『目立って恥ずかしい』ときの処方箋
どうもストレングスファインダーの強み1位がポジティブの男、そやです!
僕はもともとは陰キャですので自己肯定感もものすごく低く、どのくらい低いかというとエヴァンゲリオンの碇シンジくんの自己否定に共感してしまうくらい低かったわけです。
そんなわけでもともとポジティブだったわけではないのですが、社会人になる前後くらいからいろんなことがあって気づいたらすごいポジティブになってました。
いろんなことがおきるので、何が起きてもノーダメージでいないとストレスエグくて人生が終わってしまうので、ダメージ回避力が高まっていったという感じでしょうか。
たとえば花瓶割っちゃったとして、むかしはうわぁ〜ミスったやべ〜(焦)だったわけですが、今はもう反射的に笑っちゃうんですよね。
これはひとえに、焦ってるとストレスを感じて、笑っちゃえばストレスを感じないからです。
どうせもう花瓶は割れててこのあとやんないといけないことは決まってます。掃除です!
やることがかわらないのであればどっちのリアクションも間違いでも正解でもないかなと思います!
だったら、気持ちが楽なので、楽な方に楽な方に向かった結果笑ってしまうようになったということなんですね〜。
今のは一例ですが、僕はこんなかんじで心が辛くなるのを様々な方法で回避しています。その結果としてだいたいいっつもゴキゲンです。
だれにでもできるとはいいませんが、ほどほどに参考になる部分もあるかと思うので、こころがすぐ辛くなっちゃう人向けに『心が楽になる処方箋』というシリーズで書いてみようかな〜と思います!
余談ですが、最近は好きなことを好きなように書いていたのですが、また昔みたいに人が読みたそうなことを書いてみよ〜という気持ちになっており、このシリーズはその一つという感じです。読みやすく書いていくので、よかったらマガジンフォローして追いかけてみてください!
初回なので前置きが長くなりましたが、ここから本編です!
お楽しみあれ!
『目立って恥ずかしいとき』の処方箋
目立つのがすっごい苦手、というひとは結構いると思います。
かく言う僕も最近はそうではないですが、20歳くらいまではものすごくあがり症で、見られてるのを感じるとそれだけで体がこわばるり、居心地が悪く、すっごい早口になり、顔が熱くなって、しどろもどろになって、まばたきが増えてました。役満です。
もともと飲食店やショップで店員さんを呼び止めることもできないくらいはずかしがりだったので、前に立つなんてもってのほか。全然向いてないと思っていました。
恥ずかしさにもいろいろあって、前に立つ以外でも、電車の中でおならが出ちゃったとします。これも恥ずかしいですよね。
派手髪にしてみたいけど、街で視線集めちゃいそうだな…とか、本当はこういうファッションがしたいけど目立っちゃいそうだな…とかそういう悩みもありますよね。
ディズニーランドの帰り道、途中からミッキーのカチューシャを付けてるのが恥ずかしくなったりもしますよね。
具体例を見てきましたが、こういういろんな恥ずかしいシチュエーションがあるなかで、実はある指標によってざっくり分類することができます。
今回はその分類をもとに話をすすめたいと思います。
それは、そのシチュエーションがどのくらい『お互い逃げやすいか』です。
逃げやすさごとに、処方箋が変わってくるんですね。
では「逃げやすさ」ってどういうことなんでしょうか?
