法人設立のTODOリスト/会社サイト、社名、書類、何からやればいい?
追記: 2社目の登記をやってるので、その経験を元に追記してます。追記終わり。
そろそろ会社を作って1年が経ちます。法人設立時の手順メモが出てきたのでnote化しとことおもって書いています。
会社設立タスクには、意外と依存関係があります。あーさきにこっちやっとかんとアカンかったかとなるんですが、その後すぐ2社目を設立することはそうないため、失われがちなノウハウな気がします。
登記自体は専門家に丸投げもできますが、登記の専門家は社名も決めてくれないし会社サイトも作ってくれません。こちらのnoteは、そういう自分でやったり決めたりしないといけないことを含んだTODOになります。
前提として、とりあえず設立、までを扱います。
あとMF会社設立での設立を想定してます。
設立が終わったあとに年金とか保険とか色々手続きがあるのですが、そういうのはMF会社設立が登記後にやることとしてリストを提供してくれてるのdそれに従ってやってください。
てことで、さっそくとりあえず登記を目指しましょう!
社名を決める
まず社名を決めましょう。
「そりゃそうだろ」と思う人と「他にもっとやることがありそうだが」と思う人に分かれると思いますが、とにかくさっさと決めたほうがいいです。
というのも、社名を決めるのには思ってるより時間がかかりますし、社名が決まらないとできないタスクが多すぎます。
意味を込めたいな~とか、画数が少なくて書きやすいのがいいな~とかいろいろ考えているといつまで経っても決まりません。
なお、僕のおすすめは英語(というかアルファベット)で構成された社名で、かつ短めの社名です。
一例ですが、株式会社TOMATOとかになります。うーん例がださい。ですがそういうことです。
後述しますが英語社名だと色々便利です。
ドメインを取る
意外にも2番目にやるべきはドメインの取得です。
社名を先に決めたのは、ドメインを取るためもあります。
ちなみに2番目にドメインがくるのは、ドメインがないとできないことが結構いっぱいあるからです。
基本的には、「社名.com」の形がいいと思います。
会社サイトとして最もいいドメインはco.jpですが、co.jpドメインは高いです。かといって、.netとか.clickとか.xyzとかはちょっと見栄えが悪い気がしますよね。
値段と見栄え(信頼感)のバランスが最もいいのがcomだとおもいます。
tomato.com のようなストレートに社名.comが取れない場合でも、tomato-inc.comや、to-mato.com toma-to.comなど 多少無理してもcomにしたほうがいいかなと僕は思います。
社名をtomatoのような一般用語にしすぎないことが肝心です。
技術的な話ですが、AWSが扱えるなら、AWSのRoute53で取るほうが色々便利です。僕はそうしました。
メールアドレスを取得する
先程とったドメインで、Google workspaceでメルアド作りましょう。
会社でつかうサービスやアカウントは、会社の独自ドメインのメルアドで登録する方が健康的です。
たとえばMF会社設立も独自ドメインでアカウント作るほうがいいと思います。プライベートのメールアドレスで登録してると、会社に人が増えたりしたときなど、ごっちゃになっていろいろめんどくせーです。
なので早めに取りたいですね。
ただ、これに関しては毎月お金がかかるので、gmailを使い続けるぞ!という場合もあると思います。その場合はこの工程は不要です。
ですが、法人向けサービスを利用するときに、フリーメールアドレスでは登録できないということもよくあるので、メルアドくらいは課金していいんじゃないかと思います。
Route53でMXレコードの設定をしないと使えませんが、GoogleWorkSpace側に丁寧に案内があるので多分大丈夫でしょう。
あと、今は会社のクレカがないと思うので、一旦個人のクレカを登録することになります。あとで置き換える必要があるので、何に登録したかをメモっときましょう。
また、登記前に発生した費用も経費にできるので、金額もメモっときましょうね。
代表者個人の印鑑証明を取得する
あなたの印鑑証明を取ってきましょう。
これは最寄りの区役所・市役所とかで作れると思います。当たり前ですが印鑑を持っていきましょう。
一回作れば、マイナンバーカードがあれば以降はコンビニで取得できます。(1枚300円)。登記以外もときたま求められるので、メチャクチャ便利なのでコンビニで取れるようにしときたいです。
MF会社設立で設立を進めるにあたって、代表者住所をいれる必要があるのですが、この代表者住所は印鑑証明の登録住所と全く同じ表記で書く必要があります。
1-1-1と1丁目1番地1とかの表記の違いが許されないんですね。
これはつまり定款の記載住所と印鑑証明の記載住所が一致している必要があるということでもあります。印鑑証明自体をアップする必要もあるので、印鑑証明がないと定款が作れません。
なので印鑑証明は早めにいります。お役所は土日やってないので早めに行きましょう。
MF会社設立で会社を作る
作りましょう。MF会社設立の言うとおりにすすめていけばOKです。
必要なものは代表者(発起人)の顔写真付き身分証明書と、印鑑証明です。発起人が複数人いる場合は全員分必要です。
とりあえず、「定款作成の依頼」まではスピーディに進めたいです。ここでしばらく待ちが発生するためです。
登記にあたっては法人印が必要なのですが、印鑑もここから発注できます。他の法人印鑑ECサイトと比べても安いので、ここで作っちゃっていいと思います。楽ですし。
たまに法人印鑑プレゼントキャンペーンをやってます。その場合は印鑑は0円です。印鑑が届くのにはは5営業日〜かかります。
これを全部入力すると、司法書士が定款を作ってくれます。このへんの工程が一番時間がかかります。基本的には1週間は待つものと思っていいでしょう。そのあと日程調整をして定款認証をしに役所にいったりします。登記周りはとにかく時間がかかります。
