雑記

11月某日

友達が、友達を紹介してくれた。SNSで前から繋がっていたのだけど、実際に会うとSNSで感じる印象以上に『少女』で『オトナ』な素敵な女性だった。(気持ち悪い書き方になってしまった。) たまたま祭りをやっていた神社でおみくじをひいたり、植物園で各々の植物への感想を言い合ったり、千駄ヶ谷〜外苑前の家具屋さんでカッコいい家具を見る日は突如やってきた完璧な時間だった。なんだか夢みたいで、その日の出来事をふとした瞬間に思い出して楽しさを反芻したりする。ものすごくささやかなクリスマスプレゼントを贈ろうと思っている。

12月某日

今月は少し仕事が忙しい。忙しいと言ったって、今までやっていた業務となんら変わりはなくてその作業量が増えただけなんだけど、ここのところの気候も相まって少しくたびれてしまった。くたびれた顔で帰宅していたら『お姉さん!23時の顔してるよ!俺なんて見てよ!朝6時の顔!疲れすぎじゃない?』とナンパボーイ(マルチの勧誘かもしれない)に声を掛けられて笑ってしまった。夜20時に相応しい顔で駅に向かう。

9月某日

大好きだった恋人と別れた。元々恋人の『セフレだった』と知らされていた女の子が、恋人の友達を『寝とる』様子をSNSで見たり(その前の『彼氏』もそうだったらしい)するのが嫌だったので、SNSのフォローを外してから喧嘩をしていたのだった。そうこうしてたら他に好きな人ができた、と言われてしまって、私は一体自分が何を嫌だと思っていたのかわからなくなってしまった。『パワー』のある女の子と対立するのは政治的にすごく不利なのだと身をもって体験した出来事でもあった。人と疎遠になるときには、何段階か諦めのステージがあると思う。出会った時の印象や、すごく好きだった時の出来事が鮮明に思い出せる一方で、『今』はどうか冷静に考えるのは難しい。