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第12回 コロナ禍で社会保障の遅れによる貧困が顕在化、藤田孝典さんに「コロナ貧困」について聞く

 人生100年時代の歩き方は人それぞれ。しかし、社会制度の遅れ、社会の分断など、全ての人にとって障害になる要因もある。日本でも目立ってきた「貧困」は、西欧諸国に比べて社会保障が遅れていることが大きな要因だが、責任は生活困窮に陥る人にあるとする「自己責任論」が幅を利かせ、日本社会では貧困問題への取り組みが遅れいている。
 生活困窮者支援をしながら、社会制度の問題を批判してきた社会福祉士の藤田孝典氏に、今回はコロナ禍で顕在化した貧困について聞いた。
 我々はこの問題にどう取り組めばいいのか、建設的な意見を聞くことができた。

<プロフィール>藤田孝典(ふじた・たかのり)2003年ごろからさいたま市などで社会的弱者への支援活動を始め、生存のためのコロナ対策ネットワーク共同代表、特定非営利活動法人ほっとプラス理事、反貧困ネットワーク埼玉代表などを務めている。また、聖学院大学(せいがくいんだいがく)客員准教授、北海道大学公共政策大学院フェローなどの職にも就き、生活保護や生活困窮者支援のあり方に関する活動と提言を積極的に行っている。著書に「下流浪人 一億総老後崩壊の衝撃」(朝日新書)、「貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち」(講談社現代新書)、「貧困クライシス 国民走『最底辺』社会」(毎日新聞出版)、「中高年引きこもりーー社会問題を背負わされた人たちーー」(扶桑社新書)、「棄民世代 政府に見捨てられた氷河期世代が日本を滅ぼす](SB新書)、「コロナ貧困 絶望的格差社会の襲来」(毎日新聞出版)などがある。

  キャスターは町亞聖&相川浩之。
 「翔べ!ほっとエイジ」はYouTube(動画)と主要Podcast、stand.fm(音声)で配信。

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