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Lofree Ghost軸には1.5mmのOリングが最適

調整した赤軸の接点が安定せず、日々奮闘しています・・・。




ストロークと静音性を兼ねたOリング


0.5mm、1.0mm、1.5mmそれぞれを試してみましたが、
一番しっくりきた厚さが 1.5mm でした。


色々探しましたが、フッ素ゴム製だと耐熱性や耐摩耗性など、通常のゴムリングと比べて上位互換に位置する素材です。

どれくらい保つのかわかりませんが1個当たり約33円で満足できるなら良いかなと。


Oリングのサイズについて


【 内径:4.0 mm  外径:7.0 mm  厚さ:1.5 mm 】

Lofree Ghost軸や赤軸など、Choc V2のハウジング内に収まる上限だと思ってください。

特に外径は7.0mm以上だと収まりませんので、十分に気を付けてください。

内径はスプリングに干渉しないためのサイズです。

たまに見かける
「 ステムの底にワッシャーを重ねるショートストローク化 」
がありますが、この手法だとスプリングが常時ワッシャーの厚さ分押し込まれている状態になってしまうため、押し心地が変わってしまう可能性が高いのでスプリングを避けるサイズにしています。
上記方法を否定はしませんが、個人的に嫌な感触になるので避けています。
小径のOリングであればスプリングに干渉しないため有用かと思います。



この手法だとBOXタイプのキースイッチに使われているスプリング長の違う物でも問題なく収まるため非常に良法だと思います。

Oリングをナイロン、プラスチック、金属製のワッシャーなどに替えると押しつぶされる感触もないため「 カツカツ 」とした押し心地になります。


ストロークの違い


施工前後のストロークを計測しました。
左から施工前、施工後となります。

Oリングの厚さ1.5mm ではあるもののプラスチックなどと比べると柔らかい素材なので、きっちり1.5mm 短縮されるわけではありません。

そのため、約1.3mmの短縮という結果になりました。



実際に押し込むと全然違います。

底までカツンと押し込むまでもなく、非常にあっさりとしたストロークで格闘ゲーム用にカスタムするには非常にマッチしています。


Lofree Ghost軸の接点(AP)が約1.2mmなので、多少の個体差があっても安定した動作が見込めます。

手元にある12個に施工しましたが全く問題ありませんでした。



打鍵音(レバーレスコントローラー)


Oリング無し → 有 の順番で押しています。

同じような押し方をしていますが、生音だともう少し高音域が抑えられているような違いが感じられます。

コントローラーの筐体や部屋の構造などによって反響音が変わってしまうので必ずしも響かないわけではありませんが、音声の波形を見ても明らかに高音域の尖りがなくなっていることがわかるので効果は絶大だと思います。




あとがき


Oリングを入れるだけでショートストローク化と静音化を兼ねることができるため、非常にメリットのあるカスタム方法の一つです。

Oリングはこのサイズがベストマッチだと思っていますが、
あくまでChoc V2にのみ使える。(他は知りません。)
ということを誤解しないようにお願いします。

Choc V1やその他のキースイッチと構造が違うため、使えるかもですし全く合わないかもしれません。

保証はできないので、くれぐれも自己責任でお願いします。

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