運転免許証取得の巻

岐阜県の中津川にある自動車学校に来ています。

今回は節約しようと夜行バスを利用しました。横浜駅のYCATを深夜に出て名古屋に朝6時に着いた。

中津川には11時ごろ着けばよかったのでまずは特急しなののチケットを買って、時間を潰すために駅前のカラオケ店に行きました。SixTONESの本人映像のカラオケをかけながらひとやすみ。

名古屋から特急しなのに乗って50分ほどで中津川駅に到着。途中までは街が続いてたんだけど30分ほど経つとめっちゃのどかな田園風景に変わりました。

岐阜県初上陸!

迎えのバスが来る場所に行くともう一人綺麗な女の子が大きな荷物で待っていた。

同じ日にスタートした息子と同い年のKちゃんと励まし合いながら仲良く頑張っております。お嬢で品がよくてピュアすぎる女の子。

自動車学校は高校卒業したての地元の子ばっかり!

わかってたけどはっきり言って浮いてるよ、私。若いってすごいよね。

免許を取るのはほんとに私にとっては人生最大のチャレンジと言っても過言ではない。

自分には無理!!怖い!!私は一生助手席でいい!!と逃げてきた。

実際今まで車を運転したいとも思わなかったし、必要性を感じたこともなかった。

でもやっぱり「山で暮らす」っていう私の願望を実現するには車が運転できないとダメだと、、どう考えても必要で52歳で教習所に行くことにした。

朝8:30に迎えのバスに乗って2時間車に乗ってできるだけ学科をオンラインで受けて3:00か4:00ごろ帰ってくる。

帰ると何とも言えない疲れがあってぐったりしてる。

アパートは新しくて綺麗でとても素敵な1k。周りは山に囲まれてとてものどか。食事は、、三食近くのお弁当屋さんが届けてくれるお弁当、、。さすがに飽きるし野菜が足りなすぎ。でも疲れすぎて今のところお買い物に行く気にもなれない。

先生たちはとても優しく教えてくれるけど進みが早くて「え?もうそんなことするの?」という感じでついていくのが大変。

学科は覚えなきゃならないこといっぱいあって大変。若かったらもっと簡単に覚えられるのかな?

校長先生が私とKちゃんを学校が始まる前に近くのモーニングに連れて行ってくれてこの周辺の話を沢山してくれた。初日から色々親切にしてくれて「面倒見のいいおじさんだね」とKちゃんと話してたら校長先生だった、、笑笑

あーほんとアメリカで免許取っときゃー良かった。

昨日修了検定の実技で合格できなくて私はロビーでしょんぼりしてたら娘から「今話せる?」ときた。「ちょっと今無理」って返したら「今話したい」と切羽詰まった返事が来たので電話した。そしたら「パニック症状が出て震えが止まらないどうしようもう無理っぽいから家に帰る」と泣きながら言っている。パニックの原因や自分の思うところを話してくれ「お母さんに会いたい」と言うから私も会いたくて号泣してしまった。学校の人は多分小林さん仮免落ちたから泣いてるのかな?と思ったと思う笑笑パパが迎えに来てくれて家に戻ったら落ち着いたらしいけどパパと息子は多分彼女の状態を理解しないだろうから帰ったら帰ったで辛いと思う。

彼女はどうするのでしょうか。それにしてもいつものシンクロが起こり離れてても彼女とは同調してるんだと感じる。

仮免はウインカーの継続がなくて減点されてめっちゃ惜しかった。講習を1時間受けて帰ったらもうぐったりで身体が動かなくて何にもしないで朝になってしまった。前日まで勉強もこれでもか!というほどしたのに教科書に触ることもできなくなってしまった。

こんなに辛いことって今まであったかな?

運転したくね〜もう帰りたい!って逃げ出したいって思ったけどもうここまで来たらやるしかない。

思考を止めて別に落ちたって死ぬわけじゃないしゆっくりやればいいじゃんと自分を落ち着けつつも、やるのは私だし、、実習受かっても学科の試験もあるしでほんとにこの状況が嫌過ぎて「やだよー」っ叫んだ。

次の日朝いちからまた検定。今回は手厚く説明をしてもらってどうにか合格した。教官に「死にそうな顔で運転してたよ」と言われたけどほんとに死ぬ思いでやった。

勝たなきゃいけない時がある。

一日Kちゃんから遅れたけどどうにか追いつくようにレッスンを組んでくれてキャッチアップできた。

その日の午後すぐに第二段階が始まっていきなり路上に出た。初めて担当してくれたその先生が、、やばかった。何で今免許を取ろうと思ったのかという話になって、山で暮らしたくて車が必要だからと始めは普通の話をしながら運転していた。走ってたらどうにも巨石が目に入る。先生に「ここら辺って巨石多いですね」と言ったらキラリと目が光った。「何で?気になる?」というから「巨石のあるところは磁場が強いっていうから」と言ったら始まってしまいました。深すぎる話が。

彼はほんとに普通の人ではありませんでした。かなりのポジションにいる人だったしものすごい能力者だった。レッスンの前は担当の先生が生徒の名前を呼んで始めるんだけど私の先生が来ない。おかしいなと思ってたら少し離れたとこから私を見てる。で少ししたら「乗るの?」と言ってきた。すごい見られてるって感じてたけど私のエネルギー見てたの。私の考えてること彼の考えてることがバチバチとハマっていく。50分の初めてのドライブがあっという間ですごい時間だった。60キロ出して普通に山道運転してる自分に驚いた。

僕たちが50分のセッションをしたことで周りの人にもきっと良い影響がでるよ、出会いに感謝、運転は大丈夫!と言って去って行った。

いつもこういう人が現れる。

岐阜の山の上にある古びた教習所にこんな人がいるなんて思わないよ。

素晴らしい景色の中をドライブしたけどほんとに最高だった!

変な話だけど仮免落ちた昨日の私は一回死んで仮免受かって生まれ変わった気がした。

ひとつ大きな山を越した気がした。

で、その先生と出会った。

普通の人にとっては免許取るのは大した事じゃないと思う。私に取っては物すごく大きなことで自分の中の恐怖と向き合う必要があった。

「今行動に移すことのできた小林さんはすごいよ」と先生が言ってくれた。

頑張れそうな気がしてきた。

☀️🌕
































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