透明に溶かされて、ぼくは
しあわせだった時間が夢なら良いと思った
つうと伸びる煙草の煙がそよめく風に攫われたとき
少しだけ、鼻をくすぐるこの街の匂い
壊れてしまった夏をツギハギにして
ぼくの明日は今日になって
またひとつ、歳をとったね
ハッピーバースデイ、愛おしいきみへ

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