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【 VARMILO FK2 】FWアップデート v3.2.1とオススメ設定

※ あくまで個人的な安定設定です ※


2024.10.25. 23:00頃に 公式Xにて公表。

WEBアプリからFWのアップデータをDLし、適用させることが可能です。

アップデート内容

その1

【 応答速度を5段階から変更可能に 】
今回のファームウェア更新により、WEBアプリから応答速度を
5段階(S1~S5)で変更できるようになりました。

■ ファームウェア更新後のデフォルトの応答速度
デフォルト設定はWEBアプリの「 S3 」となります。
こちらは格闘ゲームの 60FPS に合わせた応答速度です。
もし「 S3 」で入力抜けが発生する場合は、「 S4 」または「 S5 」をお試しください。

■「S1」「S2」について
「S1」と「S2」は「S3」よりも応答速度が速く、入力遅延が減少するメリットがあります。

元々10/21以前のファームウェアでは、この「S1」の設定となっており、入力方法によって入力抜けが発生しない方・あるいは入力抜けを体感されない方もいらっしゃいました。

そのため、従来の感覚に戻したい方向けに「S1」を、好みにより細かく設定できるように「S2」もご用意しました。
また、ゲームによっては「S1」「S2」の設定でも入力抜けが発生しない可能性もございます。

開発側も認知していたようです・・・。

その2

【モード切替時のケーブルの抜き差しが不要に】

これまで、ゲームモードからPCモードに切り替える際には、「スイッチの切り替え」と「ケーブルの抜き差し」を行う必要がありましたが、今回のアップデートにより「スイッチの切り替え」後にFK2本体が自動的に再起動するため、ケーブルの抜き差しをせずにモード変更が可能になりました。

※これはめちゃくちゃ楽になりました。

その3

【PCモード専用:左上のボタン機能を変更可能に】

PCモードでは、左上のボタンの機能を自由に設定できるようになりました。
WEBアプリの「ボタン設定(PCモード)」画面で「左上のボタン」から設定が可能です。
なお、取扱説明書の記載と異なる動作について混乱を招いたことをお詫び申し上げます。


その4

【第4のモデルが追加】

WEBアプリの「作動点・ラピッドトリガー」画面に「第4のモデル」が追加されました。

この第4のモデルでは、リセットポイントを固定値に設定でき、その右にある「感度」設定により、ボタンを押していない状態から入力がオンになるまでの距離を調整できます。

「ラピトリ設定」のラピッドトリガーの応答を非常に短くすると、その過敏さから、押し方によっては底打ち時のわずかなブレにより入力抜けが発生することがありました。

この第4のモデルは、底打ち状態での安定性を向上させながらも、作動点の応答を早く設定できるモデルです。


その5

■ 一部UIの改善 「作動点・ラピッドトリガー」画面において、次のUI改善を行いました。

・現在設定中のモデルの数値がボタン上に表示されるようになりました
(1:固定設定、2:個別設定、3:ラピッドトリガー、4:第4のモデル)

・ボタンにマウスを合わせるとツールチップが表示され、現在の設定内容を確認できます。

・設定変更時にポップアップが表示されるようになりました。

以上、公式X(ふもっふの格ゲー部)  から引用させていただきました。


上記が今回のアップデート内容です。





つまりどういう事? 【 個人的解釈 】

・応答速度は「 S3 」推奨。「S1」,「S2」は入力抜けします

・3F入力(最速)は難しいけど、4F入力は比較的安定

・第4モデルのトリガー機能はユーザーの研究と追及が必要

・初期FWでは「 S1 」だったため、ラピッドトリガーの性能は高いけど入力抜けが発生していた。


・前回のFWでは「 S3 」に設定して入力抜けを対策したため、
ラピッドトリガーの性能が相対的に低下。


今回はさらなる対策として応答速度を5段階に調整が可能にしたので、

「 ユーザーの好み、ゲーム環境に合わせて調整してくださいね。 」

ということですが公式Xにて、

【 デフォルト設定はWEBアプリの「S3」となります。
こちらは格闘ゲームの60FPSに合わせた応答速度です。】

と明記されているため、現状の仕様では今以上にスト6に合わせたラピトリの応答速度は見込めないでしょう。

1F入力できるけど3F入力は困難。
3F入力できるけど、1F入力が抜けやすい。

・・・・・。

公式Xより引用。

そもそも格闘ゲーム向けに開発されたデバイスなのに60fpsを越える応答速度を追求してもいつ使うんでしょうか・・・?

