エッセンシャル思考の螺旋階段。[くま日誌]356号
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お正月、ゆっくりされている方も多いのではないでしょうか。
たまたま、過去に読んだことがあるのですが、なにげなく「エッセンシャル思考」という本を手にとってみました。
エッセンシャル思考=「より少なく、しかしより良く」というコンセプトになります。
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少しだけ本書の要点をご紹介します。エッセンシャル思考は次の3つの考え方が重要だと教えています。
1 選択
少数の本質的なことを見極める
2 ノイズ
大多数のものごとは不要である
3 トレードオフ
何かを選べば、必然的に何かを捨てることになる
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そのためには、「じっくり考える時間」を確保することが大切だと説きます。手を動かす前に、最終形態を考えるようにと。
せっかくの正月休みなので、じっくり考える時間を意識的に取ることも重要かもしれませんね。
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自分のことを考えてみると、「エッセンシャル=本質」以外の作業に追われることが多かったように思います。
例えば、根回しのためのコミュニケーション、上司に報告するためだけの報告書、出席することが目的の打ち合わせ、などなど。
エッセンシャル思考は本当にその通りだと思うのですが、これを本格的に実践し行動に移すことは現実問題なかなか難しいことですね。
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これには、「余剰資源」という考え方も大きく関係してるように思います。「じっくり考える時間」を確保するためには余裕=余剰資源を持つ必要があります。
少しづつ、その「余剰資源」を増やしていき、それを自分の未来が明るくなるようなエッセンシャルな場所へ時間投下していく、という循環が大事なことではないでしょうか。
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運動のために時間を確保することで、日々のパフォーマンスを上げ、また健康寿命を伸ばすことができます。運動するというのは、エッセンシャルなことですよね。
しかし運動するためには「運動するための時間を確保する=余剰資源」が必要になります。これは物理的な時間もそうですが、精神的な余裕であったり、続ける仕組みに対する金銭だったり。
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エッセンシャル思考の本格的な実践は、
1.エッセンシャル思考を使い、少しづつ時間や金、体力、精神などの余剰を作り出す
2.エッセンシャルな場所に投下できる資源量を徐々に増やしていく
3.さらに余剰が生まれることで独走態勢に
という段階なのではないでしょうか。
「エッセンシャル思考を使った余剰資源確保のための螺旋階段」とも言えるかもしれません。
■まとめ
・エッセンシャル思考とは、少数の大事な事を見極め資源投下していくことである。
・しかし実際には様々な些事があり、実践にはハードルがある。それはエッセンシャル思考を本格的に実践するための「余剰資源」がないからである。
・エッセンシャル思考を使い、余剰資源を生み、さらにエッセンシャル思考を実践していく・・・という螺旋階段を昇るように、実践していきたいものである。
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