見出し画像

キレイなオパールに魅了されたんですがこれは魔法ですね。

=========
令和6年4月2日 くま日誌 474号
本ブログは、熊倉 大輔のブログです。
ひとり起業家へ毎日の気づきを発信しています。
=========

昨日、オパールにドハマりして
オパール屋をやっている方と
話す機会がありました。

「キレイなオパールですね。」

と話しかけたんですが、
そこから少し話が盛り上がりまして
彼がオパールに魅了されるまでの
ストーリーなんかを聞きました。


「オレ、カメラマンやってたんだよ。
 それでBBCとかナショナルジオグラフィック
 とかの写真を撮りにオーストラリアへ
 行ってたんだ。」

「そうなんですね。」

「それで妻の誕生石だった
 オパールを買ったところから
 ドハマりしちゃってさ。

 オーストラリアに家も買って
 住んでたんだよ。

 それからオパールの採掘も自分でやって
 研磨も習ったんだ。」

 「あら。すごいハマりようですね」

「オレのオパールは採掘から研磨まで
 全部オレ一人でやってるんだ。
 
 原価はオレの人件費だけだから
 あってないようなもんだよ。
 安くしとくよ。」


それから、彼がコレクションしている
オーストラリアの国宝に認定されている
オパールを見せてもらいました。

オパールマニアの間で自慢するために
ゲットした国宝オパールだそうです。


結局、自分は本当に石に興味がないので
なんとか買わずに店を出たんですが、
まるで魔法にかかったように、
その後もオパールのことが
気になってしまいました。

他の店もみたのですが、
やっぱり気になるのは
オパールでした。


彼の商売が儲かっているかどうかは
分かりませんが、
どのような商売も、
この「魔法」を使えるかどうかに
売上はかかっているように思います。

魔法・・・
いかにして自分に都合よく
商品を認知していただくか。

ですね。


以前、ネクタイを買ったときの話です。

ちょっといいネクタイを買おうと思って
店の店員さんと話をしていました。

「このネクタイは素材もいいし
 ステキですね。」

「そうなんです。
 これはエルメスと同じ工場で
 作られているんですよ。
 エルメスとついてないだけで
 実は一緒なんです。」


私は魔法にかかりました。

「本来はエルメスなのに、
安く買えるじゃん。」

安直ですよね(笑)

こうしてお買い上げとなったのですが
これはすべてのビジネスにおいて
言えることですよね。


見た目もそうですし、
言葉の選び方や
説明の仕方。

そして商品の背景にある
ストーリーの展開。

コンサルタントのように
ご自身が商品という方は
よくこのあたりご存じかもしれませんね。


学歴や経歴なんかも、
良い勘違いを発生させる
ひとつの装置ともいえるかもしれませんね。

とくに初めから下手に出ることは
マイナスの勘違いを生む可能性があるので、
コミュニケーションとは難しいものです。

イメージとしては、
すこーしだけ上から
ゆっくりボールを転がすような形で
話を展開することが
理想じゃないですかね。


こうして自分に少しでも
よい印象を抱いていただく。

気に入っていただく。
好きになっていただく。

この先に商売が接続されてくる
可能性があるのでしょうね。


もっと言うと、
たとえ商売が接続されなくてさえ
よい出会いをもたらしてくれるのだと
思っています。

ーー
Xでも発信しています。
よろしければフォローいただけると嬉しいです。
https://twitter.com/KumakuraDaisuke

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?