少なからずスト6のプロシーンでは活躍されることはないと思います。

しかし、最速入力を求めなければ安定動作するため、
・押し心地
・ボタン数
・ボタン配置
などユーザーの好みに合えば良いデバイスとも言えます。



■ 信号の出力自体に問題はない


色々設定を変えて確認してみましたが、FK2 からの出力自体は問題ありません。

『 Gamepad Tester 』 というデバイス動作確認でよく使っているウェブページがあるのですが、ここで確認すると1F未満でも入力は受け付けていました。

ボタン、レバー交換や配線の通電確認はいつもお世話になってます。


RazerKITSUNE、HautePad、FightingStick αでも同じように1F未満でも反応しますしスト6でも問題ありません。

60fps対応の応答速度ですが、他メーカーのデバイスとは微妙に違う応答速度であったり、ラピトリの入力速度が速すぎて格闘ゲームの60fpsには向いていない可能性も考えられます・・・。





・ 応答速度の問題

「 S1 」~「 S5 」まで試してみましたが、

「 S1 」1F入力がかなり抜ける
「 S2 」多少は入力抜けしにくくなった
「 S3 」入力抜けしなくなるけど3F入力がわりと困難

「 S4 」,「 S5 」入力抜けしないけど相対的に入力時間が長くなる。


S1、S2 は非推奨です。
咄嗟にボタンを押した時に入力抜けして
「・・・押したよな・・・?」
ってなります。


現状では「 S3 」が安定です。


※ 弾き入力などで1F押ししなければ入力抜けは起こりにくいです。




・4F入力は安定 

前回の入力抜け、応答速度の遅延など記述しましたが今は比較的安定した設定となっています。

その結果4F入力安定し、3F入力になるときもあります。


自分がどうしてここまでピアノ押しにこだわるのかというと、

・「 技を空振りしてフレーム(F)消費するため 」
・「 ボタン入力受付猶予に合わせるため 」

硬直中やダウン復帰中など、ボタンの入力を受け付けていない時にボタンを押しても不発になってしまいますが、ピアノ押しをすることでより精度を高めるようになりますし、フレーム消費をミスしたくないという部分が大きいです。


例として リュウの立ち弱Pは5フレーム目以降で連打すると連打キャンセルが掛かり連続で弱Pがでます。

※シュシュッって感じ。 ((⊂(`ω´∩)

リュウは前投げ後、最速弱P空振りで+5Fになるので
投げ重ねと打撃の択攻めができるためにフレーム消費を行いますが、
これが連続キャンセルで2回出ると状況が変わってしまうため、確実なフレーム消費が必要です。

※ RazerKITSUNE で検証

このキーディスは全部タイミングをずらしていますが、
赤枠だけ5F目に押しているので、この時だけ連続キャンセルしています。


「そもそもタイミングよく1回だけ押せば良くね?」


って思うじゃないですか。
でも毎回成功率100%なんて難しいです。
そして少しでも精度を上げるためにピアノ押しをしていますが、パッドやキーボード操作の場合にはピアノ押し自体が難しいと思いますので、
あくまでアケコンやレバーレス操作が前提での内容となりますのでご容赦ください。






【 各ボタンの作動点・ラピトリ設定 】

※ 個人的に安定した入力設定

・応答速度

「 S3 」

現状一択。




・左 下 右

「 固定設定:0.8mm 」

個人的に押し込み、離しがちょうど良いです。

もっと機敏な動きにしたい場合には個別設定で離し位置を低くしたり、
ラピトリ設定にしましょう。




・その他ボタン

「 ラピトリ設定:0.7mm 」
「 RT:0.4mm 」

押し込み位置が浅すぎると暴発する可能性があり、深すぎると遅いためにこの位置となりました。

RT値は速くし過ぎても応答速度がボトルネックになるため、
0.4mmで問題ないと感じています。

ジャンプボタン、インパクトボタンなどは浅くしても良いです。

自分は暴発防止のためにマージンを取っているのでこの設定にしました。





【 第4のモデルボタンとは 】

最後となりますが、今回追加された第4のモデルボタンについて、
ラピッドトリガーの ON、OFFとなる位置をそれぞれ設定できる機能です。


移動キーにラピトリは機敏すぎて・・・っていうユーザーに合わせた機能かと思いますが、ちょうどいい設定が見つからず、個人的には使わない予定です。

この機能に関しては今後、X(旧Twitter)などSNS上で他のユーザーからオススメの設定なども紹介されるかもしれませんし、自分で突き詰めることもいいかもしれませんね。





■ 最後にちょっとややこしい話


「 格闘ゲームで60fps以上に対応しているタイトルがありません 」

これは 「 入力受付時間 が60fpsを主流にしている 」ということです。

モニターなどで144hzなどがありますが、
こちらは画面の描画速度が滑らかに描写される速度を表しています。
(1秒間に映し出される映像切り替えの回数=144枚)


たまに混同されている方もいらっしゃいますが、滑らかに見える描画速度と格闘ゲームの60fpsの意味合いは別物です。

PS5も120hz対応ですが、スト6の対戦中は60fpsで固定されますので、入力受付時間はSteam版と変わりません。
(ただしPS5はSteamより入力遅延が若干ありますが・・・)

しかし、描写が滑らかなほうが綺麗に描写されますし、
相手の行動やヒット確認、中・下段攻撃が見えやすくなる利点はありますので、モニター自体は60hzよりも120hz以上の方が絶対に良いです。


ゲーミングPC取扱店舗で240hzと144hzの試遊台があり、比較したときも描写が滑らかに見えました。

60hz ≫ 120~144hz > 240hz以上 って感じですね。

240hz以上はゲームによりますけど体感での違いはほとんどわからなかったです・・・。
今はGigaCrystaの144hzモニターを使っていて不満はないので、ゲームモードがないテレビや60hzモニターでなければ良いと思っています。

それでは良い格ゲーライフを。ノシ

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