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【くま日誌】リスクの定義を見直してもいいかもしれない。

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令和6年5月25日 くま日誌 501号
本ブログは、熊倉 大輔のブログです。
ひとり起業家へ毎日の気づきを発信しています。
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何をもってリスクと考えるか、
ここの定義は非常に重要だと思いますね。

人によって意見も異なると思いますし、
時代や社会背景によっても違いますからね。

昨日は、
日本の財政状況という
マクロのリスクを書きましたが
今日は、その時代変化による
ミクロのリスクについて
考えてみたいと思います。


ちょっと前まで、
たしかに公務員というのは、
相対的にリスクの低い
職業だったと思います。

この場合のリスクというのは、
会社が倒産したり、
急に合併したり、
リストラになったり
というリスクです。

この前提は
日本国の財政状況が
安定しているという
ところに立脚していますよね。


しかし昨日も書いた通り、
今後は高い確率でインフレが高進し、
財産の差し押さえや一律の歳出カット
という事態が発生するように思います。

そうしたときに
これまで倒産リスクが
最も少ないと考えられていた
公務員が実は見えないところで
リスクにさらされているようにも思います。

財政破綻した夕張市の事例をみると、
市役所職員の給与は年収ベースで平均4割カット。

(私の予想が外れればいいんですが)
これが日本国という規模で
発生する可能性があると思っています。


今後は、「リスク」に対する定義を
見直したほうがよいかもしれません。

今後のリスクは
・稼ぐ力がないリスク
・収入先を少数に依存しているリスク
・国に依存しているリスク

がより強くなってくるように思います。


たしかにこうしたリスクに対する見方と
いうのは古典的なもので
もう30年も前から言われていたことのように
思います。

しかし「総論賛成、各論反対」
ではないですが、少し前までは、

「そうは言っても
 公務員はリスクが低いでしょ」

という形だったのではないでしょうか。


それが今や
オオカミ少年が
オオカミ少年じゃなくなる日が
近づいている(気がします)。

もちろんこの予想が外れる可能性も
あるわけですが、いづれにしても
最悪を想定して
日々の行動をしていくことが
重要ですよね。

たとえば
大きな災害が発生したとすると、
それは、物理的な被害だけでなく、
国の財政的にも、
それによる自身の生活の基盤的にも
大ダメージを追うことも
想像されますよね。


(縁起でもなくて恐縮ですが)
大災害、財政破綻、戦争などが
同時多発で発生する
可能性もゼロではないように
思います。

そんな状況でも生き延びる可能性を
少しでも上げる行動を「今」することが
大切になるでしょうね。

背水の陣を敷いて、
そうは言っても
できることを粛々と
積んでいくことが
生存確率を上げる方法ではないかと
考えています。


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