もゼロではない。

いつ死ぬのか、本当に分からない。

それなのに、情報と雑音とストレスでごったがえしている現代社会において、自分の心の声すら耳に傾けられな程、漠然とした将来への不安やどうでもいい事に時間とエネルギーを割いている。

そして、いたずらに時が過ぎ去って行くのをただ無情にまで待っている。

死ぬ間際に、「俺の人生は最高だった」と誇らしく胸を張って言える生き方が果たして出来るだろうか?

どう生きていくか。

それは千差万別で、答えはない。

でも、私は誰かの人生を生きて、盲目的に誰かに従って生きたくない。

魂が震えるほど、夢や目標に向かって全速力で走り続けたい。

周りからどう思われても良い。

バカにされてもいい。

それでも、自分の人生を精一杯生きたい。

私は、この書籍を読み、今一度「自分が生涯を通じて成し遂げたいこととは何か」「本当に自分にとって重要なものとは何か」「他人の声に自分の夢を掻き消されていないか」と考え直された。

短い人生だからこそ、後悔なく生きる事。

これはエッセンシャル思考を生きることと同義であると思う。

誰かに惑わされず、誰かの時間を生きることなく、自分の意思で選択して自分の人生を切り開いて行く、その実感を得ることが幸せにも繋がっていくのではないか。

誰かに流されそうになった時、決断や選択に思い悩んだ時、誰かの都合の良いように生かされそうになった時、失敗が怖くて一歩踏み出せない時、

自分の心に常に問いかけて、こう尋ねたい。

「自分の素直な心に従って生きているか」と。

これから、エッセンシャル思考を自分の血肉として、本能のように生きていきたい。

思い描く充実した未来の自分の為に。

最後に私が大好きなホリエモンのこの言葉で締め括る。

「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ」ーホリエモンー