zMF会社設立を手順通りすすめていると途中、「官報の公示をどうする?」的な項目があります。ここには2番めの工程で取得した、ドメインを入れておきましょう。まだ会社サイトは作ってませんが、あとあと作ればOKです。
詳細は省きますが、実は日本の法人には、年一回、官報または自社サイトに、決算?を掲載する義務があることになっています。
どうやらこれは形骸化していて、義務と言いつつやっていない会社が大半のようですが、まあ義務は義務なので会社設立時にはどうするかは書かなくてはいけません。
官報に掲載するのはお金がかかるため「自社サイトに掲載する」にしておきたいですよね。(だれもやってないなら「官報」を選んでブッチしたらええやん!と思う方もいるとは思いますが、自己責任でどうぞ。僕はWEB掲載を選びました)
資本金をいくらにするか
資本金いくらにする問題は、どうせ使う金額は入れちゃっていいと思います。僕は100万円入れました。
1円でも設立できますが、銀行に見せる瞬間とかに、あ~1円にしなくてよかった100万でよかったと思うことはあります。実際どのくらい信頼が勝ち取れているのかはよくわからず、恥ずいのを回避できてる、とかそういう話なので、そんな真剣に捉えなくていいかもです。
あと資本金額は会社サイトにも書かないといけないので、低すぎるとtoBの事業だと取引先の不安を煽るので、入れられる額は入れておきましょう。
一応、少なめにしといて足りなかったら代表からの貸付という形で会社にお金をいれると、後で会社が利益が出たときに返済という形でお金を外に出せるというテクニックもあるのかな~?しらんけど?とおもうのですが、めんどくさいので僕はやってません。
株式数をどうするか
発行数と、発行上限を決める必要があります。これはどちらもでかくて困るものではなく、小さいと困る可能性があるものです。
エクイティファイナンスをするつもりがない場合は、正直こんなな数字になんの意味もないと思うので適当でいいです。
僕もエクイティファイナンスをするつもりはいまのところありませんが、将来気が変わる可能性もあるので、多めにしときました。
僕の場合は資本金100万円に対して、1株5円で20万株発行してます。
そして発行上限は50万株です。
2回目の登記のときは1株100円にして、1万株発行しました。発行上限は100万株です。良くわかりませんが、株価、株式数は割りやすい数のほうがいいらしいです。そうかんがえると12の倍数にしておくのが便利なような気もしないでもないです。(が僕はそこまでやってないです)
資本金額にもよりますが、とりあえず発行数を万の位にのせとけばいいと思います。そしてその20倍30倍に上限を設定しとけばまあ困ることはないでしょう。もしくは適当に0を2つつけときましょう。
1株1円にすると、株式分割(しないと思うけど)するときに金額が小数点以下になってしまい、めんどくさいカモ?と思ったのでしてません。
このへんまで全部決まったらMF会社設立ですべての項目を入力できると思います。定款作成以来まで進めましょう。
毎日メールを確認する
定款を作成依頼したら、担当の行政書士からメールが来ます。結構ちょっとしたことで何回か来ると思います。メールに返信しないと先に進まないので、メールは毎日確認しましょう。
コーポレートサイトを作る
つくりましょう。そして、手順2でとった独自ドメインでホスティングしましょう。
会社サイトはなんだかんだあると便利です。体感、名刺よりも便利かもです。公的機関や銀行さんは、会社サイトがあるとかなり感心してくれる場合があります。設立したばかりなのにすごいですね、的なかんじです。
逆に名刺を持ってることにはさして感心してくれないし「IT系なので名刺持ってないんですよ〜」は全然許してくれます。特に渋谷の銀行とかだと全然普通のことみたいです。
自分でホスティングが無理な場合はWIX等で作って、課金して独自ドメインを使うというのでもいいと思います。
僕はエンジニアでもあるので、HTMLテンプレートを適当に変更してAWSのS3に静的ウェブサイトホスティングしました。これなら1時間少々くらいで作れますし、維持費もほぼゼロで、どんだけアクセスがきてもまあ落ちません。99.9999999%の可用性です。これクソおすすめです。
が、知識がない人がやると地獄を見る可能性もあります。
HTML CSSをサワれる人なら多分なんとかなります。
会社サイトは、難しく考える必要は全くありません。ものすごく簡潔なミニマムなものを作りましょう。
一応アクセスできて
・社名
・本店所在地
・代表者名
・設立年月日
・資本金
・連絡先
・事業内容
が書いてあれば何でも構いません。ペライチでいいと思います。
連絡先は、Google workspaceで info@tomato.com のようなメールエイリアスを作ればいいと思います。
おわりに
だいたいこんなもんなはずです。あとはMF会社設立がこれやれよと言ってくるタスクがいっぱいあるのでそれをやりましょう。以上でなんとかなるはずです。
逆に、やりそうでやらなかったことが、ロゴづくりになります。こればっかりはなんの役にも立ちません。創業当初にやる、最も無駄なことの一つがロゴづくりかなと思います。業態にもよりますが。
会社ロゴは当分先まで不要です。
コーポレートサイトや名刺で社名を入れたい場合は、会社名がアルファベットでできているならかんたんです。
おしゃれなゴシックフォントで社名を打つだけでいいんですから。
株式会社TOMATOなら、黒字でTOMATOと入れるだけで十分ロゴ代わりになります。その場合、字詰めくらいはしてもいいですね。
というかロゴなんてなくても、名刺もコーポレートサイトも作れるので、まじでロゴは使いません。
人材募集とかするようになったら会社ロゴをアイコンにしたくなったりするかもですが…
とりあえずざっとコンな感じです。
参考になれば幸いでゴス。
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