接客の技術
ネスプレッソの店員としてコーヒーマシンを店頭で販売していた時代に自然に身についた技術がある。
お客さんの注意を自分に向ける技術。
店頭で働いている店員さんの中でなんとなく目立つ店員さんとそうでない店員さんの違いは誰でもなんとなく気づく。
そういう印象を感じさせるのは個人的な素質の要素が大きいが、ある程度は演出できる。
先輩から習ったことを実践し、技術を高めているとそこそこは狙ったような反応が返ってきた。それなりに実績も伸びた。
けれど、店員一人あたりの平均的な売り上げ実績を安定して出せるようになってから、その先が難しかった。
その店舗に一人、ぶっちぎりで記録を伸ばしていた店員がいた。
その店員さんを真似してみて気づいたのだが、安定して高い売り上げを記録している店員さんは、注意を引いてからその先の技術があり、場面に対応して応用している。
人をどんどんと引き込んでいく技術。
それはけっこう暗黙知な部分で才能のようなものが関わってくるような要素の割合も大きくなってくるんじゃないかと思う。
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