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井戸端会議か、夢のコミュニケーションか

 音声チャットができる新しいSNS、Clubhouseを始めてみた。

 タイムラインを見ると、様々なチャットルームが開催されているのがわかる。興味があるものに入ると、音声で会話が進行している。参加している人も、アイコンが表示されるので、すべてわかる。これから開催されるものは時間になると、部屋が開いたことが知らされる。

 覗いた日は、フェイスブック創始者のマーク・ザッカーバーグがClubhouseにいまきているよ!という案内があり、入ってみると、ザッカーバーグと、ルームに入った人が話をしている。英語が堪能なら、私もザッカーバーグと話すことができたかもしれない。

 チャットルームは自分がフォローしている人だけが入れる部屋、自分が選んだ人だけが入れる部屋、オープンな部屋があり、話題となっているのは、著名人によるオープンな部屋だろう。マスメディアかTwitterでしか発言しないような人の話をリアルタイムで聞け、場合によっては、トークもできるのだ。

 しかし。クローズドな部屋を選べば、仲間数人としゃべることもできる。ただ、それだけならわざわざClubhouseに入会することもあるまい。

 音声チャットは、かつてのラジオの深夜放送に雰囲気が似ている。話してみたいパーソナリティとリスナー。手紙を送っていたリスナーはClubhouseでは、挙手をする。パーソナリティーがその人を檀上に引き上げてくれると、一緒に会話ができる。音声チャットは残らずに消えてしまう。失言で後々問題になるリスクは極力最小限にしている。これもかつてのラジオの生放送と同じだ(今はラジコで放送後も聴けてしまうから、発言には気をつけなければいけない)。

 リアルタイムの音声コミュニケーションは「spoon」などでも活発だがClubhouseは、著名人、人気者と「お近づき」になれるのが特長だろう。

 講演会めぐりをしなくても、いろいろな人の話がいまは無料で聴け(いずれ有料の部屋も出てくるのかもしれない)、いろいろなヒントが得られる。

 どうしても世に問いたいようなテーマが見つかれば、自らオープンな会議を主催してみたい(まだ、自分が主催してみたいとまでは思わなかった)。

 音声コミュニケーションの広がりは、人生100年時代にどんな彩りを加えるのだろうか。興味深い。

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