たとえば10人の前に立ってプレゼンをしないといけないとします。これはプレゼンターは基本的には終わるまで逃げれませんし、観客も逃げれません。まあ、物理的には逃げれますが、仕事なのでやらざるを得ず、逃げれないですよね。
逆に街中で変な格好をしていて、すれ違う人に見られて恥ずかしい、というシチュエーションだと、お互い逃げ放題です。
人間関係もありませんし、ただ知らない人同士がすれ違っているだけですからね。
この2つの例の間くらいにあるのが、電車の中ですかね。
基本的には街中ですれ違うのと一緒ですが、次の駅まで電車内から逃げることはできないという物理的制約が追加されています。
このように、『逃げやすさ』が高い、つまり逃げやすいシチューエーションで有効な処方箋は、『こっちの方がヤバイやつだぞ』というのを自覚するということです。
自分事だとつい忘れてしまいますが、冷静に考えてください。
道を歩いていて向かいから目立った格好の人が歩いてくるとします。
つまり、あなたが「目立ってる人」と遭遇したときのことを考えてほしいんです。
目を引くのでつい見てしまうと思うのですが、この「見てしまう」行為って
誤解を恐れずいうと「ヤバイ奴かもしれないから警戒している」という側面があると思います。
タトゥー好きな人には申し訳ないのですが、全身入れ墨バーン!という人が向いから歩いてきたら「ひょっとすると反社かも!」とおもってしまう人のほうが多いと思います。
(念の為ですがタトゥー好きな人にもいい人はたくさんいると思います)
このとき、目立つから警戒して(または好奇心で)一応視線をおくるけど、関わり合いにはなりたくない、と思うはずです。
外見だけでこんなに警戒されてしまうなんて、派手派手さんもなかなか心外だと思いますが、いまのところお互いに知らない人で、かつ情報が外見しかないので、まあしょうがないのかな〜と思います。
このときに派手派手さんのほうからガンとばされたらどうなるでしょうか。
「やべっ!」と思って反射的に目をそらしちゃうと思います。絡まれたら大変だからです。
そろそろおわかりでしょうか?
恥ずかしがりなあなたに必要なのはこのマインドです。
あなたが恥ずかしいと感じているシチュエーション、そのときに相対的にヤバイやつなのは実はあなたの方なのです。
なーんにも恐れる必要はありません。
見られるのが嫌なら、先にこっちからガン飛ばせば「やばい…こっちみてる…」となり見られません。
人間はぜんぜんみえてないはずの周辺視野の視線に超敏感なので、まず見返されません。
我、ヤバいやつですが、なにか?くらいの感じで堂々としてればOKです。
まあ最初から堂々とするのは難しいと思うので、少しずつ実感していきましょう。
とくに街頭のような逃げやすいシチュエーションだと、ほとんどの人が逃げを選択します。そもそも、別に変な格好してなくても、目があったらそらす人が大半です。
ニーチェの言葉で「深淵を覗き込むとき、深淵もまたあなたを覗いているのだ」という言葉がありますが、あなたが目立っているとき、あなたのほうが深淵です。
好奇心で深淵を覗く人はいるものの、深淵に覗き返される覚悟のある人はまずいません。
なので堂々として、覗き返しましょう。
万一深淵と見つめ合う覚悟をお持ちの人をひきあてて「なんだてめえ何見てんだ」となってしまったら「すみません知り合いに似てて…」といいましょう。多分それで大丈夫です。
まとめると「まずは目立ってる側の自分のほうがヤバいやつだと自覚しよう」「覚悟なき好奇心ニキは覗き返してやろう」となります。
ということでまずは「お互い逃げやすい」シチュエーションでの恥ずかしい心をなんとかする方法でした。
では逃げにくいシチュエーションのときはどうすればいいでしょうか。
逃げにくい場合は、かろうじて恥ずかしくない部分と向き合う
プレゼンみたいなシチュエーションは、逃げがききません。
めちゃくちゃ正直に言うと、こういうシチュエーションは慣れも必要です。
プレゼンに関しては昔の僕がnote書いてるので、そちらも見てみてください。このnoteの最後にも貼っておくので、後で見てもいいと思います。
最終的には場馴れしていくしかありませんが、大切なのはどういう手順で慣れていくかです。
そもそも慣れていく過程が苦痛なので、なにかしらの今日今すぐ効く薬が必要なんですよね。
何かしら手札として持ってれば「今日はこの方法があるから大丈夫」とか「この方法を試してみたい」という気持ちで挑むことができ、多少マシです。
プレゼンnoteにも同じ内容を書いていますが、プレゼンの場合は全員に対してプレゼンするのをやめて、客の中にいる仲いい人ひとりに対して視線を向けて説明しちゃうとやりやすくなります。
友達に説明するだけなら、別に緊張しないわけで、1on1のコミュニケーションを大勢に聞かれてる、というシチュエーションのほうがちょっとだけマシですよね。
やってることは同じなんですけど、緊張しにくい部分だけを切り出して、そこを足がかりにするというのが有効かなと思います。
たとえば他のシチュエーションで「街頭でティッシュ配りをするバイト」があります。
僕はこれ実際にやってよかったので、実体験として紹介します。
ティッシュ配りのなかに、コミュニケーションとしてやりやすい部分があるとしたら「役に立つものを配っている」ということです。
今みたいな暑い季節だと「汗拭きにいかがですか」とか、役に立つ一面を押し出すと、渡された側も「あ〜いいね。確かに汗かいてるしほしいわ。普通にありがとう」みたいな感じになります。
そうすると受け入れられるコミュニケーションが成立しやすくなるので、恥ずかしさが低減されると思います。
人々は自分に興味がないことを実感しよう
恥ずかしがり屋さんって、「注目が集まっている今、変なことをしたら笑いものにされる!一生の傷が残る!」というような感じで緊張してしまうんだと思います。
でも、人間って他の人のことなんてそんなに覚えてません。
たとえばクラスでおならしちゃったとして、そのときはもう死にたいくらい恥ずかしいわけです。明日学校行きたくないと思います。
でも次の日までそのことを覚えてる人がどれだけいるかというと、ほんとに全然いません。
逆に、他の人がクラスでおならしたの、あなたは1つでも覚えてますか?
