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”声小さい”だって身体的特徴だろ!気合でどうにかならないんだよ!!!!!!!!

私は声が小さい。
超小さい。
小さいうえに声質的に籠っている、というか、とにかく通る声をしていない。

このせいで、
「声が小さい!」と言われることが多々あった。
「やる気出せ!」とも。

おいおいおいおいおいおいおいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!
声が小さいことがやる気がないってことなのか?あ”??????

と、常々思っているので。


まず、題名のとおり声が小さいってしょうがないことだ。
まじで。
声が小さいことを自覚している私は、
美容室や接骨院なんかで私から話しかけることは絶対にない。
言葉を発するとしても、基本的には「そうなんですか!」と「あーたしかに」のみだ。
けれど、何回も通って見知った顔になったり、
フレンドリーな店員さんだと、こちらも楽しくお話ししたくなる。
そこでちょっとオリジナリティのあることを言ったりすると
「え?」となるのだ。
聞こえないのだ。
届いていないのだ。
その聞き返されの時間が人生の中でもかなり苦手な時間である。
シャトルラン走ってる時間よりはマシだけど、タワーオブテラーに乗ってる時間よりは嫌くらいだ。

さらに美容室なんかよりももっとガヤガヤ度が高い飲食店はハナから聞こえないだろうと理解しながらこちら側も話すように心掛けている。
毎回同行者に注文を頼むのも申し訳ないし、店員さんとコミュニケーションをとることはそこまで嫌じゃないので全然ふつうに注文できている気がしていたのだが、ある日友達に言われた。
「じろが注文するときって陰キャが頑張って声張り上げてるしゃべり方だよね」
・・・・・・その通りですが!?!?!?!?
だめなのかよ!!!
そういうチクチク言葉も言い合える仲だからいいんだけどさ。
こっちは普段よりもちょっと頑張って声を大きくして相手に聞き取りやすいようにの気遣いはただの陰キャにまとめられんのか!陰キャだけど!!!!
いいよね!通る声が出る人は!大きい声が出る人は!


・・・。
だいぶ話が逸れてしまった。
私が言いたいのは、何度も言うけどタイトルの通り。
”声小さい”だって身体的特徴だろ!

なんか声が大きい人にとって、
もしくは声が通る人にとって、
誰にでも聞き取りやすい大きな声を出すことはちょっと頑張ればできることらしい。

大きな声を出さなきゃいけないタイミングは、
割と学生の時に訪れがち。
じろうに訪れたのは2回。

1回めは部活。
中学入学、部活動というものが開始したタイミングで
剣道部に入部した。
テニス部なんかは入部したては体力づくりの走り込みと筋トレ、それと球拾い。みたいなイメージなのだがそれは剣道部も一緒で、一番最初は竹刀すら握らせてもらえなかった。
走り込み←サボってた
筋トレ←サボってた
ともう一つは声出しがあった。

これがなかなか性格が悪くて。
日替わりで一つ上の先輩が審査員になって、
「1年何組~名前~おねがいしま~~~~す!ファイト~~~オ~~~!」みたいなお決まりのセリフを叫んだ1年生を審査する。
合格が出たものから解放されるシステムだった。
雰囲気的にどんだけでかい声を出せるやつでも1発合格はありえなくて、だいたい3回くらいは言わせられるのがデフォだった。
4回目から声のでかい奴は次々に抜けて行って、じろうは必ず最後まで残っていた。
めっちゃみじめ。審査員の先輩も自分の稽古抜けてきてるから申し訳ないし。
マジで嫌だった。仕方ないじゃん声小さいのは!!!
「まだ聞こえなーーーーーーーーい!!!!」とか言われちゃって。
聞かせる来ねえもん。とかぶーたれていた。

こんなのと似たような感じで
2回めの大声タイミングは応援練習。
かなり歴史ある学校(良いように言った)に通っていたので、新入生は朝早く集合して、
応援団と一緒に校歌を歌ったり声出しをさせられていた。
これは名指しで「声小さい!」と言われたわけではないけれど、
整列している新入生の周りを雰囲気出してゆっくり歩いてくる応援団にめっちゃ睨まれていた。
「ハン!全員の前でこんな小さい女の子を怒鳴りつけたらお前が悪者だからな!やれるもんなら怒鳴ってみな!」
の気持ちだったから精神的ダメージがあったわけではないけど、
なんだか理不尽を感じていた。


よく考えてみてほしい。
例えば”足が遅い人”がいるとしよう。
50m走を何回走っても15秒です。
「真面目に走れ!」って言いますか?っての!
(いや、ほんとにこんな感じだった時体育のおばちゃんに言われたわ)
じゃあ”視力が悪い人”がいるとしよう。
何度やっても0.5のCが見えません。右なのに上って言ってきます。
「真面目に見ろよ!気合出せ!」
って言わないでしょう。
”身長が低い人”に「お前160㎝ないのやる気ないだろ!」って言わないじゃんか!!!!!!おい!!!なあ!!!!!

バリエーションを出すとしたらもっといっぱい言えますよ!
だってしょうがないんだ。
これが身体的特徴じゃん。
身体的なことをいじったらいじめになる
という意見もあるくらいですけど!
声に関して気合どうこういってくるのはいじめじゃないですか!!!!
努力でどうこうじゃないし。
視力とか身長みたいに大きい人がいるなら小さい人もいていいじゃないですか!
なんで大きいが正義で、デフォルトで、大きくしようとさせるんですか!
個性潰し!
これだから日本の教育は!!!

と、よくない方向に話が進みそうなのでおわり。

まあ声出し系の行事に対してやる気はあったことないので、
「やる気出せ!」と言ってくる人は私を指導する側として正解でしたよ。

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