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シンプルなパエヤ(Paella)
考えてみたら、魚介類を入れて炊いたごはんて、東西かかわらず美味しいよね。まず、パエリアがそうでしょ。ブラジルで食べた、タラの干物を炊き込んだご飯(ポルトガル料理)も感動ものだった。家の母はかつてホタテをいっぱい入れて薄い醤油味で炊き込みご飯を作ってくれた。あれは美味しかったな。
— TrinityNYC (@TrinityNYC) November 29, 2019
今夜のメニューは、「なんちゃってパエヤ」に決定した!
— TrinityNYC (@TrinityNYC) November 29, 2019
ということになり、パエヤを作りました。
パエヤといえば、スペインの代表的なお料理。新鮮な魚介類やソーセージ、鶏肉などを、お米と一緒に炊き込む、スペインの炊き込みご飯。
本格的に作るなら、サフランが必要ですが、高いスパイスだから、常備してない。ソーセージもチョリソ(Chorizo)を使うべきでしょうが、冷蔵庫にない。ムール貝も、ない。パエヤにはボンバ・ライス(Bomba Rice)という専門のお米を使うけど、ない。イアナ・ガーテンは、仕上げにペルノリカール(Pernod Ricard)のアニス入り食前酒を馴染ませているんだが、うちに、そんなもん、ない。パエヤ鍋も、持ってない。
重要そうな材料や器具はどれも手元にない。(笑)
なので、本格的とはいえないけれど、手元にあるものでシンプルに作ることにした。まずは、材料です。
材料
*冷凍エビ(殻付き・ジャンボ) 1ポンド(450g)
*鶏のもも肉(Chicken Thighs 骨なし・皮なし)2~3枚(300~400グラム)
*キルバサ・ソーセージ (Kielbasa) 1本
*バスマティ・ライス(Basmati Rice)2カップ
*チキン・ストック(ブイヨン)5カップ
*玉ねぎ(Yellow Onions) 2個
*赤ピーマン(Red Peppers) 2個
*冷凍グリーンピース(Green Peas)半カップ
*ガーリック 2片
*パセリ 適量
*レモン 1個
*スパイス(ケイヤンペパー/スモークド・パプリカ/クラッシュド・レッドペパー、それぞれ適量)
*塩・コショウ・オリーブオイル 適量
*オーブンの温度:425℉(220℃)に温める。
1.ストックを作ります
エビの尻尾部分だけ残して殻を剥き、殻はとっておく。
鍋に殻を入れ、少量のオリーブオイルで、赤くなるまで殻を炒めます。
殻に熱が通ったら、ストック5杯強を注ぎ、20分ほど煮てダシを取る。熱いうちにザルで殻を漉しておく。
2.材料をすべて刻んでおき、順番に炒めます
ストックを煮ている間に、材料を切り、分けておきます。
➀鶏肉をひと口大に切り、ソーセージは5ミリほどの厚さにスライス。
②玉ねぎ、ガーリックはみじん切り。
③赤ピーマンは5ミリ幅、5センチほどの長さに細切り。
厚手の鉄鍋にオリーブオイルを適量入れて強火で温め、肉類をまず炒める。
火が通ったら、中火に落とし、ガーリックを入れて香りが立つまで炒め、玉ねぎを入れて、透き通るまで炒める。
赤ピーマンを入れ、軽く炒める。
3.コメを炒め、ストックを加えて煮立てます
肉と野菜全体に火が通ったら、コメを2カップ入れて混ぜて炒める。
コメ全体に油が回り透き通った感じになったら、強火にして、最初に作っておいたストックを5杯より若干少な目に加える。パプリカ、クラッシュド・ペパー、ケイヤン・ペパーを好みの量入れて、ザックリ混ぜ、煮立てる。
煮立ってきたら火を止める。
4.蓋をして、15分間、オーブンで焼きます
(オーブンがなかったら、ストーブトップでもOKです。わたしはオーブンを使ってますが、そもそも、パエヤは蓋をせずにストーブトップで作るらしいので。)
蓋をして425℉(220℃)に温めたオーブンの中段に入れ、15分。
(ここで、グリーンピース入れるのを忘れたことに気付く。笑)
5.エビを並べ、蓋をせずに、オーブンに戻して15分
15分たったら、いったん鍋をオーブンから取り出し、全体をざっくり、おヘラで混ぜて、グリーンピースも入れる。さらに尻尾の付いたエビを、煮えかけたご飯の上にならべ、こんどは蓋をせずにオーブンに戻し、ふたたび15分。
6.オーブンから取り出し、蓋をして全体を蒸らします
15分経ったら(蓋して15分+蓋無し15分=全体で30分)、オーブンから取り出し、また蓋をして、10分間ほど蒸らします。これでエビに完全に熱が回ります。
できあがり!
お皿に盛って、刻んだパセリを散らし、レモンを添えて、召し上がれ。
食後メモ
レモンを絞り、コショウとタバスコをかけて食べました。チキンストックと、ソーセージの両方からの塩味だけで、塩はちょうどよい。
お米がしっかりしてるのが好きなら、ストックを5杯まるまる入れるとバスマティ米が柔らかくなるため、こころもち少な目が良し。オーブンから出したときに蓋して蒸らす代わりに、強火で汁を飛ばしてあげてもいいかもです。他のお米でも試したい。
トマト(Diced)を4分の1カップぐらい加えてもいいかもしれない、と思った。
この方法だとエビはふっくらちょうどよい食感になるが、味が滲みないので、エビを茹ですぎず、かつ、強く味を付ける方法を考えたい。
「なんちゃって」の割には、見た目も麗しく、かなり美味しかったです!
そのうち、キッチリ材料を揃え、本格的なのも作ってみたい。
参考:プロのレシピ集
今回は、「なんちゃって」だったので、プロのレシピを複数参考にして、組み合わせました。
エビの殻でストックを取るのと、エビをきれいに並べるのは、Food Wishesのシェフ、ジョンさんのレシピから。
チョリソの替わりにキルバサ、ボンバ米の替わりにバスマティ米を使うのは、憧れのアイナ・ガーテンのレシピ。(ページの中に動画あり)
本場のパエヤに近い一品をいつの日か作ってみたい。その日のために。スペイン人シェフ、オマー・アリボイさんの本場レシピ。
しかし、なんつっても、勇気をもらった動画は、これ。「パエヤ」は、材料をばんばん鍋にぶち込み、ボンボン火を焚いて、がんがんダイナミックに作ればよい。そんな「パエヤの精神」をおしえてくれたオジサンたち。
何もおそれることはない。
おいしいものを食べたい。
その気持ちさえあればいい。
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