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大量の時間投下ができる条件とは?[くま日誌]333号


人は自分の時間を喜んで投下できる分野と、苦行のようにつらい分野があるものですよね。

戦いに勝利するためにはこの分野選びという、戦闘が始まる前の段階で大方決着がついてしまうものではないでしょうか。

もし自分が苦行のような分野に時間を投下させざるを得ない環境にあるとしたら、戦略としてはいかに早く戦う分野を変えるか、が勝利のための最重要条件になりますよね。


利潤というのは、平均を大きく逸脱した分野に発生します。三木谷曲線ではないですが、限界の上に積んだ0.5%が決定的に大きな差になり、そこから大きな利潤がもたらされます。

そのように考えると、平均を大きく逸脱した行動量を投下する必要がありますが、自身が苦行のように感じる分野に、そのような大量の時間投下が可能なのでしょうか? いや、できないですよね。無理にやろうとすると、精神に異常をきたしてしまう可能性もあります。


自分の可処分時間のほぼ100%を、自分の好きな分野に投下している人がおられます。仮にこれを「労働」と定義するのであれば、完全に精神に異常をきたすレベルになります。

しかし、それが自分の楽しみで好きな分野であれば、寝食忘れて没頭できます。

一方で客観的に同じような行動をとってるように見えても、その分野が「苦行」だったり「精神的にストレスがかかる分野」だったりすれば、それは精神によい影響はないですよね。


月に80〜100時間を超える時間外労働は深刻な健康障害を引き起こす可能性が高いと言われています。

もう少し解像度を上げると、該当分野が「苦行」だったり「精神的にストレスがかかる分野」だったりする場合、時間外労働はよい影響をもたらさないということですよね。


不都合な真実として「大量の時間投下からしか利潤を得ることはできない」ということにも、一定の真実が含まれているように思います。

であるならば、まずは「大量の時間投下が苦にならない分野」を見つけて、そこに「大量の時間を投下し超過利潤を得る」という順番なのではないでしょうか?


■まとめ
・利潤は平均を大きく超えた所からもたらされる。そのためには大量の時間投下が必要な事にも一定の真実が含まれている。

・自分の好きな分野でなくして、そのような時間投下が可能であるはずがない。

・時間投下が先ではなく、時間投下できる分野が先にあるのはこのような理由からなのだ。













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