金メッキが共同幻想を生むのだ [くま日誌]251号
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「金メッキをはる」と言いますが、どれだけ自分のことを(ウソにならない範囲で)大きく見せる事ができるのかというは、特に初期段階では大事な事ですよね。
先日、ちょっとしたバナーのABテストをしまして、
1 外資系企業出身の~
2 商品の説明
3 問いかけ(●●に悩んでいませんか?)
4 ●●の方へ(ターゲット)
という訴求で広告配信をしてみました。
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圧倒的に「1 外資系企業出身の~」が成果がよくて、改めて「金メッキ」の重要性について認識することになりました。
特に組織外で仕事をしたいと考えている場合、嘘ではない範囲で、できるだけよい勘違いをして頂けるような金メッキを作る必要がありますよね。
実際、上記のバナーテストで、金メッキなしのバナーではほとんど反応がありませんでしたので、面白いものですよね。
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この「金メッキ」について改めて、皆様のビジネスにも応用できる点はないでしょうか?
また、金メッキという視点をもって、様々な人のプロフィールやウェブサイトをみると、なかなかのヒントにもなりますよね。
例えば、
・マネージャー → 責任者
・子会社 → 親会社のグループ
・支店にいた → 抜擢
・そこにいた → 立ち上げ
・売上伸びた → 伸ばした
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もう、クジャクが羽を広げるように、目一杯、キレイな羽を広げるためには、どのように表現すればよいのだろう?
と考えることですよね。
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そして、この金メッキが共同幻想の世界を生み出すのだと思っていまして、
例えば、以前、コップに様々な銘柄のビールを入れて、味だけで銘柄を当てるというゲームをやったことがあります。
複数人でやったのですが、誰一人として、ちゃんと銘柄を当てることはできませんでした。
自分は、「この特定の銘柄が好きでそれ以外は飲まない」と豪語していた人も、正しくその銘柄を選ぶことができなかったので、なかなか面白いゲームでした。
ということは、ある意味、このビールがうまいと思っているのは、銘柄のイメージ情報だったりするのかもしれませんね。
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これと同じような事が「金メッキ」というビールでいう所の銘柄になり、その情報があるから信憑性が高まるという幻想が生まれるのかもしれません。
また、その幻想は自分自身にもかかり、共同幻想となり、周囲からの評価を高めるのではないでしょうか。
自分も、クジャクのように「金メッキ」という羽を目一杯、広げていきたいと考えています。
■まとめ
・自分に「金メッキをはる」ことで、周囲からよい勘違いを起こすことができる。
・それは周囲からだけでなく、自分にも幻想をかけることになり、その結果それは共同幻想となるのだ。
・周囲からの評価を高めるには、この共同幻想が必要不可欠である。
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