VCV Rack2 フィルターとLFO
上の動画内容備忘録
前回までで、とりあえず音が出た
次は、フィルターを実装する
VCF(voltage controlled filter)をVCOの後に配置する
今までVCAに直接つながってたVCOの出力を、VCAのINに繋ぐ
そして、VCFの出力(基本はローパス)をVCAのINに繋ぐ
これでもうフィルターが間に噛んでる状態
VCFの各パラメータ
CUTOFF
設定した周波数より上の周波数を抑える。最大値の時はオシレーターの音が全部流れて、値を下げていくと音の高域成分が削られていって音が丸くなってく。さらに下げてくとオシレーターの中心周波数も出なくなって、結果的に音量が下がったようになり、しまいには音が出なくなる。(全周波数をカットしてる状態)
RES(Resonance)
レゾナンスは、CUTOFFの周波数付近を強調する度合いを設定するパラメータ。カットオフ周波数近辺にコブを作るようなイメージ。レゾナンスを上げてカットオフを動かすとミュアーってなる。もっとレゾナンスを上げると、音のピッチまで変わってくる。これは、カットオフ周波数が極端に強調された結果、オシレーターの中心周波数と同じようにピッチとして認識されるから。
DRIVE
基本的には信号の大きさ「音量」を制御するパラメーターだけど、ある程度以上大きくすると「オーバードライブ」状態を作り出して歪ませる事ができる。
各パラメータを手動でいじるのもいいけど、何かの信号に連動させて動かしたい。VCOに繋いでるエンベロープを繋いでもいいけど、今回は別の曲線を用意する。繋ぎ方はどっちもおんなじ。
新しいADSRを用意して、MIDI > CVのGATEからGATEに繋いで、ENVからVCFの対応させたいパラメータに繋ぐ。信号を受け取る量を上げてやれば、オッケー。
次にシンセサイザーといえば、LFO(Low-frequency oscillator)
LFOは、その名の通りVCOよりも周波数の低い波の信号を送れるモジュール
振動は、周波数がある程度高いとVCOみたく音になって、周波数は音程のパラメータになるけど、周波数が低かったら単なる周期的な信号になる。そういう音の変化を付与したい時にLFOを使う。
ついでに言えば、LFOをどこかに繋いだ状態で周波数を上げると振動から音に変わっていって、元の音に低いピッチの音が重なったようになるし、VCOをLFOと同じように繋いでも同じことが起こる。結局、波形を一つ足してるってことに変わりはない。
使い方は、VCOと同じで出したい波形のoutputからVCOのFMとかVCFの各パラメータのinputにつなぐだけ。でもこれ、ADSRがとか他のが繋がってるところには重ねて刺せない。
どっちの効果も付与したい時に、一番簡単なのがMIXを使う方法。
MIXを用意して、好きなエンベとLFOの出力をMIXに繋げる。そうしたら、MIXからかけたいパラメータのinputに繋げるだけ。
これで、オードソックスな機能を持った1オシレーターのシンセサイザーが出来上がった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?