僕はぜーんぜん覚えてないです。昨日食べたご飯も忘れてるのに、そんなの覚えてる訳ありません。まあ、昨日だったら覚えてるかもしれませんね。でも一昨日だったら?一週間前は?
まったく覚えてません。実は皆あなたに興味が全然ないんですね。
恥ずかしがり屋さんは、この「自分が思う、周りの人の自分への注目度」と「実際の注目度」にギャップが大きい人、と表現することもできます。
なので、どこかで「あ、ほんとに周りの人って自分に全然興味ないんだ」というのを強烈に実感できると、グッと気がラクになります。
たとえば、街頭演説ってありますよね。
あれってやってみるとわかるのですが、街の人たちは全然こっちに興味がありません。99.99%の人は「なんかうるせーのやってるよ」くらいにしか思っていません。
「自分が思ってるほど、他人は自分のことを気にかけてない」という言葉がありますが、こういう体験をすると「あ、ほんとに全然興味ないやん」というのを実感できます。
僕にとっての「あ、ほんとに周りの人って自分に全然興味ないんだ」の体験の一つがティッシュ配りだったというわけです。
周りの人が自分に興味がないという事実は、それ単体で見るとちょっと悲しくはありますよね。
でも実際にそうだし、あなた自身もいうほど他人に興味ないと思います。
一人ひとりの一挙手一投足を覚えてられるほど人間の記憶力はよくないので、しょうがないことだと思います。
ティッシュ配りはいわゆる「お互いに逃げやすい」シチュエーションでもあります。なのであなたが多少カマしても、相手は避けていくだけだし、どうせ2分後には忘れてます。
なのでものすごく大きい声を出してもOKです。群衆の中で注目を集めるのに慣れるのにはもってこいだったなと思います。
しかもお金ももらえます。恥ずかしがり屋さん克服スクールがあったとしたら3万くらい払わされてもおかしくありませんが、ティッシュ配りならむしろお金がもらえます。
ラッキー!
慣れてきたら積極的に視線を合わせて渡しにいったりとか、信号待ちで止まってる人にアプローチしたりとか、自分で難易度を上げていけるのもいいところでした。
結果的に僕にとってはティッシュ配りが、いい感じにたくさんのステップを用意してくれて、恥ずかしがりを軽減してくれました。
あなたも自分なりのティッシュ配りを見つけてみてください!
まとめ
まとめると
あなたが注目を集めるとき、異端者(ヤバイやつ)なのはあなたのほう!向こうはヤバいやつと関わる覚悟なんてない!逆に視線を送ってやれ!
人前にでる系は最終的には慣れ!(身も蓋もない結論)
慣れる過程が苦痛なので、苦痛を軽減するために今日できる低いステップを用意しよう!
ということでした。
日常レベルだと「こっちのほうがやばいやつだからな〜」で大体のシチュエーションはクリアできます。
周りから見たら電車内でおならしてるやつのほうがヤバいでしょって話ですよね。おならしてるのになぜか逆にガン飛ばしてくるさらにヤバいやつになれば誰もあなたに関わろうとしません。大丈夫!堂々としていよう!
今回は以上になります。道中で一度貼った、プレゼンでの緊張を緩和する系のnoteも貼っておきますのでまだの方は読んでみてください!
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