ナンバーワン戦略 [くま日誌]377号
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昨日はあるツールの使い方を調べるためにGoogleで検索をしました。1位に出てくるサイトは非常に丁寧に使い方を説明してくれていてとても助かりました。
そのサイトの1ページの文字量としては、3万文字程度あり、「この人これに人生かけてるな」と思わずにはいられませんでした。
とてもマニアックな領域ではありますが、その中で圧倒的なコンテンツ量で2位以下を大きく引き離しています。
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このツールを使いたいと思って検索をかけた人の9割は、このサイトを見るだろうなと想像しました。
検索数がどの程度あるのかはわからないですが、(多くはないでしょうが)彼のサイトを訪れた人の一定数が彼のメルマガに登録するのではないかと思います。
彼は個人もしくは少人数のチームでサービスを提供しているように見受けられますのでで十分戦うことができるのではないかと思います。
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こういった内容はどのビジネスにも応用できるような構造を持っているように思います。
1.自身が戦う領域を決める
2.その小さな領域で圧倒的なコンテンツを提供する
3.そのコンテンツに興味を持った一定数の人に有料のサービスを提供する
ということですよね。
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先日も友人と話をしていた時のことです。
彼女はあるマニアックな領域で個人戦を展開しています。
今は口コミでビジネスが広がっているのですがその後の展開について話をする機会がありました。
いくつか簡単に調査をしてみると、その領域で上位を占めている他社の数は多くなく、且つ、その他社が強くないということが分かりました。
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そこでその領域を、とにかく取りに行くことを決めました。少し時間はかかるでしょうが、長期的には安定したビジネスを展開できるのではないかと思います。
またもう一つ重要な視点としては、個人戦を展開する時に数多くのトラフィックは必要ないということですね。領域がマニアックなので当然といえば当然かもしれませんが。
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私としてはこれまで、比較的大きな組織で働いてきたという背景もあり、多くのトラフィックを集めることに重点を置いた施策を考えてきました。
そのためこういった個人戦に対応するマーケティング活動に対してあまり解像度が高くなかったように思います。
最近はゲリラ戦の展開方法ばかり考えているので、徐々にこの辺りの解像度も上がってきてるように思います。
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少し話が脱線してしまいましたが、戦う領域を決めて、その領域で圧倒的な1位を目指すという戦略はどのようなビジネスを展開するにおいても重要な考え方であると考えています。
■まとめ
・自身の戦う領域を決め、そこで圧倒的にナンバーワンを取っていくというシンプルな戦略が、ゲリラ戦を展開する上での最重要戦略である。
・その領域でコツコツと熱量を注ぎ込めば、時間軸を長く取れさえすれば、その領域での第一人者となることができるのだ。
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