月に帰らなくては
丹波篠山で過ごしたあの二週間をときどき思い出す 地元と似た風合いの景色 冬の、キリッとした空気が 山の上だとより一層澄み渡るようで 朝を待つのが好きだった じんと冷たくなった鼻先を迎える指に吹きかける熱い息 冬が待ち遠しい