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③もやもやしてしまう一月万冊の販売テクニックと利権構造

ジャーナリスト烏賀陽氏が良いスポンサーに巡り会って、福島の取材をサポートしてもらうことは何も悪いことではない。しかし、この投稿を見てもらいたい。

さて、毎日恒例となってるYouTubeライブ配信。今日の夜は「コーチング 年収アップさせる抽象度の視点」についてというライブと「認知科学を利用した集客、マーケティング手法について」というライブをやる予定です。

効果の有無はさておき、、、相手の心理をたくみにコントロールして販売するテクニック(商材によっては詐欺にもなりそう、、、)で、価値のある報道(福島の被災地の現状)を販売することにリスクを感じなかったのだろうか?

どうやら一月万冊の販売テクニック、効果が大きいようだ、、、それ自体はテレビショッピングと同じで、営業や販売のビジネスと考えれば何も問題はない。

しかし、一月万冊の人気は、政府と業界の利権構造など大手マスコミが報じないタブーをバッサリ斬るところにある。表向きは「視聴者からのカンパで成り立っている」忖度しない独立系メディアとしてチャンネル登録者から寄付を集めているが、その「一月万冊」で行われるお金集めの構造に、なんだかもやもやしてしまう。

烏賀陽氏ばかり取り上げてしまったが、レギュラー出演者の中で最も矛盾に敏感で、気骨ある態度を貫いているのが烏賀陽氏である。清水有高社長にアドバイスされて500円だったnoteの記事を3000円に値上げしたが、一月万冊と依存関係に陥らないように一線を引こうとしていた。

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最終的には「まんまと巻き上げられている」視聴者の責任だが、「認知科学を利用した集客、マーケティング手法」には宗教ビジネスに似た危うさが潜んでいる。

安冨教授などは「一月万冊」に出演する以前から、「東京大学から年間1000万円を越す報酬をもらいながら、東京大学を批判して仕事をしない」壮大な矛盾を行なってきたので、実に堂々とこの集金システムを活用しているように見える。

それでも視聴者が納得して「お布施」するのは法的に問題なく、倫理的にも賛否あるだろうが、集団で被害を訴えたりされない限り問題にならない。レギュラー出演者が一月万冊に出演する経済的メリットは客観的に見ても大きそうなので、様々な批判はあるだろうが、今後も続いていくだろう。

注目しておきたいのは、こういったレギュラー出演者との「利害関係」である。

また、何らかの共感で「カンパ」を集めたり、情報の拡散に協力する延長に商材がある、、そんなコミュニティーの性質や視聴者との関係性にも注目しておきたい。


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